=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

真の目的

2009年05月27日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
現在取り組んでいる課題「角材から円柱づくり」が多少進み、前回の8角形から本日は13角形になりました。
なんでそんなに中途半端かと言うと、8角形から16角形の途中なんです。
もともとの角材が3センチ角なので、算数の得意な人は計算して頂ければいいですが、16角形になると一辺の幅は、5.96mmくらいになります。
既に、角材には削るための線が無数に引かれ、目が痛くなっています。

本日、先生より再度この課題の狙いが話されました。
それは、「この課題はきれいな円柱を作るのではなく、その過程でいかに鉋を傾けたり材料を動かしたりして、自分の削りたいところを削りたいようにできること」でした。きれいな円柱を作りたかったら機械に任すか、手作業でも最後はサンドペーパーをかければいいのです。
これをはずすと先生きっと怒ります。

何事でも真の目的は大切です。んm
それをはずして形だけうわべだけ繕ってもどうしようもありません。
お客様との商売もそうですね。お客様からのクレーム対応もそうですね。
本当の目的を理解してそれに応えることが大切です。さもなくばお客様の失望か怒りを買うことになるでしょう。
決してかっこいいだけの椅子とか作らないように注意していきたいと思います。




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