ドイツの新進ヴァイオリニスト、ヴェロニカ・エーベルレを迎えて、ラトルとロンドンフィルが発奮しすばらしい演奏を繰り広げています。録音も良く抜群の仕上がりです。
加えて、二つのおまけ。
一つは、彼女のために書かれた「カデンツァ」が演奏されていること。
二つは、ベートーヴェンの未完のヴァイオリンコンチェルトが収録されていること。
いずれにせよ、こんな楽しいベートーヴェンを聴くのは始めてでした。
収録曲 ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61(カデンツァ:イェルク・ヴィトマン)
ヴァイオリン協奏曲ハ長調 WoO5~アレグロ・コン・ブリオ(断片:8分ほど)
演奏
ロンドン交響楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
ヴェロニカ・エーベルレ(ヴァイオリン/ストラディヴァリウス”ドラゴネッティ”1700年製)
録音 2022年3月 ロンドン ジャーウッド・ホール Lso Live LSO5094