ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

四国のこと その5(四万十川の沈下橋)

2008年04月05日 | R1150RT (2001) あお号

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以前(といってももうずいぶん前だけど)四万十川を、

沈下橋をいくつもたどって溯上した(川でなく川沿いの道をね)ことがある。

四万十川は行き場を求めて、果てしなく、しかもダイナミックに蛇行して流れる。

中流に入る辺りで、窪川まで下りながら、土佐湾には出られず

山の中を幾度も向きを変えながら進み

中村でようやく黒潮の海に注ぎ出る。

地図で見るより遙かに長い道のりだった。

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今回は日暮れが迫る中、

いちばん下流の沈下橋「佐田の沈下橋」にだけよってみた。

途中の大きな洲には、一面に菜の花が咲きそろい

暮れなずむ川面と対照的な華やかさを見せていた。

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狭い沈下橋は、人気が絶えることがない。

川の流れをこんなに近くで感じられる川は他にあまりない。

川が流れ、時が流れ、風が渡って行く。

四万十川のおおらかなこの佇まいをいつまでも守っていければね。

何の気負いもなく、ただただそう思わせてくれる。

なんだろうねー。

こういう不思議な感覚が、いまはとても大切に感じる。

身体の中に埋め込まれた地球の記憶なのか、

いや、ただそんな気がしただけだよ。

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