南魚沼~わが故郷から~

四季折々姿を変える豊かな自然を次世代に
活き活きとした顔が溢れる元気なまちをつくろう

最後の楽園 鷲ファンへ

2008年10月31日 | Weblog
 彼女はプロビディンスからやってきた
 ロード・アイランドにある町さ
 そこは古い世界の影が
 至る所に重くのしかかる土地
 彼女は希望と夢だけをカバンにつめて
 避難民のように逃げてきた
 父親が海を渡ってきたの同じように・・・

 人々がいつも微笑んでいる国の話を彼女は聴いた 
 人々はインディアンの生き方や
 彼らがいかにこの土地を愛しているかを語った
 そして彼らはあらゆる場所から
 大いなるロッキー山脈を越えてやってきた
 自分たちのがんばれる場所
 あるいは身を隠す場所を求めて・・・

 人々は混雑した酒場に集まり
 ひとときの安らぎを求める
 そこの様子がどんなものか
 ぜひ話して聴かせたい
 僕にはわからないけれど
 人々はなぜか そこを楽園と呼ぶ
 町中が浮かれ騒いでいるうちに
 誰かが山々を削り取っているというのに・・・

 凍てつくような風が
 海岸沿いの峡谷から
 砂漠を越え
 マリブにまで吹き抜けていく頃
 恐れを知らぬ うぬぼれた人たちは
 飢えたように権力を競い合う
 彼らのネオンの道を照らすため
 成すべき事を探しながら・・・

 そこに富ある人々がやってきて
 我が物顔に土地を略奪していった
 でも誰もそれをやめさせることはできない
 彼らは邪悪な家を次々と建て
 イエスの民はそれを買い受けた
 やがて 彼らはそこをパラダイスと呼び
 理想の国と考えた
 くすんだ太陽が沈んでいくのを眺めながら・・・

 きみもすべてを捨てて
 ラハイナへ出帆することができる
 遠い昔に
 宣教師達がそうしたように・・・
 彼らの買い込んだネオン・サインにはこう書いてある
 ”イエスは来たり”と
 それは白人たちの重荷を取りのぞき
 代わりに支配者への手綱を与えた

 何が君のもので何が僕のものなのか?という
 大それた意匠を施すものは誰なのか?
 今や ニュー・フロティアなど存在しない
 僕たちが ここで創り出さなければならないのだ
 でも人は限りない欲望をあくまで追求し
 残虐な行為を正当化している
 ”運命”という名のもとに
 そして”神”の名のもとに・・・

 日曜日の朝に
 きみは見るだろう
 あそこがいかに素晴らしいかを
 立ち上がって 声高らかに歌う彼らの姿を・・・

 彼らはそこをパラダイス(楽園)と呼ぶ 
 僕にはなぜだかわからない
 もしも あそこが真の楽園だというのなら
 そんなもの キスしてオサラバさ・・・・・

    詩 ドン・ヘンリー&グレン・フライ
 
  これは1976年、米合衆国建国200年に向けたイーグルスのアルバム「ホテル・ カリフォルニア」
 に収められた「The Last Resort」という曲の歌詞です。
  アメリカの略奪、自然破壊の歴史を批判しています。
   これは30年以上前の歌ですが、現在でも色あせていません。

Dylan 夢のつづき

2008年10月29日 | Weblog
 ひと連なりの夢について僕は思いをめぐらせている
 夢の中ではすべてが底の方に澱んだままで
 何一つ浮かび上がってこない
 永遠に静止してしまったような世界
 すべては朧気なまま
 夢の傘に覆われて新たな体験を連ねる
 出口はどっちに行っても開かれていない
 意味づけすることもできなければ
 科学で証明することもできない
 ぼくは何か特別な手助けを探し求めていたわけではない
 ひと連なりの夢に思いを巡らせながら
 ぼくは最後まで頑張り抜いた

 (アーティストの意向により、大意を掲載しております。ご了承ください。)

 ・・・だそうです。

 もう10年以上も、この曲を聴き続けている。
 なぜか、この曲を聴くたびに、その曲調、ヴォーカルに勇気づけられ、慰められている。
 それが何か、と問われても、明確、明快な言葉を発することは、まだできない。
でも曲を聴くたびに、悩み楽しんでいる。

 たぶん、悩み、汗をかいて、楽しんでいることで、人生は終わってしまうのかもしれない。
結局、自分の人生の意味は、自分しかわからない。
でも、もしも自分に家族があり、共に汗を流し悩む仲間がいるとしたら、家族と仲間の為に
頑張ろう、そんな意識をもてるかどうかで、世の中はどっちにもいくのだろう。
それは、よりひろく考えた方が良い。
人間は、わかっていることだが「ひとりでは生きていけない」。
だから、誰も人を攻撃することで、自分の立場を正当化しようとは、本来は思わないはずだから。
夢の続きを追いかけよう。結論は得られないのかもしれないが。
「俺には君がいる、ありがとう」そんな言葉をより広く、毎日かけ合えたら、幸せだろう。

マリと子犬の物語

2008年10月26日 | Weblog
 今日は久しぶりに映画の話。
遅ればせながら「マリと子犬の物語」を観ました。
 
 04年中越地震、山古志村が舞台、ひとりの老人を助けた犬の実話をもとに、製作された映画。

原作:桑原眞二 大野一興「山古志村のマリと三匹の子犬」(文藝春秋刊)
監督:猪股隆一
脚本:山田耕大 清本由紀 高橋亜子
音楽:久石譲 主題歌:平原綾香「今、風の中で」(ドリーミュージック・
キャスト:
船越英一郎 松本明子 広田亮平(子役) 佐々木麻緒(子役)/高嶋政伸/小林麻央 小野武彦/宇津井健

 これでもか!というくらい泣かせてくれますね。
本作のシナリオ、3人の名前がクレジット・タイトルに出てきますが、トリオでの合作、なるほど。
ストーリー展開とセリフ、やや無理がある部分もありますが、特に何も言うことがありません。
 
 地震というどうしようもない災害を背景に、ニュースにもなった実話をもとに、兄妹、親子、祖父と孫、
地域社会の人の和・・、人の絆をとてもポジティブに描いた作品だと思います。

 主人公のあやちゃん、お兄ちゃんのりょうた君の演技が、とても素晴らしくて感動させてくれます。
そしてマリを演じるワンちゃんがこれまた凄い演技。

 地震の前、画面に広がる山古志の自然の美しさ、そして地震によって破壊された無惨な姿、4年前を
思い出してしまいます。
山古志には行きませんでしたが、小千谷、田麦山でのボランティアを思い出します。
田麦山で見たあの光景は、今も忘れることができません。
地震によって破壊された地域の姿をみたときの思いは、何とも言えない重苦しいものでした。
当地南魚沼の被害は、小千谷や北魚沼、山古志に比べれば軽微なものでしたが、あの地鳴りと共に
何の予告もなく襲ってきた地震の恐怖は、今も良く覚えています。
1度揺れてそれで終わりではない、何度も何度も繰り返し襲う余震の恐怖も忘れることはできません。

 忘れてはいけない中越地震、あの未曾有の災害を背景に、実話をもとに描かれた「マリと子犬の物語」、
多くの人に観てもらいたい映画だと思います。

 地震になんて負けないぞ!そんな勇気をもらえる作品だと思います。


http://jp.youtube.com/watch?v=rXTv9Z7zEQQ&feature=related

 もうひとつ映画の話を付け加えたいと思います。
きのうは、さわらびで、社会福祉協議会の主催で、きょうさ連(全国の協働作業所でつくる組織)製作の
ふるさとをください」が、上映されました。

 精神障害者の作業施設が地域住民の偏見や反対運動を乗り越えて、地域住民の理解を得ていくまでの
過程を描いた映画です。
賛成・反対派の意見が真っ向から対立する反対派集会でのやりとりで、反対側の多少大人げない
意見が鼻につくし、すこし陳腐に感じる部分もあるが、対立問題の核心がよくわかるように
描かれている。

 映画の上映の後で、「魚野の家」に通所する方のお話しがありました。
「家族の支え」「通所作業所」について、感謝の言葉がありました。
精神・知的障害者への理解や施設への理解を深めるよい機会であったと思います。
 

天地人

2008年10月23日 | 天地人
 NHK大河ドラマ「天地人」関連情報です。

● 「愛・天地人博 南魚沼

 ○ 会場  JR六日町駅徒歩30秒 南魚沼市役所となり
 ○ 内容 
   「絆~きずな~ 兼続を育んだ実り豊かな『人』と『大地』」をテーマに、
   「大河ドラマ情報」「地域情報の発信」「郷土の歴史・文化の発掘と継承」の3つの
   展示エレメントを軸に構成される。 
   会場は「大河ドラマゾーン」「南魚沼ゾーン」「物販ゾーン」の3つに分けられる。
 ○ 開催期間・開館時間
   開催期間  平成21年1月11日(日)から平成21年12月27日(日)
    開館時間  午前8時30分から午後5時30分(入館は午後5時まで)
 ○ 入場料金は
   大人一般 当日 600円 前売 500円、大人団体 当日 500円 前売 450円   
   小人一般 当日 300円 前売 200円、小人団体 当日 200円 前売 150円

  問い合わせ先 「愛・天地人博南魚沼プロジェクト」事務局 025-773-6716
           
● 直江兼続公伝世館
 ○ 坂戸銭渕公園に建設中、まもなく完成。
   兼続公の生家をイメージしたつくりになっている。
 ○ 甲冑、刀剣類、情景ジオラマ、直江状などの文書類を展示予定
 
   
    (写真は、完成間近の直江兼続公伝世館、外観、内部)

 ドラマの方は、豪華キャストと女性脚本家の起用など、「篤姫」と「天地人」の共通する
ところが多いが、来年も高視聴率をマークする大河になってほしいと思う。
個人的には昨年の「風林火山」のような、ややハードな戦国大河が好みだが・・。

 史跡や歴史遺産では米沢や上越に及ばないが、兼続公を育んだ原風景である、美しくも厳しい
自然の移ろいは、昔も今も南魚沼にしかない。
「天地人のイメージ」として、深く視聴者の心に残る兼続公と南魚沼の姿が、ドラマに描かれる
ことを期待している。

収穫祭~もちつき大会~

2008年10月20日 | 地域・まちづくり
  昨日19日は終日ほとんど雲のない青空が広がった。
そんな秋の一日、当地区では恒例の収穫祭が行われ、多くの地区の人たちが参加した。
朝から準備をしながら、肝心のもちつき開始時間は、別の用事があり会場を離れざるを得なかった。
 会場に戻ったときには、もう餅は品切れ、空きっ腹にアルコールを流し込みながら、みなさんと
多くのことを話した。
地区の老若男女が一同に介する機会は、1年の中でもなかなかありません。
だから、収穫が終わった直後のこの時期、お互いの慰労を兼ねて、みんなで餅をついて、腕自慢の料理を
持ち寄って楽しむこの会は、とても大切な秋の催しになっている。

 昨夜放映された「NHKスペシャル・世界同時食糧危機(2)食糧争奪戦~輸入大国・日本の苦闘~」は、
多くのことを考えさせてくれた。
世界的に見れば食料、特に穀物の需給は逼迫しており、英仏、米などの資本が、農地や生産量の確保に
取り組む状況が放映されたし、遺伝子組み換えを導入し、主食であるトウモロコシの増産を進める
南アフリカの状況なども放映された。
某味噌・醤油メーカーが大豆輸入の確保に苦悩している状況も紹介された。

 これを観ながら、日本の消費者は恵まれているなあと実感。
しかし、世界的な穀物需要の増大と生産量の不足は、価格の上昇を伴うものであり、米以外の穀物自給率は
わずかに5%という日本は安閑としていられる状況ではない。
今は高くなっても原材料の確保はできるかもしれないが、永久にそうであるとは言えない。
飼料作物の高騰や輸入穀物の上昇は、完成品として店頭に並ぶほとんどの食料品の価格を押し上げる
ことになり、今後に不安を抱かせるものである。

 先進国の食糧自給率は高く、100%以上の国がほとんど、しかし日本は40%を割り込んでいる。
内外価格差の問題もあるが、極めて低い日本の食糧自給率を上げていくための本腰を入れた政策を望みたい。
国内で生産調整のため、耕作が行われていない農地は、40%に達するという。

 身にしみて残念に思えたのは、日本での年間の食料の廃棄量が900万トンに達するという事実である。
 


第4回 八色の森市民祭り

2008年10月12日 | 地域・まちづくり
きょうは「八色の森市民祭り」が、さわやかな秋晴れのもと開催された。
久しぶりに八色の森公園を訪れました。
大勢の市民で賑わい、盛況でした。
野外ステージでは、ローカル色豊かなアトラクションが次々と繰り広げられていました。

 障害者家族会や魚野の家、魚沼学園などのみなさんが、手作りのアクセサリーや石けんなどを
販売していました。

 映画鑑賞会のお知らせです。
社会福祉協議会では、映画「ふるさとをください~明日は、みんなにくるんだね~」を上映します。
 10月24日(金) 湯沢町公民館 13:30から15:30
 10月25日(土) 南魚沼市さわらび ①10:00~12:00 ②13:30~15:30
 前売り券 1,000円  当日券 1,200円
 (販売 南魚沼市社会福祉協議会 025-773-6911、湯沢町社会福祉協議会025-784-4111)

 八色の森公園は1年ぶりだったので、広大な公園を散策しながら、祭りを楽しませていただいた。
 


 



 小出郷文化会館の表に広がる「響きの森公園」も気に入っているので、訪れてみました。
あの円形の窪地(雪のコロシアム)には、野外ステージのような骨組みがありました。
しかし、この円形の窪地、誰のアイデアなのだろうか?
奥の山手側の公園や遊歩道も、更に整備が進んできれいになった。
ただの芝生が植えられた円形の窪地と言ってしまえばそれまでなのだが、なぜか凄く気に入っている。
冬には雪合戦もここで行われるそうだ。
いろんな使い方のアイデアが浮かんできそうである。





 

西の魔女が死んだ~市民会議情報

2008年10月08日 | 子育て・教育
  今年の青少年健全育成市民会議大会は、11月8日(土)に開催の予定。
 今年も昨年に引き続き、『親と子の映画鑑賞会』を開催する。
 タイトルは『西の魔女が死んだ』。
 梨木 香歩さんの原作で、数々の賞を受賞し、ロングセラーを続ける作品の
 実写映画とのことである。
 
  昨年市民会議では大会の開催を検討する中で、従来のような著名な方々
 の講演を中心にした大会では参加者が少ない、映画であれば気軽に出席し
 てもらえるのではないか、との考えから『バッテリー』を上映した。

  会場の市民会館、多目的ホールで午前と午後2回の上映、いずれもほ
 ぼ満席であった。
   安直な方法と受け止められるかもしれないが、親子揃って一緒に映画を
 観ていただいて、何かを心に残して、それを語り合う時間が持てるとすれ
 ば、とても良いことだと思う。

   さて今回の『西の魔女が死んだ』だが、私は原作を 読んでいないし、
  映画も観ていない。
  まだレンタルDVDも出ていない最新作とのこと。
  楽しみである。

  ● 11月8日(土)市民会館多目的ホール
    10時30分と13時30分から、2回上映
    入場料:200円
     (各地区育成会、小学校にて)
     (市民会館でも販売)

北里研究所・南魚沼市包括協定

2008年10月03日 | 医療・福祉
    学校法人北里研究所と南魚沼市は、
  人的交流・物的資源の相互活用を推進するため、幅広い
  連携・協力を行っていくことに合意した。
  昭和57年旧大和町に開設され26年の歴史を刻む
  北里保健衛生専門学院では、
  現在、臨床検査技師養成科、管理栄養科、保健看護科、
  臨床工学専攻科が設置され、950名の学生が学んでいる。

   同研究所と南魚沼市は、既に保健・医療・福祉分野で
  人的交流・研究活動など相互に協力・支援を行っている。

   新潟県が推進する健康ビジネス連峰構想に協力すべく、
  北里大学保健衛生専門学院は、本年11月に開催される
  健康ビジネスサミット「うおぬま会議」の主会場となる。

   こうした実績に基づき、両者は今後「協議会」を設立し、
  更なる人的交流や知的・物的資源の相互利用の具現化を
  目指す。

   北里研究所と南魚沼市は、それぞれの理念、特色を活か
  した地域貢献や産学官連携などの活動を推進し、南魚沼市
  や新潟県が構想する「学園都市構想」
  「メディカル・タウン構想
 健康ビジネス連邦構想」などの実現に資することを目的と
  して、包括協定を締結する・・・、としている。

   率直に評価し、今後の協力関係の充実を望むと共に、
  このブログでも以前何度か書いたが、基幹病院構想とリンク
  した「地域医療の充実」や「メディカル・タウン構想」が実現
  されていくことを期待したい。