好奇心旺盛なおばさんのワクワク日記

勉学優先のセン業主婦!
遠くに見える富士山を眺めつつ、ワクワクしながら学習などにいそしむ日々を書き綴っています

熟睡効果大!

2022-05-30 12:15:28 | 漢文・漢字
 昨夜は昨日の昼寝が祟ってなかなか寝付けませんでした。6時半に一旦起きたものの、トイレに行ってそのまま又お布団の中へ。途中で1度目が覚めたもののまた深い眠りへ。
 そして再度目覚めた時は10時半
 その後、大急ぎで洗濯機を回し、布団を干してと汗だく!

 家事をしながらも頭はフル回転!
 昨夜読んだ『仏教漢文入門』(伊藤丈著)の参考文献にあった、著者のお薦めの『漢語大字典』、漢文講座で習った、漢字1字より2字の方が意味が安定する、そして更に遡って若い頃市民講座で習った『三国志』と『三国志演義』の文章の相違点などの情報が、頭の中で繋がってきたのです。

 さらに伊藤氏は、仏典漢文を読みこなすには、次の字典がなければなりますまい。として『龍龕手鏡(鑑)』を挙げられ、さらに『漢語大詞典』『漢和大辞典』『説文解字注』『説文通訓定声』、漢語語法・虚詞の字典など多くの辞書を挙げられています。

 この『龍龕手鏡(鑑)』は捜韻で提供されており、『漢語大詞典』『漢和大辞典』『説文解字注』『説文通訓定声』などは手元にあります。
 今回は、まず『漢語大字典』を見たいのだけれど、國學大師で頁数は記載されているもののリンクが張られていない・・・
 他のサイトで見られるところなかったかなぁ~

 頭の動きが良いうちに調べ物しなくっちゃね
 明日・明後日は予定が入っていて落ち着かないからなるべく今日のうちに。

 名人戦の挑戦者だった斎藤慎太郎八段は、対局前に眠れなくて睡眠不足になりがちだとか。かたや聡太君はどんな環境でも熟睡できるそうな  

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自筆本『節用集(雑字類書)』に「ヤマトタケノミコト」

2022-05-28 20:38:08 | 漢文・漢字
 〔雑字類書〕と称される『節用集』が国立国会図書館デジタルコレクションにあることが分かり早速ダウンし、確認してみました。
 便利な時代に生まれて良かった!

 

 「ヤマトタケノミコト」(260/589)と確かに書かれています。
  ※ カッコ内はPDFの頁数

 この〔雑字類書〕は、『古語大辞典』(p1824)によると、「この本は文明本を作った人の自筆になり、他の本を転写したものではないらしく、誤記がほとんど稀であることもこの辞書を有益な国語資料としている。」のだそうです。

 また、国立国会図書館デジタルコレクションの解題に以下のように記されています。
 いろは引き分類辞書。冒頭が「伊勢」で始まる所謂「伊勢本」系統の節用集(室町時代に成立した国語辞書)の一つ。書中に「文明六年」(1474)とあることから「文明本節用集」とも称される。現存する節用集諸本のなかで最古の部類に属す写本といわれる。内容的には収録語彙が多いこと、漢籍の出典を多く引用して詳細な訓点が施されていることなどが特徴である。室町時代の国語資料として貴重である。全巻一筆。分類を示す門名のみは陰刻黒印で押捺されている。書名は箱書「古写本雑字類書」による。巻末に「天下無雙」(寺田望南)の印記。

 易林本にあった「跉跰(ヤスラフ)」は見つからず、「徘徊(ヤスラウ)(ハイクワイ)」(288/589)はありました。

 頁数も多く、細かな字でたくさんの情報が書かれているので読みにくいですが、頑張って最後まで読んでみます。まだまだ面白い情報がありそう

 夕方、歯科医院から帰ってきた家人が「刺身買って来ちゃった」
 前日の残り物のポテトサラダと牛肉の炒め物、前々日の残り物酢豚などがあり、ごはんを炊くだけで充分に賄えました。
 有り難や有り難や!!

 今日は調べ物が捗り筆も進み4度の投稿になってしまいました。

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《大方等大集經》中の「跉跰」

2022-05-28 16:46:20 | 漢文・漢字
其國當有三不祥事。一者穀貴。二者兵革。三者疫病。
一切善神悉捨離之。其王教令人不隨從。常爲隣國之所侵嬈。
暴火横起多惡風雨。暴水増長吹漂人民。内外親信咸共謀叛。
其王不久當遇重病。壽終之後生地獄中。若宿善追及。還得人身。
無量世中常盲無目。貧窮跉跰行乞自活。常生惡心。因是惡心。
復當還墮於地獄中。如王夫人。
 (SAT大正新脩大藏經テキストデータベースより抜粋)

 仏典中の「跉跰」は、『古語大』にある「休らふ」の意とは解せず、《妙法蓮華經玄賛》卷第六末にある「有解云跉跰足履危險之貌」や《添品妙法蓮華經》・《阿毘達磨大毘婆沙論》・《大方廣佛華嚴經隨疏演義鈔》などの欄外注にある「伶俜=跉跰」、さらに『電子佛教辭典』にある「孤独にしてさまよい步くこと」の説明がやはりしっくりきます。

 「跉跰(ヤスラフ)」が見つかっているのは、今のところ『節用集』(主に易林本)だけなので、もう少し他の古辞書にあたって見ようと思います。
 『古語大』「休らふ」の説明に、中古から中世にかけて多く用いられ、後世、「ためらふ」の意味がこれと近接して、その結果「やすらふ」が後退し、死語化してゆく。 とあるのも気になっています。

 今日は日差しが強く暑いのでヨシズを張りました。昨日の土砂降りのおかげで網戸が綺麗になり、景色がくっきり見えているでちょっと残念ではありますが。

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「𠄌」に3種の用法

2022-05-28 13:36:16 | 漢文・漢字
 前述の1.について、先生の論文が見つかりざっと目を通しました。「ヤマトタケ」と書いたクリアファイルの中に他の資料と共に入っていました。内容については別の機会に書こうと思います。

 2.については、校勘学の本ではなく『訓詁学講義 ー中国古語の読み方』(洪誠著、森賀一恵・橋本秀美訳)のほうでした。
 第六節 句読のない古書に、どうやって点を切るか(p75)
 (前略) 最後に、句読の起源と発展について簡単に述べよう。(p80)
 (中略)
 《文心雕龍札記》からの引用、《史記・滑稽伝》・《流沙墜簡》の《屯戍叢残》の一簡の例を挙げ、「𠄌」には、句・読・頓の三種の用法があり、章の区切りだけに使われたのではなかった。一九五九年に武威で出土した前漢の《儀礼》簡策を見ると、章句符号として、黒丸「●」・白丸「○」・鈎「𠄌」の三種の形式が使われている。(p81)
 との記述がありました。

 上記の赤字の部分にはしっかりとマーカーが付けられていました
 ひとまずこの件は、落着! なのだけれど・・・
 
 『校勘学講義 ー中国古典文献の読み方』(倪其心著、橋本秀美他訳)
 第六章 校勘実践の具体的方法(p229)に、「流伝状況についての知識を得る」なんて項目見つけてしまった

 『漢籍版本のてびき』ももう1度読みたい・・・

 調べたことはWordに記録しているのですが、文字変換やIMEの手書きで簡単に出てこない漢字が多く、ユニコード調べたりとか時間が余分に取られてすごく面倒
 で、久しく出番のなかった今昔文字鏡のフォント、ついに昨日Win10にも入れました
 新しいバージョンは3つほどフォントが増えたようです。

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まず整理整頓を

2022-05-28 09:10:59 | 漢文・漢字
 頭の中の整理整頓が必要なようです。
 何がどの文献に書かれていたのかうろ覚えが多くて

1.「ヤマトタケノミコト」に関する先生の論文を拝読したことがあり、版本に関しては全く触れられておらず別の観点からのご意見だったと思うので、もう1度読み直したい。手元にあるはずだと思うんだけど?

2.ある方のブログで、漢籍に書き入れのある符号について詳細な説明をされているのですが、この符号に関してもどこかの文献で読んだことがあるような?
 版本に書き入れがあり、読みかけの箇所に印を付してある、というような・・・
 レ点(乙点)について調べた時に見たような気がするけれど、版本に関する書誌学の本だったか、校勘に関する本だったか? 

3.以前に文教大で『史記』の版本の展示があり、図録を戴いておりどこかにあるはず・・・

 後、何か確認するものあったっけ? 
 次の校正が来ないうちに集中してやってしまわなければ。

 名人戦七番勝負、渡辺明名人vs斎藤慎太郎八段の第5局1日目が始まりました。
 名人がすでに3勝していますので、本局に勝利すれば防衛が決まります。夕方の封じ手まではほぼ互角でしょうから、今日はサブディスのほうに画面を表示しながら形勢判断だけ確認しようと思います。

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『下学集』に「ヤマトタケノミコト」

2022-05-27 23:57:53 | 漢文・漢字
 1日中古辞書を漁っていたら、素晴らしいものを見つけました。
 『下学集』器材門の日本武尊に「ヤマトタケノミコト」と仮名が記されていたのです


(寛永20版)


(東麓破衲 [編] [出版年不明])

 江戸期の文献ではたまに確認したことがあるのですが、この『下学集』は室町時代に成立した辞書です。
 日本大百科事典に「1444年(文安1、室町時代)の成立とされる。天地から言辞、畳字に至る18の部門に、日常に用いる漢字漢語を中心として約3000語を分類する。室町時代には盛んに利用されていたらしく、慶長(1596~1615)以前の古写本だけでも30以上現存する。」と記されています。

 盛んに利用されていた辞書であるなら、室町時代には「ヤマトタケノミコト」というのが一般的な認識だったのだと思われます。

 「ヤマトタケノミコト」と読むべきというのは恩師の説なのです。先生は既にご存知のことと思われますが、こういった形で先生の説の裏付けとなる文献の確認をできたことはとっても嬉しいです。

 と、考えて気をよくしていたのですが、版本にある仮名では無理なのかなぁ~? 自筆本でなければ、版本を作る際に書き加えた可能性があるかもって言われたら反論できない? 

 「跉跰」の用例を《大方等大集經》で確認する事ができました。現在調べた範囲では、最も古い例になります。
 《大方等大集經》は曇無讖(385―433)らによる譯で、「跉跰」があった卷第二十四は 北涼天竺三藏曇無讖譯と記されています。

 かなり遡れました

 
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「跉跰」SAT2015で検索

2022-05-26 13:55:59 | 漢文・漢字
 「跉跰」を中國哲學書電子化計劃で検索の結果ヒットなしだったので、「SAT大正新脩大藏經テキストデータベース」を検索してみました。
 サイトの細かい説明を読んではいないのですが、こちらも益々使いやすくなってきているようです。


 (大正新脩大藏經テキストデータベースより)

 29か所もヒットしてくれました
 「跉跰」は漢訳語の可能性が大きいのではないかなぁ~と思うのですが?

 添品妙法蓮華經には鳩摩羅什訳の《妙法蓮華経》が含まれるので、時代がグッと遡るかと期待したのですが、「伶俜」の欄外注に「跉跰」が記されているのでした。残念!

 SATでヒットした中から、まず以下の4か所を前後の文も含めて慎重に読んでみようと思います。
・法華義疏 (1721) :跉跰[跉零音/跰破寧]行不正貎也
  ※ 中国隋代の法華経の注釈書

・妙法蓮華經玄賛 (1723):今多作跉跰不知所説。有解云跉跰足履危險之貌。
  ※ 唐の慈恩大師基(632~682)の撰

・一切經音義 (2128) :或作 行不正作跉 呂貞反 勅貞反切韻 行不正也有作跉跰字林力生反跰補諍反與迸同跉不正迸散並非此義也
  ※ 元和2年(807年)に慧琳(えりん)が著した、大蔵経の仏典に出てくる難語や梵語などの外国語の意味や発音を記した音義書。

・妙法蓮華經釋文 (2189) :行不能正。悕懼辛苦也。或作跉跰。跉力生反。跰補諍反。散也。與迸同。竝非此義。
  ※ 平安中期の法相家の学僧仲算の撰。
 
===
古語大辞典より用例を省き、一部抜粋:
やす‐ら・ふ【休らふ】[一](1)行動を停止する。(イ)足を止めてじっとしている。進行せずにうろうろする。たたずむ。「佇 ヤスラフ」「進退 ヤスラフ」「徘徊 ヤスラフ」<名義抄> (ロ)休息して様子を見る。休む。(ハ)とどまっている。一時的に滞在している。(2)ためらう。ちゅうちょする。[二]じっととまらせる。
[語誌]「やすらか」とは意味の隔たりが大きく、「やすむ」の意味との脈絡があるようである。「やすむ」の語幹「やす」に接尾語「らふ」が付いたと見なした方が、意味の理解がしやすい。思考や行動を停止して、その状態をしばらく持続している意がすべての基底をなしている。
(後略)

大漢和より
徘徊 (1)ぶらぶら行く。さまよひあるく。俳徊。(2)心がきまらない。
===
 
 こう見ていくと、<名義抄>の「 ヤスラフ」に記載されている漢語の幾つかに疑問が湧いてくるので、本文も確認してみようと思います。
 時間が足りない・・・

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『節用集』と『倭玉篇』

2022-05-25 23:32:41 | 漢文・漢字

『節用集』 易林本(国文研貴重書) 巻十二
L3 跉跰 ヤスラフ 徘徊 同

以下、『古語大辞典』(小学館)より
『節用集』:すべて易林本(慶長二年刊)を基にしている。(古語大 p1819)
『倭玉篇』:古本には多種多様なものがあるが、そのいずれの編者の名を伝えない。ただ、後の慶長10年(1605)版の編者が「夢梅」であるということは唯一の例外である。
『夢梅本倭玉篇』:慶長十年刊。編者は夢梅。夢梅とは易林本『節用集』の編者易林の別号である。



《龍龕手鑑》足部第十二 (捜韻の「文影対照」より)
※ 跉が2つあり

 テキストデータも提供されており、右側に影印が表示されており参照しやすくなっていました。どんどん便利になって有り難いです。

 この「文影対照」の存在に気が付き、今日は『山海経』関連の検索に没頭していました
 まだまだ調べたいことがあるのですが、もうこれ以上頭が働いてくれません

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気になる『和玉篇』

2022-05-24 08:58:23 | 漢文・漢字
 昨日、回線が14分ほどアクセス不可に。昨日のことが頭を過り、まさかね? なんて思いつつブラウザを立ち上げたままでエディタを使って記事をいていたら、いきなりサイトが表示されビックリ(笑)
 「漢字古今字資料庫」のアクセスは解消されたようで一安心。

 ある方のブログに天理ギャラリーで「「中国古典名品展」」が開催されていることを知りました。
 昔々、展覧会に行ったことがあり展示品で気になった箇所があることを思い出しました。その時の図録「日本の古辞書」を取り出し確認すると、もう25年も前のことだったんですね。
 その時に展示されていた『和玉篇』の「𧾷偏」に「蛉(レイ) ヤスラフ」の文字が混じっていたのです。
 入館時にもらったパンフレットの裏にメモがびっしり書いてありました。

 それを別の版本ではどうなっているのか調べてみようと思い立ち、先日入手したばかりのデータを見てみました。

1.倭玉篇(国文研貴重書) 足偏七十一 (56/334)


2. 右下 跉 レイ [跉跰行皃]


3.左下 跉 リヤウ [ヤスラウ]


 私には、2.も3.も同じ漢字に見えるのですが?
 他の幾つかの版本もザット見たところ2つ書かれていました。

4.大漢和


 大漢和には「レイ・リヤウ」二つの音が記されており訓はありません。

 「ヤスラウ」という読みがどこから来たのか、非常に興味があります。
 前出の図録には、「和訓は諸本の差が著しい」と説明があります。
 『古語大辞典』の巻末にある「日本の古辞書」によると、伝本の系統が複数あるらしいです。
 さらに「新日本古典籍総合データベース」には確認するのが嫌になるくらいの写本・版本の国書所在が記されています

 昨夜、『倭(和)玉篇』に関する数編の論文を見つけたので、情報があるかもしれませんのでまずそれを読んでみようと思います。
 
 9時から叡王戦の対局が始まります! 今日の和服も素敵です。
 まずは応援に集中!

 気もそぞろで書いているので、後から内容の修正をするかも、です

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西大寺本金光明最勝王経平安初期点

2022-05-21 21:11:38 | 漢文・漢字
 いつも使用させていただいている「中納言」に、『西大寺本金光明最勝王経平安初期点』が追加されていました
 感謝、あるのみです。
 ただ、入力したキーワードが1度でヒットしてくれなくて・・・ 
 「見つかりません」なんて表示されるとガッカリ!

 引用箇所が原文の表記通りでない場合、漢字の新旧字体が違っていたり、漢字と仮名の違いだったり、漢字そのものが違っていたり、底本による違い等いろいろあるのでしょうが・・・
 使いこなせるようになるまでは程遠いかなぁ~

 でも、検索対象の著作品がどんどん増えているようなので、今後が楽しみです。
 
 昨日は名人戦をチラ見しながら作業をちょっとだけして、今日は集中して校正終了
 何点か再考したい箇所があるので、校正表を作成しながら最後の仕上げをするつもり。原稿が届いてから幾日も経っていないので、もう少し時間を戴きましょう。

 今期もオンラインの講座を聞いているのだけれど、なんだか集中できない
 隣室からテレビの音は聞こえてくるし・・・
 やっぱり対面式のほうが緊張感があっていいのかなぁ~? 
 孫たちはオンラインで授業を受けていたのだけれど、同じような状況で勉強頑張っていたんだねぇ~。
 今更ながら感心しきり!

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今後の方針決定

2022-05-12 08:31:34 | 漢文・漢字
 昨夜は昼寝をしなかったこともあってか、早めに寝付け熟睡できました。
 おかげで今朝は頭スッキリ!

 身支度を整え、洗濯など毎朝の用事をしつつ、つらつら考えておりました。そしてようやく当分の間は1つのことに集中して取り組もうと決めました。

 まず、中央公論社刊『日本語の世界3 中国の漢字』(貝塚茂樹・小川環樹編)『日本語の世界4 日本の漢字』(中田祝夫編)そして『日本語の世界5 仮名』(築島裕編)を順に読み直し、ある項目に関して自分の言葉で正確に説明できるようになること。

 手元にあるこの『日本語の世界』は昭和の刊行ですが、錚々たる先生方が執筆されており、今までも必要に応じて開いていました。
 基本的な事柄を学ぶには最適なシリーズの書籍だと思いますので、今回も必要な事柄を余すところなくしっかり読んで頭に入れようと思います。

 この書籍は、神保町の巖松堂の閉店セールで購入したものです。もう10年以上も前のことだったんですね。
 やはり買っておいてよかった!

 昨日、買い物ついでに100均に寄り、論文を整理するためのファイルを買って来ました。夜、印刷してあった数編の論文を綴じたのですが、気が散らないようにしまっておくことにします
 今回の件に関連のない本も全て片付けます。そうでもしないことにはまた脱線ばかりしそうだから・・・ 

 ここまで書いておいて、投稿前にテーブル脇に積んであったファイル・本など撤収完了!
 さぁ~、洗濯機が止まったみたいだから干して来ましょ!

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「日本足利学校蔵国宝及珍稀漢籍十四種」中国で刊行

2022-05-09 09:01:44 | 漢文・漢字
 今朝受信したTwitterからのメール(なぜかいつも遅れて)で、朝日新聞デジタルの7日の「足利学校の国宝の漢籍 日中の研究者が連携してカラーで刊行」というニュースを知りました。
 
 以前に1度だけ足利学校に行ったことがあったのですが、その時は残念ながら実見することができず、非常に残念に思っていました。
 朝日の記事によると、「当時の注を記した朱墨の書き込みや、本の来歴を示す蔵書印の印影なども鮮明に分かるカラー版の影印本」とのことです

 いやぁ~~~、これは見たいですねぇ~~~
 で、早速価格の確認をすると、日本での販売価格は1組73万2千円 
 宝くじでも当たらない限り無理だわねぇ~~。

 一昨日から読んでいる論文に「紫」に関連する記述があり、つい先日学退氏のブログ「間色をめぐって」を読んだばかりだったことを思い出し、読み返したところ『佚存叢書』を知りました。

 これは江戸時代の版本で、探したところ国立公文書館で公開されていたのですが、残念ながらこの『佚存叢書』の画像データの提供はされていませんでした。
 更にしつこく探してみると、中国の商務印書館で刊行されていることが分かりました。中国で失われていた部分が日本で刊行された『佚存叢書』にたまたま残されており、中国にとっては大変貴重な文献だったということですね。
 朝日の記事にもありましたが、日本では採算が取れないので引き受け手がないとのことですが、中国はこういう点は素晴らしいですね

 さて、今日も論文の続きを拝読するつもり。内容が濃くて、ラインを引いたりメモを取ったり、さらには他の文献を参照したりとなかなか先に進めず、やっと3分の1くらいまで来ました。

 昨日、夕方頃には疲れ果ててしまい、夕飯後は読むのを止めました。
 洗濯・掃除・ご飯作りなどをしながらその合間に読んでいるのですが、これでいいのかも。1日中集中して読むのは無理かもしれない・・・

 昨日一昨日と名人戦第3局が行われましたが、よくあんなに長い時間考えていられるものだと感心します。
 名人が指し手を間違えて逆転負けしてしまったのですが、解説者の藤井猛九段が「疲れてフワッとすることがあるんです」と言っておられました。  
 ほんとその状態、よく分かります

 1度読んだだけでは忘れてしまうし、読んだことさえ忘れていることもあるし・・・ 
 少しでも何か頭の片隅に残ってくれるものがあると期待して読むことにしましょう 

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自由時間満喫

2022-05-07 20:37:46 | 漢文・漢字
 一昨日、炬燵を片付ける承諾が家人からようやく得られ、お天気が良かった昨日・一昨日に4回ほど洗濯機を回し、炬燵に掛けていた毛布・カバー類の洗濯・収納を済ませられてスッキリしました。
 忙しい中よく頑張ったねぇ~~~

 今日は午前中に校正を済ませ、午後の便に間に合わせるべくすぐに校正表を印刷して投函して来ました。
 これで家事・仕事ともに一段落し、暫くは、大手を振って論文の拝読に没頭できる状態になりました

 これから「仙人の飲食」読みま~す
 当分校正の依頼来ませんように!

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早期復活!

2022-05-05 08:16:51 | 漢文・漢字
 昨夜就寝時、アラームを止めて今朝はゆっくり起きるつもりでしたが、6時半には目が覚めてしまいました。
 このところ頭をフル回転させているせいか寝つきが良くなり、グッスリ眠れているのかもしれません。

 朝早い方が回線の状態がいいので、捜韻からPDFデータを貰ってきました。もうjpegデータをダウンしてPDFにする気力は失せたので。

 四庫全書の画像は、版本と比べると趣がないけれどそこは我慢!作業すること5分でダウン完了  
 ダウン状況が確認しやすいように、サブディスプレイでフォルダ開き、巻数を確認しながら作業していました。

 ダウンを完了し、メインディスプレイのデスクトップにフォルダを移動させ、いざフォルダを開こうとしたら、なんとフォルダがありません
 悪夢再来!

 どうして? どうしてそうなるの?
 サブでクイックアクセスを開き、表示されたフォルダをメインの方にコピーして事なきを得ましたが、なぜそうなるの? 初期設定でそうなっているのかなぁ~?
 後でマニュアルをゆっくり見てみましょう。

 で、ついでに増えすぎて何があるのか分かりづらくなっていた「お気に入り」の整理をしました。
 ダブっているリンク先などを開いてみて慎重に削除。かなり減って使いやすくなってきました。
 とっくに忘れていたサイトも開いてみたところ、「畫像石」のデータベースがありました

 「京都大学人文科学研究所所蔵画像データ」です。
 完全に忘れていました。
 曲阜の画像を調べたいと思っていたのですが、大学の図書館がコロナ対策の為学外者の閲覧を停止しているので、当分は調査できないと半ばあきらめていたのでした。

 更に提供されているデータは、DjVu形式でのダウンが可能で鮮明な画像が期待されます
 過去の情報収集が思いがけず役立ってくれました。

 さぁ~今日も又忙しくなりそうです
 図書館にリクエストしていた作業用の書籍が昨日届いており、今日受け取りに行って校正の続きをするつもりでいたのですが・・・ 

 今の作業を中断すると、やるべきことを忘れてしまう恐れがあるので・・・
 もう1日お休みいっただっきま~~す
 って、明日は聡太君の挑決を掛けた大事な対局がある日。さぁて~どうするかなぁ~?

 
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パンクしそう~

2022-05-03 16:38:12 | 漢文・漢字
 昨日来ずっと調べ物をしていて、脳みそフル回転でパンクしそう  

 『漢代鬼神の世界』を読み直したところ、「盤に盛った団子」「何か粒粒のもの」と表現されている箇所があり、添付されている画像資料で確認できました。

 以前に蒐集していた西王母の画像も確認し直しました。 
 西王母・ウサギ・ヒキガエルと来れば、やはり不老長寿の丸薬と思わるので文献での確認をしたいのですが、語彙が一定ではなく検索が大変そう。
 丸薬は、神薬・仙薬・・・
 飲み物は、丹水・玉液(楚辞)・・・
 
 『漢帝国の遺産 道教の勃興』にも情報がたくさんあるようなので、再度読み直し
 時代が下るにつれて変化する西王母の画像のことも気になるし。 

 調べが進むにつれて目を通したい参考文献が増え続けて・・・
 時間が足りないyo~~~

 そうそう、昨日の王位戦の対局で、羽生さんが勝たれてリーグ戦残留が決定しました
 1993年以来陥落なしの大記録だそうです
 サブディスプレイをチラ見しながら応援してました。2画面で見られて最高

  [水匠5による解析結果]
先手:澤田真吾七段
後手:羽生善治九段
戦型:横歩取り



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