ブラックな笑い満載のアルゼンチン発映画。
こういうの好き(笑)
「人生スイッチ」74点★★★★
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ほんの些細なきかっけによって
人生を変えてしまう人々の姿を描く。
仕事で飛行機に乗った美しきファッションモデル、
郊外のレストランで働くウェイトレス、
一本道を新車で気持ちよく飛ばす男……。
それぞれの人生に、何が起こるのか?
そこには
どんなきっかけがあったのか?!
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ブラックな笑いのショート・ショート6連発。
意外な手段で積年の恨みを晴らす者あり、
「ムカッ」ときた一瞬の行動が、悲劇へと転じる者あり……と
日常のあるある場面から
人間という生き物のしょうもなさを描き出します。
シュールさと、ときにやりすぎなくらいの不快さ、
後先考えずに「やってやったぜ!」な爽快さが
実におもしろく
隣人トラブルを描いたアルゼンチン映画
「ル・コルビュジエの家」を思い出しました。
タイトルロールに映される
動物たちのネイチャー写真はどういう意味だろう?と思ったんですが
原題が「WILD TALES(野生の物語)」で、なーるほど。
人間を動物としてみた
“人間観察学”という意味なのかなと。
おなじみ「週刊朝日」「ツウの一見」でお話を伺った
ラテンアメリカ文学者の久野量一先生もおっしゃっていましたが
この映画、アルゼンチンでもかなり話題で
見た人はみんな
「どの話が好きだった?」と聞きたがるそう。
確かに観たあと
「どれがおもしろかった?」を話すと
めちゃくちゃ盛り上がります。
ワシは1話が一番好き。ねじ曲がってますハイ(笑)
2話の猫いらずも捨てがたいし、
3話も「わかるわかる!」だし
4話なんて社会や制度に反抗的なワシがいかにもやりそうな話で反面教師(苦笑)
5話のラストは最高だった。
6話はちょっとお腹いっぱいだったけどね(笑)
きっと爽快な気分になりますよ。
★7/25(土)からヒューマントラストシネマ有楽町、シネマライズほか全国順次公開。
「人生スイッチ」公式サイト
タニタニックかあ。いいっすよね。
ワシらの時代の「風と共に去りぬ」的な。
ディカプリオ、かっこよかったなー。
遠巻きに取材したなー懐かしー
私としては4話が一番ツボかな。
5話は愚息と言うより(好意的な表現ではなく悪意に満ちた方の)親バカと言いたいし、一番嫌いな話ではあります。
しかし、どのエピソードも始まりは些細なことなんですね。そこが一番のツボか...。
聞いたところによると
本国アルゼンチンでも
4話が一番人気のようですよ。