アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

炎上!

2017年06月22日 | ドラミング

昨日、公明党が、共産党を誹謗中傷する「つぶやき」を流したため、これに対し「ここまでやるとは!」、「劣化が激しい」などの反響があり炎上状態になっている。

 

このところ拙稿でも、共謀罪法案をめぐる公明党の対応に疑問を呈して来たが、まさかここまでひどいことになっているとは思わなかった。

ハイエナ呼ばわりをしている「私立高校無償化」については、長年共産党がこれを取り上げ、実現に努力して来たことは周知の事実だが、これを「横取り」しているというのは「為にする」中傷でしかない。

ちなみに、これを都議会の議事録を精査してまとめた方がいて、その方のブログによると、例えば、発言回数を集計してみたらこんな結果になったという。

ここで言う、公明党の発言5回は小池知事になってからのもので、共産党が「実現に努力して来た」と言っても、それは横取りしたことにはならない。

また、北朝鮮問題にしてもしかりである。

こうした最近の公明党の劣化ぶりには、識者も注目しているようだ。

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ドストエフスキー著・安岡治子訳「貧しき人々」

2017年06月22日 | 名作読破PRJ

世界の名作に挑戦するシリーズ。
今回は、ドストエフスキーの処女作「貧しき人々」を読みました。文庫版:334頁の中編。

物語は、19世紀中頃のロシア・ペテルブルグに暮らす中年の独身下級官吏と若くして両親を亡くしたティーンエイジの薄幸の娘との往復書簡により進行します。

書簡形式と言えば、夏目漱石の「こころ」を思い浮かべますが、主人公(たち)の日々の暮らしや、彼(彼女)らを取り巻く人々を(書簡を通して)間接的に認識する必要があり、読者はその行間をどう読むかという難しさがあります。

しかし、この物語の主人公たちは、それぞれ手紙を通して理解し、尊敬し、助け合い、そして高めあって行きます。

そこには、作家デビューを夢見る若き(23歳の)ドストエフスキーの溌剌とした息吹を感じることができます。

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