案外トシ喰ってるんですよね、こいつ
艶有のまっ黒いオートバイなんて21世紀には絶滅した種族
1990年4月生まれ
午年の33歳
距離は走っていないけど
時間だけは容赦なく経っていて
やっぱりゴムやらプラスチックやらの劣化がでる
手に入れてから2年経ったけど
14年間店頭で放置されていたクロ介を
徐々に走らせて、走らせながら未だに不具合をつぶす日々だ
今回は今シーズンの開幕に向けて大きな修理をした
OHVエンジンなのでプッシュロッドがクランクケースから突き出るんだけど
そのロッドケースの取り付けパッキングが劣化してオイルを吹いているのと
もう最初からなんだけどニュートラルスイッチのオイル漏れの対応
対応って云ってもスイッチの交換だ
シリンダー外すついでに燃焼室内の点検とカーボン取り
吸気経路のスリーブ(ゴム製)も交換してもらう
ヘッドが開いた時点で見させてもらったけど
心配したようなカーボンの蓄積はなく
距離相応のキレイさ具合だった
特に問題もなく作業はあっさり終わって
引き取りに行ってきた
代車に借りてたのはモト・グッツィのBREVA750
ドリューーーーーーと唸りながら不思議な加速感
縦置きクランクつながりだけど
90度V型ツインは別物だな
春の陽気だったから
帰りはちょっと遠回り
キャブレターの同調がびったりでアイドリングが低くきまる
BMWモトラッドはR32をL/Oして今年で100年
節目の年を迎えた
そして今ガソリンエンジンは終焉の時を迎えようとしている
オートバイはなくならないだろうが
内燃機関で動く地上の乗り物はもう今後無くなるのだ
DOHCのマルチシリンダーエンジンが
10,000rpmへ向けて吹き上がっていく時の戦慄
「えらいもん買っちまったな」とちょっと途方に暮れる自分に気付きながらも
信号グランプリに明け暮れた学生時代
最速で無敵のためにオートバイはどんどん進化していき
毎年のようにオートバイを乗り換えていた
ケースリードバルブの2スト
バーチカルツイン
単気筒のオフ車
リッターマルチ
なのに気付けば今では20世紀の遺物にゾッコンで
刺激「0(ゼロ)」のフラットツインエンジンをコロがしている
ずっとオートバイには乗っていたし何台も所有してきた
アレコレいろんな物事に目移りして
オートバイが疎かになったことだってある
でも、人生のデザート期(イルカが晩年のことをこう云っていた)に入って
ボクはオートバイがいちばん好きなんだ、と
心から思った
だからエンジンが無くなると思うとちょっと虚しくなるんだ
もし人生にオートバイが存在していなかったらどうだったんだろう
電気仕掛けの2輪車、好きになったかな?
多分ならない
だってオートバイってやっぱりエンジンなんだと思う
クルマは電気モーターみたいな回転力とパワーを求めて
マルチシリンダーのV型エンジンに収束していったけど
コンシュマー向けプロダクトに限って云えば
オートバイは4気筒マルチへ行った後
ツインに戻ってきてるからね
学生の頃、ボクはカワサキのマルチZ400GPに乗ってた
友達がホンダのスーパーホークⅢに乗ってて正直小馬鹿にしてたんだけど
(当時はツインなんてただの時代遅れだと思われていた)
ときどき乗り換えっこした時の
ツインエンジンの扱いやすさに複雑な思いがした
それと信号からの出足がツインのほうが断然良くて
マルチは回転上げないとついていけなかったことにモヤモヤしたよ
いろんな車種
いろんな形式のエンジンに乗ってきて
オートバイの魅力は2輪であることと同時に
多種多様なエンジンにあると思う
でもね
エンジンはなくなると思う
どう考えても電気モーターのほうが効率がいい
工業製品が効率を求めているのは間違いないのだから
モビリティが電動化するのは必然なんだろう
まあ死んだ後の話はどうでもよい
ニヤニヤひとりでほくそ笑んで
じじいがオートバイ乗ってる
オートバイはおもしろいな、ってね
艶有のまっ黒いオートバイなんて21世紀には絶滅した種族
1990年4月生まれ
午年の33歳
距離は走っていないけど
時間だけは容赦なく経っていて
やっぱりゴムやらプラスチックやらの劣化がでる
手に入れてから2年経ったけど
14年間店頭で放置されていたクロ介を
徐々に走らせて、走らせながら未だに不具合をつぶす日々だ
今回は今シーズンの開幕に向けて大きな修理をした
OHVエンジンなのでプッシュロッドがクランクケースから突き出るんだけど
そのロッドケースの取り付けパッキングが劣化してオイルを吹いているのと
もう最初からなんだけどニュートラルスイッチのオイル漏れの対応
対応って云ってもスイッチの交換だ
シリンダー外すついでに燃焼室内の点検とカーボン取り
吸気経路のスリーブ(ゴム製)も交換してもらう
ヘッドが開いた時点で見させてもらったけど
心配したようなカーボンの蓄積はなく
距離相応のキレイさ具合だった
特に問題もなく作業はあっさり終わって
引き取りに行ってきた
代車に借りてたのはモト・グッツィのBREVA750
ドリューーーーーーと唸りながら不思議な加速感
縦置きクランクつながりだけど
90度V型ツインは別物だな
春の陽気だったから
帰りはちょっと遠回り
キャブレターの同調がびったりでアイドリングが低くきまる
BMWモトラッドはR32をL/Oして今年で100年
節目の年を迎えた
そして今ガソリンエンジンは終焉の時を迎えようとしている
オートバイはなくならないだろうが
内燃機関で動く地上の乗り物はもう今後無くなるのだ
DOHCのマルチシリンダーエンジンが
10,000rpmへ向けて吹き上がっていく時の戦慄
「えらいもん買っちまったな」とちょっと途方に暮れる自分に気付きながらも
信号グランプリに明け暮れた学生時代
最速で無敵のためにオートバイはどんどん進化していき
毎年のようにオートバイを乗り換えていた
ケースリードバルブの2スト
バーチカルツイン
単気筒のオフ車
リッターマルチ
なのに気付けば今では20世紀の遺物にゾッコンで
刺激「0(ゼロ)」のフラットツインエンジンをコロがしている
ずっとオートバイには乗っていたし何台も所有してきた
アレコレいろんな物事に目移りして
オートバイが疎かになったことだってある
でも、人生のデザート期(イルカが晩年のことをこう云っていた)に入って
ボクはオートバイがいちばん好きなんだ、と
心から思った
だからエンジンが無くなると思うとちょっと虚しくなるんだ
もし人生にオートバイが存在していなかったらどうだったんだろう
電気仕掛けの2輪車、好きになったかな?
多分ならない
だってオートバイってやっぱりエンジンなんだと思う
クルマは電気モーターみたいな回転力とパワーを求めて
マルチシリンダーのV型エンジンに収束していったけど
コンシュマー向けプロダクトに限って云えば
オートバイは4気筒マルチへ行った後
ツインに戻ってきてるからね
学生の頃、ボクはカワサキのマルチZ400GPに乗ってた
友達がホンダのスーパーホークⅢに乗ってて正直小馬鹿にしてたんだけど
(当時はツインなんてただの時代遅れだと思われていた)
ときどき乗り換えっこした時の
ツインエンジンの扱いやすさに複雑な思いがした
それと信号からの出足がツインのほうが断然良くて
マルチは回転上げないとついていけなかったことにモヤモヤしたよ
いろんな車種
いろんな形式のエンジンに乗ってきて
オートバイの魅力は2輪であることと同時に
多種多様なエンジンにあると思う
でもね
エンジンはなくなると思う
どう考えても電気モーターのほうが効率がいい
工業製品が効率を求めているのは間違いないのだから
モビリティが電動化するのは必然なんだろう
まあ死んだ後の話はどうでもよい
ニヤニヤひとりでほくそ笑んで
じじいがオートバイ乗ってる
オートバイはおもしろいな、ってね
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