このところ、ネットオーディオに掛かりっきりでレコードを聴く機会がなかった。
昨日、久しぶりに持ち出して来たのが硬派の「エグモント(全曲)」であった。
オランダ独立の英雄「エグモント」に題材をとったゲーテの戯曲にベートーヴェンが10曲から成る付帯音楽を作曲し、ステージで上演するかたちにした音楽劇である。
悲劇的で厳粛な序曲に始まり、ベートーヴェンらしい引き締まった音楽が展開される。しっかり理解して聴くためには、相応の準備が必要だ。
収録曲
ベートーヴェン:「エグモント」付帯音楽 作品84
演奏
ウイーンフィルハーモニー管弦楽団
指揮:ジョージ・セル
ソプラノ:ピラール・ローレンガー
ナレーション:クラウスイェルゲン・ヴィッソウ