群馬の四万(しま)温泉に行ってきた。
うちのタンデマーは寒いのを極端に嫌がるのでクルマでの旅。
普段の心掛けが良いので、すごく天気が良くて、
掛川辺りからずーっと、頭にちょこっと雪をのせた富士山が見られたよ。
由比ヶ浜の彼方に、
蒲原トンネルを抜けた切通しから、
富士川の向こう日本平越しに、
裾野から、須走から、
グルーっと富士山をひと巡り。
河口湖から中央道で大月へ出て、圏央道で関越へ出る都心回避ルート。
なんだか高速はずーっと空き空きで気持ち悪いくらいマイペースで距離を稼いだ。
真っ平らな関越の先に榛名・赤城のパノラマが迫る渋川伊香保ICで、ようやく高速とおさらば。
〇
伊香保の温泉街を抜けて、榛名湖へ上がった。
途中の紅葉は盛りでとても気分良く進んだけど
肝心の榛名山はすでに落葉していた。
でも、その日の宿の女将さんの話では、
葉が落ちている方が彼の榛名山の特徴的な山容があらわになって、かえって良いのだそうだ。
確かにそういう見方も出来るかも。
四万へ向かう途中、吾妻渓谷に寄った。
狭い谷なので、夕暮れの迫る頃は陽が射さず、ちょっと残念。
けれど紅葉はとても素晴らしく、
例のダム建設でこの景観が一部失われると聞くと、
単純に止めてしまえば良いのに、などと思うけど、
数十年の時の流れはそう簡単に事を進められない位のわだかまりを作ってしまったんだろうね。
でも、報道のとおり周辺の整備は着々と整いつつあり、
すごい道路や橋梁が、今のところ全く周囲の景観に溶け込めずに存在している。
感情論ではかたずかない問題だと感じた。
あ、そうそう、この渓谷沿いに走るJR吾妻線には、ここ吾妻渓谷に日本一短いトンネルがあるよ。
「鉄」としては外せないポイント。
吾妻線は列車の本数が少なくて、直前に上下の列車が通過したばかりだったから
列車と一緒の写真が取れなかった・・・
〇
短い秋の夕暮れに急かされながら四万温泉への道を進む。
今日の宿はこじんまりとした湯の宿「山ばと」
この「山ばと」のテーマは「食事をとり」「湯につかり」「寝る」
「食事をとり」
地の食材にこだわった料理はとてもおいしかった。
テーブルの中央に切られた炉に炭をくべて、肉・魚・野菜を焼く。
郷土料理の「おきりこみ」を味わった後は、そこへご飯を入れて雑炊で締める。
「湯につかり」
紅葉の山と渓流を望める露天風呂でとろける。
ちょっと熱めのかけ流しの湯に浸かって、晩秋の風に吹かれる。
「寝る」
部屋へ戻って、ふかふかの布団にもぐりこむ。
深い山の中、物音一つしない静寂の中ぐっすり寝たよ。
まさに「頭からっぽ三昧」の温泉宿の醍醐味を味わあせていただいた。
翌朝はのんびり起きだして、まず朝風呂。
朝食はお約束の「おかわり三杯」
そのあと、コーヒーをいただきながら女将さんと談笑。
群馬の食材に強いこだわりを持っておられ、いろいろと面白いお話をしていただいた。
「山ばと」とても良い宿でした。
〇
朝のんびりと過ごしてしまったので、帰りはあまり遊ばず帰る。
宿のすぐ裏手の四万湖はサルの楽園。
見事な紅葉で出発したばかりなのに、のんびりしてしまったよ。
渋川へ戻り、関越から上信越道で妙義山へ。
事前に調べたネットの情報では「色付き始め」ということだったけど
実際はかなり紅葉は進んでいたね。
〇
銀ジィ(R100RS)を増車して、オートバイ三台体制になったため
クルマを維持できず、今は軽自動車に乗っているんだけど
タントカスタムで往復1003kmは、さすがにちょっと辛かったよ・・・・・
あお号(R1150RT)なら何でも無いのにね。
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見事な紅葉です。いいところですね!!!
バイクで行けたらもっとよかったですね。でも奥さんがさむがりでは。。。
たぶん「初めて」というくらいの空きようでした。
トラックもみんな行儀よく走行車線を守っていて
タントCは常に4500rpmをキープして走り続けましたよ。(ぬふえ、位です)
四万温泉はほんと予想以上でした。