ドラマは未見ですが
なるほど、人気の理由がわかった気がする。
「ダウントン・アビー」69点★★★★
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20世紀初頭、イングランド北東部、
自然豊かなヨークシャーにある
壮麗な大邸宅「ダウントン・アビー」。
先代の伯爵未亡人(マギー・スミス)と
その孫であるメアリー(ミシェル・ドッカリー)を中心にした屋敷では
大勢の使用人たちが働いている。
そんなある日、イギリス国王夫妻が
ダウントン・アビーに一泊の滞在をすることになる。
メアリーたちも、使用人たちも
めったにない名誉にてんやわんやとなるがー―?
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2010年にスタートし、2015年まで
世界200以上の国と地域で大ヒットしたテレビシリーズが
シリーズ終了後から数年後、の続きのスタイルで映画化されたもの。
ワシ、ドラマは未見。
人物関係がわかりにくい部分は少しありましたが
2時間見てれば、ほぼわかったので
ダウントンアビー初体験者にも、おすすめです。
地方貴族の屋敷「ダウントン・アビー」に、
イギリス国王夫妻が滞在することになる。
なんと名誉なことよと、当主たちも召使いたちも浮き足立つけれど
準備はまあてんやわんや。
その大混乱のなか
直前に王室付きの執事や召使いたちがやってきて
「私たちがやるので、あなたたちは下がってるように」と
ダウントン・アビーの使用人たちは仕事を奪われてしまう。
「そんなわけにいくかい!」という彼らと
王室側の使用人たちのプライドをかけた剣突。
さらに、当主側にも
相続問題などさまざまな火種が――?!
・・・・・って
まあ正直、平民にはどうでもいいわい!って話なのですが(笑)
展開もよくできているし
贅沢三昧で自由そうで
実はいろいろ不自由な貴族の暮らしを
「ま~、あそこもいろいろ大変そうよねえ」って
お茶をすすりながら、楽しむ。
そこに圧倒的な魅力がある最強コンテンツなんだなと
改めて感じ入った次第です。
それに、ダウントンの当主一家には
けっこう若くして亡くなってる人がいたり、いろいろあったんだなあと
この映画を観るだけで、
テレビシリーズに興味もわきました。
なにより一番に感じたのは
ロイヤルファミリーの来訪にも耐える屋敷と調度を
「整える」当主や使用人の姿勢。
多大な苦労を伴いながらそれをする彼らのプライドに
「美」をみました。
★1/10(金)から全国で公開。