椎葉山荘の食事は、山小屋風のレストランになります。
個人的にはこの雰囲気は嫌いではありませんが、プライバシーを重視する人や、お忍びの人には向かないかもしれません。
食前酒、山桃酒。山桃の実が丸ごと入っています。
先付は三種類。
干し薇筍 田舎煮。
吟醸豆腐。薬味取り合わせ。
生野菜蒸し鶏。これは二人分で、取り分けていただきまんす。
日本酒。確か、天山だったと思います。こうして出てくるとおしゃれですが、個人的にはラベルが見たいので、瓶のままでも良いのですが。
吸物 すっぽん玉子豆腐。
造り。これも取り分けていただきます。
ひらめ、鱒の酢〆、お茶蒟蒻、長芋。
ここの料理は取り分けるものが多いです。
なぜか、と考えたのですが、場所がら、多分、器を見てもらいたいのではないかと。
使いこまれていますが、きっと良い器なのでしょう。
煮物。野菜の下処理が完璧、煮具合も文句ありません。
強肴。大正屋特選牛ロースしゃぶ鍋。二晩続けて牛しゃぶしゃぶとなりました。
若いころはステーキじゃないともったいないと思っていましたが、ようやくしゃぶしゃぶの贅沢さがわかるようになってきました。
替鉢。鮎煮浸し、枝豆、稲庭うどん。
枝豆も煮びたしなのがポイントです。
御飯はうれしの棚田米生姜御飯。
デザートは果物とブルーベリーとクリームチーズの黄身しぐれ。
椎葉山荘の夕食は、びっくりするほど手の込んだ料理や、インパクトのあるものはありませんが、全体として平均以上で、レベルは高いです。
そして、やはり従業員の対応は素晴らしく、特に料理の出てくるタイミングはほぼ完璧と言ってよいと思います。全体に目の行くレストランスタイルだからこそとも言えます。
今回宿泊した3件の宿、それぞれ非常に満足度の高い宿でした。
<4日目に続く>
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