去る13日、大相撲の三段目「勝武士」関が新型コロナウイルスに感染し亡くなったが、彼は、この間の死亡者402人の中で最も若い28歳だったと聞いて驚いた。
つまり、それだけコロナの犠牲者は年寄りが多いということだが、今週の「週刊現代」誌によると、その93.5%が60歳以上の高齢者だった由(上図)。
それが、小生ら世代の80歳代以上では、全体の57%を占めるというから恐ろしい。
先週末、掲題のドラマを観た。
直木賞作家の吉田修一氏が書いた同名の小説のドラマ化だ。
脚本は、あの「篤姫」の田渕久美子さん。
物語は、台湾に新幹線を建設するため派遣された若い技術者たちが、地元の人々と交流しながら成長していく様を描くのだが、先週末はその第1回プロローグで主人公の女性「ハル」と台湾青年との馴れ初めなどが語られた。
実は、この小説「路(ルウ)」を2013年4月に読み、とても興味を惹かれたことから、これが同年10月の台湾旅行へと繋がった。
私たち一人一人の小さな声が、また、タレントさんや検察OBの方々の声が「#検察庁法改正案に抗議します!」に集約され、政府・与党を動かした。
議事堂外の「改正法案反対!」の声は、三密対策で開かれた窓を通して委員会室にまで響いていたそうですよ。
どういう訳か、真正右翼の声まで(小生の「つぶやき」に)回って来た。
加えて、こんな「つぶやき」も回って来た。
ソニー世界クラシック音楽大全集(15巻180枚)の中の1枚。
ブルーノ・ワルターと言えば、当時(レコード全盛の1960~70年代)泣く子も黙るクラシックレコード界のドン的存在であった。
時々、いろいろな演奏がリリースされた訳だが、この全集にも(当然のことながら)ワルターものがどっさり入っている(ことを最近知った)。
で、昨日これ(全集の内の1巻)を持ち出して来てあれこれ迷った挙句、掲題の曲を聴いたのだが、さすがワルターという思いがした。
そのスケールの大きさ、どっしりした佇まいは、何か母の懐にいた時のような安心感がある。
また、ジャケットの絵も良い。
ということで、”自粛こもり”にはうってつけと思った。
収録曲:ベートーヴェン 交響曲第6番 ヘ長調 作品68「田園」
演 奏:コロンビア交響楽団/指揮 ブルーノ・ワルター
「エルグルメ」3月号に、カレーマニア40年という水野仁輔氏の記事が載り、カレースパイスが人生を狂わすほどの存在であることを知った。
そこで、彼が主宰する「エアースパイス」から初歩のスパイスセットを取り寄せ、レシピに従いチキンカレーを作ってみた。
これが素晴らしい味で、「専門店でしか食べられない味だね」と家内と共にひどく感心した。
ただ、このスパイスセット、1食分で980円(送料込み)とそこそこの値段なので毎食これを使用するという訳にも行かない。
そこで、それぞれの主だったスパイスを購入してブレンドしてみようと思い「神戸アールティー」の5点セットを購入した。
そして、クミンシードを加えた油で玉ねぎをきつね色になるまで炒め、ガラムマサラにターメリックを足してチキンカレーを作ってみた。
結果はチン!(good)で、専門店のそれに近い美味しさを味わうことができ、これは拙宅オリジナルと悦に入った次第。
今後、他のスパイスも加えてあれこれ試したい思っているが、水野氏のマニア振りがわかるような気がした。
今週発売の「AERA」誌に興味深い記事が出た。
つまり、BCG接種と新型コロナウイルス感染の強弱に相関があるらしい(上図)というのだ。
結核予防の切り札として、我が国では接種が義務付けられているBCGワクチンが、常備されている自然抗体を強化して新たなウイルスへの防護を強めているのではないかという。
上図から、BCGの接種を受けている国の(新型コロナウイルスの)感染率は1桁も2桁も低くなっているのがわかる。
また、BCG接種を受けている国でも差が出ている(日本対イラン)のは、接種されるBCGの株の違いによるというのだから面白い。
政府はPCR検査の拡充を言うが、一向に改善されない。
その陰で、尊い命が奪われて行く。
他方、コロナ対策をサボりながら、陰ではこんな陰謀を進める・・・。
あのロッキード事件で、時の田中首相を逮捕し、事件の解明に当たった堀田力さんが、今回の検事の定年延長法案に関し取材に応じた。
記事は、朝日新聞から転載しました。
たまたまこの本の新聞広告を見て、家内と「読んでみたいね」と言っていたら、その日、市の図書館を訪れた彼女が、「新刊書のコーナーにあったよ」と言って借りて来た。
このところ図書館は休館続きだから、返すこともならずだらだらと読み進めているが、肝心の(芭蕉の)「人生行路と俳文」の項が、うまく書けておらずイライラし通しだった。
芭蕉の句作の「推敲の妙」も取り上げているのだから、作者自身の文章をもっとよく推敲した上で、出版して欲しいと思った。
芭蕉の句で、
「閑(しずか)さや岩にしみ入る蝉の声」
という名句があるが、発句は「山寺や石にしみつく蝉の声」で、これが「淋しさの岩にしみ込むせみの声」を経て、冒頭の決定稿となったという。
さてさて、芭蕉はどのように苦悩しながら決定稿に至ったのだろうか。
本書をお読みになってのお楽しみである。