気候変動や国際紛争の激化、世界的人口増加などで、食料を輸入に頼る危うさが表面化している。
政府は先月27日、農業基本法の改正案と「食料供給困難事態対策（新）法」を閣議決定し今国会で成立を図るとしたが、内容的にはお粗末なものだ。
つまり、輸入途絶など不測の事態に対し、米、麦の増産や「花の栽培を止めイモを作れ」等、作付け転換を強制するなど、言わば、戦時食糧法にも似た対策で乗り切ろうとしている。
むしろ食料安保こそ問題なのに、これを置き去りにしたまま、やれ拡大抑止だの敵基地攻撃だのと大軍拡に走り始めているのは異様だ。図は、ネットから拝借しました。
