南魚沼~わが故郷から~

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We Shall Overcome !

2008年05月31日 | Weblog
 NHKで土曜日の夜放映されているドラマ「トップ・セールス」。
きょうが最終回、かなりのインパクトのある内容でした。
「自動車を売ることは、ユーザーの家族の将来の夢や希望を売ること」
「クレームはつきもの、自らの課題はクレームに学ぶこと」
「社長やめます、またヒラのセールスマンに戻ります。」
カッコいい、清々しい人生を歩む女性の物語でした。
実話に基づいて、シナリオが作成されたそうで、ドラマの第一回に、本人が登場していました。

 高校時代、同級であった5人・・某大手自動車会社社員、官僚、ジャーナリスト、幸せな
家庭を夢見る平凡な女性、そして女性でありながら、とにかく仕事をしたいヒロイン。
5人の30年間の山有り谷有りの人生を描きながら、戦後日本の歩み・国際化・資本主義・
企業論理・・そして人生とは、友情とは、日本は・日本人は・家族は・・・かなり広範囲にわたる
テーマ(多いですね)を織り込んだ物語でした。

 We Shall Overcome ! 友人5人で歌い、母娘2人で歌います。
ところで、なんでWe Shall Overcome ! =アングロサクソン・アメリカなのかね?
この歌公民権運動やベトナム戦争当時の反戦運動でもよく歌われたように記憶していますが、
そうした意味もこめて選んだのかな?
 それに今の48歳はこの歌知ってるのかな、団塊世代ならわかるが。
もっと相応しい日本の歌はなかったのかな?等々素朴な疑問もある。
 しかしドラマ中でのセリフから「一生懸命生きるならこうあるべき」という
「We Shall Overcome !」と素直に受け止めたい。
秀作ドラマでした。
 DVD化されたら、改めてみなおしたいと思いました。

 と言うところで、本日あるVIPの話を伺いました。
良い話でした。
「世界での最近の成功国、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、ドイツ等に学ぶことは何か?
・・・「セーフティ・ネット(社会保障)の存在意義」・・・、保守系の政治家からこの話を聴いた
のは今日が初めて。
神野直彦氏のNHKブックス「希望の島への改革」を読んでからもう7,8年、随分経ちます。

 あらためて政治が国の将来、国民一人一人の人生をどのようにして守っていくのか、という命題を
今突きつけられているように思います。
 一人の女性セールスマンの生き方「自動車を売ることは、ユーザーの家族の将来の夢や
希望を売ること」であって、決して「売れればもう後はいい」などと決して思わない潔さ、
共通するものがあるように思いました。

 「未来はみんなの希望であるべき」「未来を示すのは政治」