アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

「海難1890」

2016年01月05日 | ギャラリー

昨日、札幌シネマフロンティアで「海難1890」を見た。
「スギハラチウネ」を見に行ったのだが、正月4日にも拘わらず大変な人出で、チケット完売でみることができなかった。

映画は、1890年のトルコの帆船型軍艦エルトゥールル号の串本沖における海難事故と、1985年のトルコ航空によるテヘラン在住日本人の救出とを、両国国民の「友情」をテーマに描いたもの。

監督は田中光敏氏。
主演は内野聖陽氏、ケナン・エジェ氏や忽那汐里さんなど。内野氏は刑事ドラマでおなじみだが、他は新鮮な顔ぶれでよかった。

テーマの描き方は、極めて常識的で感動的なのだが、ただ胸にストンと落ちるものがないのはどうしてだろうか。

よくわからないが、どうも思考を映像化する過程に(技術的)問題があるのではないかと思った。田中監督の作品を見るのもこれが初めてだ。(イラストは、映画の公式HPから)

蛇足:トルコ軍艦の遭難は、死者532人を出した未曾有の海難事故。救出された69人は、その後、日本海軍の艦艇で祖国に送り届けられたという。また、テヘランの在留邦人救出については、少し前になるが、小生自身、5年余にわたり同地に在勤していたこともあり、身につまされるものがあった。

コメント