ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

第7回大寒体感耐寒ツーリング

2007年01月20日 | R1150RT (2001) あお号

冬はさぶいからオートバイに乗らなーい、なんていう情けない大人にならないように、21世紀に突入してから毎年この大寒の時期を選んで、「お伊勢参り」に出掛けることにしている。

すっかり自分的には恒例となって、毎年年が明けてからこの大寒ツーリングが楽しみでしょうがない。ホントにメチャさぶだったらどうしようなんてね。

大寒はホントは今日だから正確に云うと「大寒らへん」だ。

新春大寒体感耐寒参宮ツーリングが正式名称。(何の正式かは意味不明)

漢字を一杯並べて、歯切れ良く口にすると、さぶさがちょっと吹っ飛ぶような気がするんで、こんな名前をつけてみただけのことだ。

けれど、今年はさぶくない。拍子抜けするほどの暖かさだ。

いつもは大概、名港トリトンから、雪に覆われ真っ白な鈴鹿山脈が行く手にくっきりと見渡せ、そこから吹き降ろされる、容赦の無い、冷たい強烈な風に見舞われ、愛馬はその体躯をブルンブルンと揺らしながら湾岸道を駆け抜けていく。

亀山から先は雪に遭うことも珍しくないのに、今年ときたら、峰々の雪は少なく、風もゆるい。愛馬最強の武器「グリップヒーター」さえ必要無いほどの体たらく。がっかりだよー!

まァ、強がりはこれくらいにして(実際今まで何度ひどい目に遭ってきたことか)、昼前に穏やかに晴れ渡る伊勢神宮外宮(豊受大神宮)に着いた。

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いつの年だかに、外宮をはしょって内宮だけお参りして帰ったら、その年の秋に高速道路上でエンコしたので、それ以来絶対に、外宮から内宮へと順番にお参りすることにしている。

そそくさとお参りを済ませ、駐輪場に戻ると、チャリンコでやって来たミヤコ蝶々みたいな婆様に声を掛けられた。オートバイのナンバーを見て「三河から来たのか?」と聞く。そうですというと、「三河は良いところだ」としきりに褒めてくれた。

その後、あお号(R1150RT)をしげしげと眺めて「かっこエェな」とつぶやく。伊勢の婆様はセンスが良い。(ちなみにボクは住んだこと無いけど本籍は伊勢松坂だ)

婆様に見送られて神宮内宮(皇大神宮)へ。

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神宮は今年もすごい人。どこもここも人であふれている。神宮、大人気だ。すごい流行っている。

玉砂利の参道を人の群れに混じって進む。神宮の森には信じられないような巨木が至る所に聳えている。森に宿る霊気に守られて神々しいほどの姿を見せる。圧倒されるほどの迫力だ。

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ようやくたどり着いた本殿。賽銭を投げ、二礼二拍手の後、世界平和を願う(いやホントだって)。

ことしも大寒参宮ツーリング、無事終わったね。


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