彼女はプロビディンスからやってきた
ロード・アイランドにある町さ
そこは古い世界の影が
至る所に重くのしかかる土地
彼女は希望と夢だけをカバンにつめて
避難民のように逃げてきた
父親が海を渡ってきたの同じように・・・
人々がいつも微笑んでいる国の話を彼女は聴いた
人々はインディアンの生き方や
彼らがいかにこの土地を愛しているかを語った
そして彼らはあらゆる場所から
大いなるロッキー山脈を越えてやってきた
自分たちのがんばれる場所
あるいは身を隠す場所を求めて・・・
人々は混雑した酒場に集まり
ひとときの安らぎを求める
そこの様子がどんなものか
ぜひ話して聴かせたい
僕にはわからないけれど
人々はなぜか そこを楽園と呼ぶ
町中が浮かれ騒いでいるうちに
誰かが山々を削り取っているというのに・・・
凍てつくような風が
海岸沿いの峡谷から
砂漠を越え
マリブにまで吹き抜けていく頃
恐れを知らぬ うぬぼれた人たちは
飢えたように権力を競い合う
彼らのネオンの道を照らすため
成すべき事を探しながら・・・
そこに富ある人々がやってきて
我が物顔に土地を略奪していった
でも誰もそれをやめさせることはできない
彼らは邪悪な家を次々と建て
イエスの民はそれを買い受けた
やがて 彼らはそこをパラダイスと呼び
理想の国と考えた
くすんだ太陽が沈んでいくのを眺めながら・・・
きみもすべてを捨てて
ラハイナへ出帆することができる
遠い昔に
宣教師達がそうしたように・・・
彼らの買い込んだネオン・サインにはこう書いてある
”イエスは来たり”と
それは白人たちの重荷を取りのぞき
代わりに支配者への手綱を与えた
何が君のもので何が僕のものなのか?という
大それた意匠を施すものは誰なのか?
今や ニュー・フロティアなど存在しない
僕たちが ここで創り出さなければならないのだ
でも人は限りない欲望をあくまで追求し
残虐な行為を正当化している
”運命”という名のもとに
そして”神”の名のもとに・・・
日曜日の朝に
きみは見るだろう
あそこがいかに素晴らしいかを
立ち上がって 声高らかに歌う彼らの姿を・・・
彼らはそこをパラダイス(楽園)と呼ぶ
僕にはなぜだかわからない
もしも あそこが真の楽園だというのなら
そんなもの キスしてオサラバさ・・・・・
詩 ドン・ヘンリー&グレン・フライ
これは1976年、米合衆国建国200年に向けたイーグルスのアルバム「ホテル・ カリフォルニア」
に収められた「The Last Resort」という曲の歌詞です。
アメリカの略奪、自然破壊の歴史を批判しています。
これは30年以上前の歌ですが、現在でも色あせていません。
ロード・アイランドにある町さ
そこは古い世界の影が
至る所に重くのしかかる土地
彼女は希望と夢だけをカバンにつめて
避難民のように逃げてきた
父親が海を渡ってきたの同じように・・・
人々がいつも微笑んでいる国の話を彼女は聴いた
人々はインディアンの生き方や
彼らがいかにこの土地を愛しているかを語った
そして彼らはあらゆる場所から
大いなるロッキー山脈を越えてやってきた
自分たちのがんばれる場所
あるいは身を隠す場所を求めて・・・
人々は混雑した酒場に集まり
ひとときの安らぎを求める
そこの様子がどんなものか
ぜひ話して聴かせたい
僕にはわからないけれど
人々はなぜか そこを楽園と呼ぶ
町中が浮かれ騒いでいるうちに
誰かが山々を削り取っているというのに・・・
凍てつくような風が
海岸沿いの峡谷から
砂漠を越え
マリブにまで吹き抜けていく頃
恐れを知らぬ うぬぼれた人たちは
飢えたように権力を競い合う
彼らのネオンの道を照らすため
成すべき事を探しながら・・・
そこに富ある人々がやってきて
我が物顔に土地を略奪していった
でも誰もそれをやめさせることはできない
彼らは邪悪な家を次々と建て
イエスの民はそれを買い受けた
やがて 彼らはそこをパラダイスと呼び
理想の国と考えた
くすんだ太陽が沈んでいくのを眺めながら・・・
きみもすべてを捨てて
ラハイナへ出帆することができる
遠い昔に
宣教師達がそうしたように・・・
彼らの買い込んだネオン・サインにはこう書いてある
”イエスは来たり”と
それは白人たちの重荷を取りのぞき
代わりに支配者への手綱を与えた
何が君のもので何が僕のものなのか?という
大それた意匠を施すものは誰なのか?
今や ニュー・フロティアなど存在しない
僕たちが ここで創り出さなければならないのだ
でも人は限りない欲望をあくまで追求し
残虐な行為を正当化している
”運命”という名のもとに
そして”神”の名のもとに・・・
日曜日の朝に
きみは見るだろう
あそこがいかに素晴らしいかを
立ち上がって 声高らかに歌う彼らの姿を・・・
彼らはそこをパラダイス(楽園)と呼ぶ
僕にはなぜだかわからない
もしも あそこが真の楽園だというのなら
そんなもの キスしてオサラバさ・・・・・
詩 ドン・ヘンリー&グレン・フライ
これは1976年、米合衆国建国200年に向けたイーグルスのアルバム「ホテル・ カリフォルニア」
に収められた「The Last Resort」という曲の歌詞です。
アメリカの略奪、自然破壊の歴史を批判しています。
これは30年以上前の歌ですが、現在でも色あせていません。