25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

2つの掘り出し物映画

2019年05月05日 | 映画
 Tsutaya にナタリーコールのCDがたったの200円で売っていた。これは拾い物だった。スタンダードジャズソングばかりで、彼女は一曲一曲をまるで歌曲を歌うみたいにくそまじめに歌っている、まあ、昔、藤山一郎とか東海林定夫のように歌っていたのだろう。父ナット・キング・コールとのヂュエットも入っている。
 ストリングスが伴奏に入っているので、ちょっと気にいらないが、なにせ200円のビックリもんだ。
 Tsutaya が昔の映画を発掘して準新作でレンタルしているのが多数ある。Tsutaya のスタッフがじっくりみて、これいいじゃないかと感じたものをDVDにしてレンタルで売り出しているのだりう。2枚借りた。偶然にも大林宣彦監督のものだった。ひとつは「北京的西瓜」もうひとつは「廃市」。「北京的西瓜」千葉県船橋市の八百春という八百屋の親父が中国人病といわれるくらい、中国人留学生の面倒をみる話である。物価の高い1987年の話で、実際はさらに9年前の話らしい。中国からの留学生たちはなにかと八百屋の親父におとうさんは、おとうさんと言って困ったことがあれば相談する。その病的なお世話に家族も巻き込まれ、八百屋春が納税してなかったことから、差し押さえが入りと、散々なのであるが、留学生たちが助けてくれる。彼らは国に帰れば、出世する人たちだ。医師や役人、海外で先進知識を学んだものたちである。感動とまではいかなかtらが、困っている人を見たら見捨てておけず、自分犠牲にしてまで入れ込んでしまう。
 「廃市」を借りたの福永武彦の原作本を大昔読んだからだ。「海市」はよくおぼえている。「風のかたみ」も興奮して読んだ覚えがある。ところが「廃市」は雰囲気くらいしかおぼえていない。「カモメ食堂」の小林聡美が主演である。今晩、観賞しようと思っている。なぜ忘れたのか、も探ってみたい。