=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

「これからの木工」を考えたいヒント

2009年05月14日 | 【メモ】木づいたこと、考えたこと
「AERA」5月11日「かっこよくザクザク経営」より

農業における新たな成功事例が、いくつか掲載されていました。

木工業界も、農業と同じく課題の多い産業と言われている中、うまくやっていくヒントを探したい。

記事内の成功事例を簡単についばませて頂きます。

■ビオファームまつき
 ・農業3割、サービス業7割の精神
 ・「農業遊園地」を計画中

■サラダボウル
 ・農業の成功は、人材と集約化
 ・農業=3Kというイメージの脱却(月給15万円、週一休、月一連休)

■みらくるグリーン
 ・野菜工場的発想
 ・付加価値があり品質の高い商品の生産

■和郷園グループ
 ・現場の声「野菜に鮮度、風味がほしい」を活かす
 ・契約農家のグループ化とマニュアル化
 ・「地域に仕事を」という理念

これらに共通していることは何でしょうか?

1.確かな商品力
ベビーリーフやズッキーニなど珍しい商品を生産している例もあるが、どれも商品力が高い。レストランで言えば「美味しい」ということ

2.他業種の考え方を具現化
登場者のほとんどが農業転職組で、それぞれ前職の業界の考えや他業種の考えを農業に導入している。レストランのサービス精神や工場的な効率的栽培や徹底したマニュアル化

3.夢と人
それぞれの事業者が大きな夢を持っている。「農業遊園地」しかり、「農業の3Kからの脱出」しかり、「地域に仕事を」しかり。そしてそれぞれの夢は人のつながりなくしては成立しない。

の3点を私は考えました。
これからもいろいろな事例を見て考え、自分の木工に活かしていきたいと思います。
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まっすぐが全てでない

2009年05月14日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
ちょっとしたことでしたが、今日は目からうろこだった。

「釘は正確にまっすぐ打つもの」

と思っていた私ですが、本日の授業で「釘は斜めに打つのが常識」

と教わった。

もちろん、薄い板の時だとか条件はありますが、
私としては折り目正しくまっすぐ打つものと思っていたのでちょっとびっくりです。

■釘を斜めに打つ理由

1.斜めに打つことで、まっすぐの力に対して抜けにくい
2.木端のすぐそばで釘を打つと、板が割れてしまうのを防ぐため
3.打った釘が脇から出てしまわないために、あらかじめ斜めに打つ


こんな内容こそ「=118 ~木の因数分解~」の真骨頂です。

これからもこんな情報載せていきます。
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