上映時間5時間30分!

でも3部構成なんで、休憩アリですよ。

「カルロス」48点★★☆


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1974年から数々の殺人やテロに関わってきた
実在のテロリスト、カルロス(エドガー・ラミレス)。


「第1部」では
1970年代、ベネズエラ出身のカルロスが
数々の事件を起こし“伝説のテロリスト”になっていくまでを


「第2部」では
ウィーンのOPEC本部を襲撃した大事件が、
「第3部」では
米ソ冷戦が終わり、
革命家の役割が変化していく様が、それぞれ描かれる――。

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「夏時間の庭」(好き!

1974年から活動してきた国際テロリスト、
カルロスの20年を描いた劇映画。
冒頭に
「史実や報道に基づく、しかし、フィクション部分もあります」の断り書きがあって
イヤな予感がしたんです。

こういう弱気な断り書がある映画は、
大抵つまらないんですよ(苦笑)

で、どうだったかというと
う~ん、ダメだった。

もっと焦点を絞って2時間にできただろ、的な。
同じくフランス映画で
“社会の敵No.1”とされた実在の人物を描いた
「ジャック・メスリーヌ」を思い出したなア。

ただ、もう時間軸に沿って
出来事が起こるだけで、
彼の「大義」とはなにか、とかも見えてこないしなア。

主演俳優の体重増減


題材の割りには血も流れず、さしたるエロチックもなく(これも大きい。笑)
退屈でした。

まあ3部構成なので、
小説感覚だと
とりあえず上巻買い、という感じでお試ししても。

2部が一番盛り上がりましたが。
しかし見ながら思ったのは、70年代という時代のおおらかさ。
人相最悪な男たちが、



国際会議の場にノーチェックで歩いて入れちゃうんだもんね。

いまなら歩いてるだけで職質もんよ?(笑)

それに冷戦終結後も
シリアだイエメンだイラクだバスクだ、と、
革命家の需要がいつの時代でも
意外にあることにびっくりしました。

★9/1(土)からシアター/イメージフォーラムほかで公開。
「カルロス」公式サイト