エバーグリーン (いつまでもあほい)

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今更だけど
人間到る処青山有り  

民主主義の洪水禍

2020-07-06 12:29:48 | Weblog

2年前の今日倉敷市真備で大規模な洪水被害があった

高梁川と小田川の接続点はかなりの昔から危険を疑われて

流れを円滑にする工事は一部住民の理解が得られない為に

頓挫していた

今回の球磨川の洪水も ダム建設案が住民の反対にあって

ダム建設が見送られていた

時に行政が地域住民の要望を尊重するあまり

治世を誤ることがある(これが民主主義なのだが)

不断の決意という言葉がある

政治家たるもの優柔不断ではいけないのだ

小林虎三郎の「米百俵」の話はかなりの美化だとも言われているが

治世に携わるものは時に冷酷な決断をしなければならない

支藩から贈られた僅かばかりの米を巡っての話だが

困窮する藩士にその米を分配する事を拒否 藩士の猛反発の中で

その米を売って作った金で後世の人材を育てる為に学校を作ったという

今度の洪水被害は民意を尊重するあまりの治世を誤ったのではないだろうか 大規模

な洪水被害を免れる為には一部の人たちの民意を無視してまでも治水工事を行うべく

決断をしなければならない

被害が起きてからでは後の祭なのだ

                                     愚衆に惑わされるな!!

(余談だが小林虎三郎の盟友 河合継之助は高梁の偉大な政治家山田方谷の門人で

コメント
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