まだ木工の木の部分すら学んでいないのにぃ。
ですが、私は家具の塗装として漆に大変興味があります。
なかでも、木目がわかる拭き漆はぜひ取り入れていきたいと思っています。ちなみに2年前自らのお歳暮に意を決して購入した私の篠笛「蘭情」○万円も拭き漆仕上げです。
そこでやってきたのが「木曽漆器館」
今や「木曽の漆器」は全国ブランドですが、漆器として全国に名が通るようになったのは明治以後だそうです。それまでも当然木曽の木を使った木製品産業はあったのですが、江戸時代はもっぱら塗り櫛が中山道の旅人のお土産品として有名だったそうです。
館内には今は使用されなくなった往時の道具がところ狭しと並べられ、漆の樹液の採取から製造までの工程が勉強できます。
私の目がとまったところは、
一つめは、漆で飴色のしっとりとした鈍い光沢を持って固まっている軍手。なんだか積み重ねを感じます。
二つめは、刷毛。刷毛の毛にはアジア人の健康的な黒髪が最適だそうです。今は日本人でそんな髪を提供できるところはなくなってしまい中国が多いそうです。そしてその毛は刷毛の柄のところまで入っていて30センチくらいもあるそうです。だから昔の人はひとつの刷毛を少しづつ削りながら最後まで使っていたそうです。
三つ目は、木曽堆朱という漆の技法がわかったこと。
本物かどうか知らないが昔からウナギを食べていた時の重箱の模様によくあったような気がする。その模様が結構好きだったので、その制作方法がわかったことがうれしかった。
まさかあの模様のすべてが塗り重ねた色の違う漆だったとは。大変な手間ですがそれゆえあの自然な模様が出るのかなと思いました。
木曽漆器工業協同組合さまより
そして四つめは、昔の人の行商力。
谷間にある木曽の里では、中山道が通っていたとはいえ全国にその販路を開拓するのは大変だったと思います。行商人は大きなテーブルなどを持参することができませんから、そのテーブルのミニチュアをつくり同じように漆模様をつけて見本としていたのです。ミニチュアの机をみると、当時の情熱を感じます。
漆についてはとてもとても本日だけでは学べませんから、何度も足しげくこの木曽の里に通いたいと思います。
ですが、私は家具の塗装として漆に大変興味があります。
なかでも、木目がわかる拭き漆はぜひ取り入れていきたいと思っています。ちなみに2年前自らのお歳暮に意を決して購入した私の篠笛「蘭情」○万円も拭き漆仕上げです。
そこでやってきたのが「木曽漆器館」
今や「木曽の漆器」は全国ブランドですが、漆器として全国に名が通るようになったのは明治以後だそうです。それまでも当然木曽の木を使った木製品産業はあったのですが、江戸時代はもっぱら塗り櫛が中山道の旅人のお土産品として有名だったそうです。
館内には今は使用されなくなった往時の道具がところ狭しと並べられ、漆の樹液の採取から製造までの工程が勉強できます。
私の目がとまったところは、
一つめは、漆で飴色のしっとりとした鈍い光沢を持って固まっている軍手。なんだか積み重ねを感じます。
二つめは、刷毛。刷毛の毛にはアジア人の健康的な黒髪が最適だそうです。今は日本人でそんな髪を提供できるところはなくなってしまい中国が多いそうです。そしてその毛は刷毛の柄のところまで入っていて30センチくらいもあるそうです。だから昔の人はひとつの刷毛を少しづつ削りながら最後まで使っていたそうです。
三つ目は、木曽堆朱という漆の技法がわかったこと。
本物かどうか知らないが昔からウナギを食べていた時の重箱の模様によくあったような気がする。その模様が結構好きだったので、その制作方法がわかったことがうれしかった。
まさかあの模様のすべてが塗り重ねた色の違う漆だったとは。大変な手間ですがそれゆえあの自然な模様が出るのかなと思いました。
木曽漆器工業協同組合さまより
そして四つめは、昔の人の行商力。
谷間にある木曽の里では、中山道が通っていたとはいえ全国にその販路を開拓するのは大変だったと思います。行商人は大きなテーブルなどを持参することができませんから、そのテーブルのミニチュアをつくり同じように漆模様をつけて見本としていたのです。ミニチュアの机をみると、当時の情熱を感じます。
漆についてはとてもとても本日だけでは学べませんから、何度も足しげくこの木曽の里に通いたいと思います。