冒頭から“とんがった感”ギンギン!


「デッドプール」67点★★★☆




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ウェイド(ライアン・レイノルズ)は
かつて特殊部隊に所属した
優秀な備兵。


いまは引退し、
好き勝手に悪い奴を懲らしめる

荒れた生活を送っていた。

だが彼は
運命の女性ヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)


まっとうな人生を決意する。

が、そんな彼に
運命は残酷な仕打ちを――?!

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ヒーロー乱立の世に現れた
「規格外」で破天荒なマーベルブランドの新スター。

「ウルヴァリン:X:MEN ZERO」(09年)にも登場し、
この期を待っていた、という
ライアン・レイノルズが演じています。

しかしライアン・レイノルズ、最近超復活!という感じ。
特に「白い沈黙」(14年)「黄金のアデーレ」(15年)がよかったけど
「ハッピーボイス・キラー」(14年)の危うさもあり
本作は、そっちの系統かも(笑)

彼が扮するデットプールは
ある事情で、不死身になってしまったヒーロー。
そもそもの身体能力が高く、

ヒーローの素質は十分にあるんだけど

倫理観はゼロ。

行動の動機も「正義感」ではないというのが
新鮮なんですね。

×××的な言葉も平気で言うので
ヒーロー映画なのにR指定をくらってしまった、という(苦笑)

そこに
「テッド」や「キック・アス」的なおもしろさが
確かにある。
シリアスな戦いの前に
「あー!タクシーに銃の入ったバッグ忘れてきたっ!


ハリウッドスター実名でおちょくったり。
「X-MEN」とのリンクもいいネタになってて
楽しめます。
ただ残念なところに
戦いシーンはちょい退屈だったんですが

続編も決定、今後の展開も
期待できそうであります。


★6/1(水)からTOHOシネマズ 日劇ほか全国で公開。
「デッドプール」公式サイト