あら、予想以上にスケールでかっ!
「小さな村の小さなダンサー」72点★★★
1972年、中国・山東省。
11歳の少年リー・チンシンは
毛沢東の文化政策によって
バレエ団にスカウトされる。
厳しい練習を積んだリーは
やがてダンサーの才能を開花させ
アメリカに留学することに。
そこで自由と愛を見つけたリーは
ある重大な決断をする……。
中国版「リトル・ダンサー」って宣伝文句から
小さな可愛らしい作品かと思ったら
意外にスケールでかかったです。
どちらかというと
バレエ版「ラスト・エンペラー」って感じ。
ちと大げさか。
実在のバレエダンサーの生涯を
奇をてらわない
オーソドックスな演出でしっかり描き
画面の色味といい
正統な感じといい
なんとなく80年代っぽい。
なにより
このドラマチックな話が実話で
しかもほんの最近のことだという事実に
けっこう驚きがありました。
主人公のお母さん役で
ジョアン・チェンが出てくるのも
ラスト・エンペラーを想起させた理由かも。
ほかにも
あの懐かしい人が出てくるのでびっくりしました。
いや~久しぶりだなあ
カイル・マクラクラン!
★8/28からBunkamura ル・シネマ、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開。
「小さな村の小さなダンサー」公式サイト