ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

また、ここへ帰ってこられた、と感慨にふける

2021年11月17日 | R100Trad (1990) クロ介
9時を過ぎて、高速に乗ると

思ったとおり流れもスムースで交通量も少なかった

今のところ空は快晴

東のかなたに中央アルプスまで見える

クロ介、機関快調

ほんとうに調子良い

小1時間走って、中央道屏風山PAにて小休止



クロ介

ボクのとこに来てちょうど1年

最初はまっ黄色のきーくんだったけど

なんだかんだ云いながら、真っ黒クロ介になった

ゴムパッキンの交換も結構あったけど、オイル漏れもあとは左シリンダーのロッカーアームくらいか

それもまだ大したことない

ライディングの勘も完全に戻って

PAの駐輪場で朝日を浴びるクロ介見て、ちょっと感動してしまった

「ボクは帰ってきました」(武豊by第80回日本ダービー勝利騎手インタビュー)


目的地での昼飯を調達して出発

中津川で降りて国道19号で南木曽へ

そこから国道256号に入る

3桁のこの国道は木曽と伊那谷を結ぶ主要ルートなので

とても整備状況が良い

豪快なワインディングでぐいぐいと高度を上げる

今日の目的道路は長野県県道8号線(飯田南木曽線、飯田南じゃなくて飯田/南木曽)

晩秋に出現する「あれ」をあじわいに行く

「あれ」だよ



カラマツの樹林帯を行くこの街道は秋が終わると

特別な舗装がされる

というのはもちろんウソで

落葉したカラマツの枯れ葉が道路一面を覆うのだ



もちろんカラマツだけでなく、葉っぱという葉っぱが道路に降り積もる

雨が降ると楽しさが3倍増

これが飯田まで20km以上続く



大平峠のトンネルを越えると

大平宿に近づいた感があって、ちょっとほっとする

でもほんとに息を付く間がない

道に慣れた工事関係者のクルマが落ち葉のじゅうたんの中を突っ込んでくる

あきらかにあっち、ABSが利いてる

飯田へ抜けるまでクルマ4台とオートバイ1台しかすれ違わなかったけど

そのうち3台に轢かれそうになったよ

ブラインドでイン付くのはせめてやめてもらいたい

ドキドキするじゃん







紅葉のピークを過ぎた平日の大平宿はひと気がない

さっきまであんなに晴れてたのに

峠を過ぎるころから雲が日をさえぎり

冷たい風が吹きつけていた



湯を沸かして、カップスープで温まる

ダウン着てきたしマフラーもぐるぐるなんで

そこまで寒くない

クロ介のデカいカウルは伊達じゃなくて

冬でも夏の手袋で指がかじかまないんだよ

BMWってむかーしからグリップヒーターついてるけど

RS乗ってる人はグリップヒーター要らないって人多いね

それに純正のグリップヒーターのグリップの色が気持ち悪い灰色っていうのも要らない理由なのかもね

メシの後にコーヒー淹れてのんびりした

「ボクは帰ってきました」



今年はオートバイの様子を窺ったり

自分の感覚を取り戻したりで

あまりあちこち行かなかったけど

来年暖かくなったらぼちぼちツーリストに戻ろうと思う

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