今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

カレーリーフでテンパリングを試みる。

2019年12月06日 | 素材
生のカレーリーフをGetしたので・・・、

(とりあえず使い切れるのか?ってぐらい)大量にある為、少し多めに使ってみようとは思うが、小さい葉とか欠片みたいなのを集めて1枚としようと思う。
結構小さい葉っぱなんだな・・・)
※カレーの香がするのかと思いきや、蜜柑の葉のような薄っすら柑橘系の様な香りか。
(鼻が悪い方だが、結構香りが穏やかな気がする)
※5枚前後の容量

まだ枝に付いているカレーリーフはハーブをこそぐように一度に取ると早い

とりあえず鍋に油を敷いて温め
(カレーって結構油を使うんだよなー)

余っているホールスパイス→クミン→カレーリーフの順で入れ、カレーリーフの香りが立ったら

(ミキサーでの)横着技のニンニク・生姜・唐辛子・玉ねぎペーストをジャバー~っと
今回はここにパウダースパイスを入れないで焦げる事の苦みを防ごうと

焦がさないように水気が少し無くなるまで炒めて
(※この塩梅が難しく、焦げると苦味が出るし、生だとジャリジャリする。適度な塩梅と加減で)

鳥を茹でた時のスープが余っていたので(出来れば1度温め)加えて一煮立ちさせ

(本来この辺りでパウダースパイスを加えるが、今回はカレー粉が余っているので)
気候変動と台風災害でトマトが高いのでトマトジュースを入れ1煮立ちさせて

そろそろ冷凍の賞味期限がヤバイ余っていた鮭を投入
(まだ冷凍ヤケをしていないから大丈夫だろう)

(面倒なので凍ったまま入れたので)少し煮込んで

茹でておいた常備菜にしているオクラと、シーフードミックスを少々入れて煮込んで
シーフードミックスのアサリは凍ったまま入れ強くない火で短時間で仕上げると、あまり縮まない気がする

カレー粉を大匙3ぐらい
(自分でスパイスを調合出来るのに、豊洲市場でなんでこんなに・・・、便利っちゃあ便利なんだけれど、個人の量じゃないよね・・・)

弱火で煮込む
(蓋は水分量の加減で自由に、蒸発させたければ蓋を取って、水分を残したければ蓋をして・・・※但し蓋をすると温度が上がり易く焦げ易い&香りが飛び易い&シーフードに熱が入り過ぎる可能性もあるので適宜)

鮭が甘塩の鮭で塩気が出るし、シーフードミックスも海のモノなので若干の塩気は出るから、塩を「少し」足して味を調整、
(これから煮込むから最初は薄味なのは和食の煮物も一緒)

味をみて、お、完璧、完璧!!

(↑フォントサイズを大きくして自分で美味しい事を強調する事は普段はしないが、今回これが大事だったので

このままで終わらせたかたっが・・・、今回は後からテンパリングをする事が目的なので、

テンパリング

「テンパリング」っていうと製菓でチョコを溶かすテンパリングが有名だが
失敗をしたテンパリング
リベンジをしたテンパリング
熱いスパイス油を中華料理の様にカレーにかけて風味付けをする最近流行っている技らしい。
(ただカレー屋さんであまり最後にこれをやるお店は少ないそうだ←商売上、味を安定させないといけないし、味のコントロールの問題なのかも?しれないな。培ってきた味もあるし)

・余っているクローブ(←何故こんな臭いモノを大量に買ってしまったのか・・・)
・シナモンの欠片(←シナモンも苦手なのであまり使わん、高いし)
・クミン(←マスタードシードが高かったのとクミンの方が汎用性が高そうだから)
・カレーリーフ5枚前後(←注:最初に使っているので今回は多過ぎる、あくまでも練習)

どっちのフライパンを使おう、小さい方はオムレツに使うからカレーの香が移ると嫌だな・・・

大きいフライパンを使う時は、少し斜めに傾けてコンロに置き、油を溜めて使う事がPOINT!!
※火傷しないように!!!
※あまり油を多く使うとカレー全体がオイリーになってしまうので要注意!!

最初は固いスパイスを油の加熱前から入れて、香が立ったら→粒のスパイス
マスタードシードの様に跳ねる場合は蓋をする、概ねクミンは大丈夫だと思うが)

カレーリーフを入れて5秒ぐらいで

鍋に入れ
「ジュワ」っと音がしたり、少しハネそうだが、少し温度を下げてから入れると怖くない!!

弱火で

5分ぐらい煮詰めて完成なのだが・・・

どーも、最初に味をみた時点で完璧だったので後からテンパリングをした為に味がズレてしまった・・・
テンパリングは上級者向けなのかもしれないな・・・

だからここからはガラムマサラみたいにスパイスを足す。
苦味が足りないのでターメリック

スパイシーさに欠けるのでクミン(←結局クミン頼みかい!!?)

遊びでオールスパイスを少々
後から調整が出来るの「も」カレーの真実、後で調整を出来る。流石人口の80%がB型と言われる国だけの事はある。

完成。
(なのだが、どうも『盛り付けが違っているんじゃないか?疑惑』が、←広いところにカレーを置く画像を見付けたのだが・・・
ジャガイモを蒸した常備菜があったので置いてみる、やはりホっとするんだよ。
これを齧りながらビタミンCも摂れるし

カレーリーフを食べるか?食べないか?ネットで調べたが・・・
・現地では食べる時に出すという意見
と、
・食べられるという意見が
(因みにカレーリーフの黒い実の種には毒があるらしくて、花は白く花言葉は「永遠の愛」だそうだ)
食べても害は無さそう?だが、いずれにしても実験だったので入れ過ぎたな、取るの面倒臭い。

ナンも
(焦げは取って)

買ってきたばかりは冷蔵庫の野菜室で(出来れば紙に包んで)保存をしていたが、

やはり個人では使い切れんのでビニールに入れて
(本当はバラして水気を全部拭いてからの方が良いが疲れていて・・・)

ジプロックに入れ

冷凍をする、香りは落ちるが量を多めに使えば問題は無いそうだ。
※冷凍の場合は凍ったまま使う←ハネそうだな。

カレーリーフは月桂樹の葉(英:ローレルorベイリーフ・仏:ローリエ)で代用を出来るというハナシ・・・じゃあローレルでいいじゃん!!

乾燥をしたドライ・カレーリーフの方が格段に安いが、香りが落ちているそうだ。

出来れば生で使いたいところ。
(特に南インドのカレーを作る時は)

※で、結果的に味の方だが、結果から言うと美味しかったのだが・・・
最初の塩を入れた後に味見をした時点で完璧だったので、
テンパリングをすると、油が少なくてもやはり多少はオイリーになってその差とかズレって結構大きい
その為にガラムマサラのようにスパイスを加えてコントロールをしたし、結果的には美味しくなったけれど、別に俺は最初の時点でも良いっかなーって。
(プロが作れば違うのかもしれないけれど)
テンパリング、楽しいけれど、そんなにカレーにこだわっていないので。
(こだわらないから何の具材を入れても楽しい!!というか←料理の本質はコッチ)
「材料やマニュアルが無ければ出来ないのが調理で、無くても出来るのが料理」ってよく別の板前さんと話した。

あと辛いのが苦手なので今後、辛さに麻痺をして本質を見失い誤魔化されたくないし、
(ギアを変えればある程度の辛いのも食べられるよ、でも、あまり辛い物を食べ過ぎると
・まだ出ていないアレルギーの発症に繋がったり
・怒りっぽくなったり
・胃腸に強過ぎて食道癌や胃癌にも近付いたり
するから)
適度な辛さにしておくんだ。
その辛さのコントロールも出来るようになった。
ただ辛いだけのものを食べるのか?それともスパイスの風味を食べるのか?ってところ・・・

『オマケ』

オマケ①『冷凍のカレーリーフを使って鯖カレー』

塩サバだけれど一応塩少々とターメリックをふっておく

玉ねぎがやや少ないからニンニクを多めにし、ショウガもそれに合わせて僅かに増やしてみた

ニンニクを増やした分、ウェっっていう成分を省く為に西洋料理みたいに芯を取る。
底を切ってから半分にし包丁の『アゴ』で取ると、取り易い)

※フードプロセッサーが回りヅライ時は多少、本当の多少の水を加えると回り易い。

今回使うスパイスはなんにしようかな?
・・・ってクローブが余っているのと、シナモンは甘くなるので避けてみようかな
あとシーフードなので黒コショウ?
あと、マスタードシードが無いのでクミンシードでカレーを作っているという気分的に代用。
それと冷凍しておいたカレーリーフ(←カレーリーフと市場で買ってきた業務用のカレー粉があると結構カレーを作るかも)

鍋に多めの油を敷いて軽く温め、
(やはりカレーは油を多く使う、これでも少なくしたのだが・・・

鯖を揚げ焼き

温めたフライパンの方が焦げ付かないんだよな・・・、ただ、デカイのしかなくて・・・でも、鍋を空焼きしたくないし、悩む。

鯖を取り出して

一応、熱い油がハネないように注意をしながらこそいだ・・・

ホールスパイスを入れ香りを出し(←※これがやりたかった、魚を1度取り出した魚油でカレーを作るという行為)

冷凍のカレーリーフはハネるので1度火を止めてから
生の時より冷凍をすると香りが落ちるので倍量投入

香りが立ったら唐辛子と共にフードプロセッサーにかけた香味野菜ペーストを入れ、サッと炒めて6割ぐらい水分を飛ばしたら、本来ここでパウダースパイスを入れるのだが、カレー粉が異常にあるので今回はここでは入れない。
※カレー粉って1度加熱して販売されているものだからここで炒めると2度焙煎する事になり苦くなる。

無糖のヨーグルトを少し投入

焦げないように少し弱めの火で、かき回しながら少し炒めて多少の水分を飛ばす。

水カップ1半ぐらい(←結構入れる)を足して、鯖を戻し
(写真順序が逆だけれど気にしない)

砂糖と下味の塩(←薄く)

1度煮立てたら蓋をして2分~3分ぐらい弱火で煮て~

カレー粉を入れる、そんなに多く入れなくていい

本来カレー粉を使わなくてもマスタード類で出来るので、粒マスタード入れようかな・・・
(「ぶどう糖」とか、いろいろなもの入っているんだよな・・・)
小さじ1ぐらい入れちゃえ・・・

再度蓋をして、台所をキレイにしている間、時々「蓋を開けて」魚の身が壊れないように優しく木べら等でかき混ぜながら弱火で煮て(5分前後かな)、

塩で味を調える。

少しまあるいイメージ過ぎるので(オイリーなのもあるが)、苦味が少し足りない為ターメリックと、味をシメたくてオールスパイス(←1つの実なのにナツメグ・シナモン・クローブ等、色々な香りが入っていると言われて便利、ジャークチキンも作らないし)を入れてガラムマサラ代わりに。
(まあマサラなんだけれどね、スリランカ的なイメージも加えて黒胡椒も入れれば良かったかな・・・?まあ結果的に出来たのだからいいや)

ワリと水分が無くなってドロッとしたら完成。
今回はかなりマイルドなので最後のテンパリングはしなかった
(やはりオイリーで味をコーティングしてしまうと嫌だし、最後に「使う」・「使わない」を選択出来るようになって初めてテンパリングのスタートラインの下の下に来れた感じなのかも)
出来た!!、まあ美味しいとは思う。
※手で食べた方が魚の骨やカレーリーフは取り除き易いかも。

多少こそいだからか、鍋も焦げ付かなかった。

・少量のカレー用のフライパン鍋を買うか?でもカレーもリゾットみたいに又作らなくなるかな・・・
※玉ねぎや香味野菜と水(又は出汁)の量で、人数分の量・鍋は調整だな。


オマケ②『玉子カレーでテンパリング』

玉子カレーにしようとしたら、油の温度にビビって温度が低かったのでクミンシードの加熱具合が解からなく(少し長くなってしまって)多少僅かにだが苦くなってしまったので
イギリス料理で苦味は油脂分でマスキングを出来る(←オレンジ色は比較的リンクのルール)と学んだしカレーリーフはマッタリとしたマイルドさが加わる気がするし、

今度はテンパリングで敢えてオイリーにする。
(偶然だが、元々、今回は油を少なくしておいたし)
冷凍のカレーリーフの時はいつもより超ハネるので怖いから葉を油に入れる時は火を切った

テンパリングの後、ガラムマサラ的に味を再度調え(←どうもテンパリングをすると味全体がマスキングされボヤけるというか、最初からその分の塩気を強くする事は身体に良くないだろうし)、
玉子カレーが出来た!!

たまに「おでん」で玉子を崩して汁に溶かして食べる人も居るが(←アレはアレで絶対に悪いって訳でも無いので勝手にやる分には否定はしない。あまりやらんけれど)、
崩して食べるとマイルドになって(←でも茹でてあるので生玉子&カレーみたいに白身の分離はしない)、無茶苦茶美味しい。

苦味をテンパリングの油脂分でマスキングするという理由は間違っているのかもしれないが、これも1つの手として、覚えておいても良いかもしれない。

『杞憂かもしれんが』
※一応ここのところカレーリーフを使いまくっていて、カレーリーフは食べながら出すようになった・・・
現地の人が出しているなら、(食べても大丈夫という意見もあるのだが)なんか摂取し過ぎもアレかな?って思って。
イギリス人の96%近くが紅茶にミルクを入れると知っていれば、
1日5杯以上何年も安い紅茶を飲み続けシュウ酸で結石も出来なかった?かも?な?~って。
(奴等は経験でそれを知っている)
その事があったから。

とりあえずカレーリーフを使いまくった事で、ある程度カレーは完成!!
何g・何gってキチっと計る人には向かないかも、プロではないし、その日の気温や湿度、体調もあるから、ある程度後からガラムマサラ的に修正が効く。
「とりあえずクミンを入れとけ」って言葉にどれだけ救われたか。
流石人口の80%以上がB型と言われる国だけの事はある、それなのに数学に強く『ゼロ』という概念を生み出した国とは・・・不思議過ぎる・・・。

因みに玉子カレーをレンチンする時は、玉子を半分とかに割ってからチンな・・・

でないと破裂したり中が温まらなかったりする・・・
(一応・・・)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする