25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

その土曜日、7時58分

2019年05月03日 | 映画
 今日は客の入れ替え日なので、曽根に行った。家の前の海岸広場は釣り客でいっぱいである。
 庭の草木を少し切り、躑躅の高さを揃え、長い雑草を切った。連休が終われ草刈り機で刈り取るおとにしよう。足もそろりそろりと動かす。池の水草も適度取った。下半身に乳酸がすぐに溜まる。スプレイでもしたら乳酸が散って元気回復物質にならないものか。
 メディアは交通情報でも流さないといけないかのように、渋滞情報を真面目に流す。ディレクターがきっとくそ真面目な人で、メディアが情報をかき乱していることをしりながら、それ以外の企画が浮かばないのだ。令和、令和とあおぎ、国民の一部は騒ぎ、メディアは嬉しそうに映像にする。二人の小学生が驚いていた。今日も明日も変わらないのにと。よほど冷静である。
 テレビはこんなことばかりしているので、夜は映画でも観る

 昨晩は「夢も希望もない男たち」の映画を観た。「その土曜日、7時58分」というタイトルだった。因みに原題は Before the devil knows you are dead.(お前が死ぬことを悪魔が知る前に)
こんなタイトルをつけるとは、アメリカ人の多くの人は知っているのだろう。
金に行き詰まったと兄は同じく離婚による養育費と借金返済で苦しむ弟に、両親のやっている宝石店を強盗しようと誘う。ドジでまったくのカスの弟は実行犯を担当することになるが恐ろしくて、知り合いに頼んでしまう。はたして両親の母は強い女で、知り合いの男が入って行って、拳銃で脅すが、母は隙を見て犯人を撃つ。犯人も店番の女(母)を撃つ。その女は倒れても、二発目を見事に撃ち、犯人は死ぬが女も病院で死ぬ。ここから兄弟、両親、特に父親、妻、元妻たちの生活がさらに逆吊りのようになって転落していくのである。どこにも救いがなかった。