ドレスコードのある居酒屋

私のアパートは山の裾野にあるため、周囲にはコンビ二とか飲食店とか居酒屋がありません。節制生活をしているとはいえ、たまには居酒屋で一杯晩酌を、という気分になることもあり、伊那育ちのクラスメートＳさんに「なんか近場で安くていいとこない？」と尋ねたところ、「とよはら」を教えてくれました。

「あそこなら安いと思うよ。」

「ただし、服装は・・・・」

と付け加えられました。

「服装は学校の作業服のまま行ったほうがいいかもしれない」

この赤提灯はまさしく地元のガテン系の方々の集いの場であり、皆一日の仕事を終えてそのままの格好で来店されるらしいのです。


ガラガラ～
「こんちはー」

私は入店するなり、Ｓさんの忠告を本当にありがたいと思いました。

ここにジーンズなんかで参上した日には変な視線を浴びそうな雰囲気です。

カウンターの隣のおっさんは、ラーメンをすすりながらチビチビ一杯やっています。

他のお客さんは、いいちこ一升瓶のボトルを入れてあるのでしょう。それで一杯やっています。テーブルの上にはそんなに食べ物はなく、やたら小皿がのっています。

そう、こことよはらのメインはあくまでお酒。そんなに食べ物はいらないのです。
小皿のおつまみで十分なんです。
アルコールを一杯頼むと、一皿の小皿がついてきます。
小皿の種類はお盆にのっていて10種類以上あり、私はつい迷ってしまいました。
たまねぎスライス、イカの塩辛、ひじき煮、山椒煮込み、えだまめ、トマトスライス、伊那名物馬のもつ煮「おたぐり」などなど。
そしてもう少しつまみが欲しいときは、上記の小皿が60円で買えます。
それだけで十分です。

つまり、ここにボトルを入れておけば、好きな小皿１枚か2枚もらって60円か120円で晩酌ができるということになります。

あとはお腹が減っていたら、伊那名物ローメンを〆で食べれば完璧です。


今日はまだボトルは入れられませんでしたが、私のボトルデビューも近いものと思われます。

追伸：
日本酒の燗を注文して、目の前で魔法瓶から注がれても驚かないように。ちなみに280円

学園？生活

皆さんも覚えていますよね。

こんな机と椅子に座って勉強していたときを。

いま、毎日この机に座って、「起立、礼」とやっています。

お弁当は毎週金曜日はカレーと決まっている260円弁当。

今日はおかずもちょっとリッチでした。

瞬間

世の中いろいろな瞬間があるけれど、

立ち会えそうで立ち会えない瞬間も結構あるのではないでしょうか？


今日も学校帰りに笛を吹いていると、

一陣の風が吹きました。

すると、そのりんご畑の端にあったたんぽぽの綿帽子が飛んでいきました。

今日、そのりんご畑には幾陣もの風が吹いたでしょう。

たんぽぽの綿帽子も数日前から飛び立つ準備していたはずです。
そう、まるで鳥のひなが一人前になって初めて大空を飛ぶタイミングを見計らうように。

きっとその風と綿帽子の呼吸が一致した瞬間だったのです。

すごいところを見てしまったと勝手に感動してしまいました。