昨日はベルギーでしたが
今日はお隣り、オランダ発のダークコメディ。

「素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店」64点★★★☆



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オランダの大富豪の家に生まれたヤーコブ(イェルン・ファン・コーニンスブルッヘ)は
母の死で天涯孤独の身となった。

生きることに意味を見いだせない彼は
巨額の資産を寄付し、自殺の計画を立てる。

そんな彼が出合ったのが、
ブリュッセルにある謎の会社「エリュシオン」。
そこは、葬儀会社が裏家業として営む
「あの世への旅立ち」を手助けする会社だった――。

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死にたい人を後押しする会社――という発想のコメディ。

死にたい青年ヤーコブは

いつ、どこで死ぬかわからないという
“サプライズコース”を選択する。
だが、彼は
同じくサプライズコースを選択した
アンネ(ジョルジナ・フェルバーン)という
キュートな女性と出会い、


二人で“あの世行き”からの
逃避行がはじまる――



冒頭からゆる~く、でも、暗~いムード

とにかく
ユーモアが独特。

「人生はマラソンだ!」もそうだったけど、
オランダの笑いの感覚って
不思議に乾いてて、ブラックで

クール&ドライな北欧の笑いとは
また違うテイストというか
「笑っていいのコレ?」

かなりニッポン人感覚と違う(笑)

なので
微妙にとっつきにくかったりもして

ワシには、もうひとつツボらなかったのですが
そこが
おもしろさでもあるんでしょうね。

「コーエン兄弟を彷彿とさせるブラックコメディー」とか
「チャーリー・カウフマンのようなシュールさ」といった
海外評もありましたぞ。


にしても
「神様メール」の神様も、本作の「あの世行き」を手伝う会社も
ブリュッセルにある、というのが
なんかおかしかったです。

★5/28(土)から新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開。
「素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店」公式サイト