この原作者が
秋元康氏の弟子で
AKB48のプロデュースにも関わっていたなんて
わたしゃ全然知りませんでした。
ヤラレタ~
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」71点★★★☆
通称「もしドラ」です。
入院した親友を引き継いで
野球部のマネージャーになった
みなみ(前田敦子)。
「この野球部を甲子園に連れて行く!」と
宣言したものの
部員たちのやる気はゼロ。
監督の加地(大泉洋)も
まったく頼りにならない。
困ったみなみは、ある勘違いから
ドラッガー著の『マネジメント』を手にする。
「なにこれ?経営学の本じゃん!」
放り出そうとしたとき、
ふとみなみにひらめくものがあって――?!
原作未読で、ずっと気になってたので
まず「おお、これはよくできてるなあ」と思いました。
映画のあと、そのまま原作手に取りましたが
ほぼ元ネタに忠実なんですね。
原作者が脚本にも参加しているし。
そもそもの話のアイデアの面白さ、
タイトル含むキャッチーさ、
旬アイドルの起用、といった
プロデュース力の高さに
中身が伴い
青春肖像がうまく形になっている。
“商売臭”を消し(余計なカメオ出演とか、目にあまるタイアップグッズとかないし)
若い役者たちに場をまかせ、
映画として
思いのほか「真摯」に作られているのも
よかった。
特に「今までの陳腐化したやり方を捨てる」
というマネジメント論が、
野球に繋がるくだりには
やられた!という感じ。
なーるほどねー。
またうまいのが
高校野球を感情論や根性論に流されずにやる=ビジネスライクで無味乾燥、
とはならないところ。
逆に正々堂々、の
精神性を高めることになるんですから
よく考えられてますなあ。
スポーツものにありがちな
不良少年や暴力沙汰など
定番障害がないのもいい。
ダメダメ~な監督役の
大泉洋がしっかり芝居をしてくれてるし、
それにやっぱり
前田あっちゃんはカワイイ。
キッパリ物を言い、意志を感じさせる目力で
打席にも立っちゃう
ボーイッシュなキャラをキメてくれます。
素直にのっかって、
爽やかな気分になりました。
カ~チュ~シャ~♪
……平和です。
これも被災地の学生たちに向けて
野外上映会とかしてあげたら
最高にハッピーじゃないでしょうか。
★6/4から公開。
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」公式サイト
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます