ハインツ・ホリガーが奏でる優雅なオーボエの調べを魅力たっぷりに聴かせる1枚です。
収録曲は、下記の5曲。
モーツアルト
アダージョ ハ長調 K580a
ハイドン
ディヴェルティメント ハ長調
イングリッシュ・ホルン四重奏曲 ハ長調
バッハ
オーボエ四重奏曲 変ロ長調
いずれも、日頃耳にすることはない曲ばかりですが、一旦、音が出ると、その懐かしい響きに魅了されます。
オーボエは、クラリネットより形が大きく、従って、それより低い音調の何とも言えないたおやかな響きを醸し出します。
曲は大作曲家の手になるもので、特に、モーツアルトの「アダージョ」は、演奏時間が5分ほどの小品ですが、晩年に近い33歳の時の作品だけに、内容の濃い緻密な仕上がりとなっています。