マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

知床観光船沈没事故に思う(その2)

2022-05-02 22:12:12 | 社会問題
知床半島沖で発生した観光船の沈没事故に関して北海道を所管する第一管区海上保安本部が運航会社への家宅調査を実施、段ボール3箱ほどの参考資料を押収したとのことだ。
聞くところによると当該会社の安全管理はひどく杜撰であったようだ。
今からいくら改めてもなく亡くなった人命は戻らないが再発防止に向けて詳細に分析し次に繋げて欲しいものだ。
ただ今回の事故に関しては監督官庁である国交省・海保庁にも反省すべき点があるはずだ。
当該会社は昨年2度も事故をおこしている言わば札付き事業者である。
それがどうして安全管理が確認されないまま放置されていたのか?
事故の数日前にも船長から衛星無線ではなく携帯電話による通信手段だけで運航許可を与えていたようだ。
しかも船長はAUがつながりにくいことはよく知っていたという(当該地域はドコモだけが辛うじてつながるという)。
僚船の船長がものすごい剣幕で国交省の係員に怒りをぶつけていた。
もしどこかの時点で役所がストップをかけていたらこんな悲惨な事故は起こらなかった。
無論事業者側にすべての責任があるのだが行政サイドにも非の一端はあるのだ。
行政部門も反省すべきは素直に反省し次につなげてほしい。

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