南魚沼~わが故郷から~

四季折々姿を変える豊かな自然を次世代に
活き活きとした顔が溢れる元気なまちをつくろう

好調!天地人博

2009年06月30日 | 天地人
市役所脇の旧JAみなみ倉庫を改造して開催されている「愛・天地人博 南魚沼」の入場者数が
18万人を突破、7月中旬にも目標の20万人を超える見通しだ。
昨29日夜、市内塩沢地区の織物会館で行われた市政懇談会で、井口市長が報告した。
連日狭い駐車場に大型バスが停車し、多くの見学者で活気がある。
雲洞庵の見学者は公表されていないが、天地人博を遙かに上回ると推測され、普光寺や龍澤寺などの
寺院の見学者はどこも相当な人出のようである。
多くの方々に南魚沼を訪れて頂いていることに、市民の一人として感謝の気持ちでいっぱいである。

ドラマの方は、ここ数回持ち直したように面白い展開で、個人的には充分に楽しんでいる。
気になる視聴率は、なんとか20%台(関東)を維持している。
視聴率のことはよくわからないのだが、平均して20%を超えていることは凄いことのようだ。
21世紀に入ってからの大河ドラマの中でも高い視聴率を維持している。

話を戻して、「ポスト天地人」ということで、大河効果で順調な観光客の入れ込みを、ドラマ終了後も
どうやって維持していくかという議論が、一部では盛んなようだ。
「天地人博」の延長も議論されており、NHKブースは12月で終了となるが、南魚沼ブースは、
来年3月まで継続が決まったとのことである。

それはいいとして、ドラマ終了後、観光客の入れ込み数を確保するために何をすべきかという
議論が盛んなようである。
議論を重ねることはいいことだが、市への積極的な対応を求める声が議員の中にもあるが、
そうした声を聞く度に少し考える。

本来、観光事業は民間が主導して進めるものであると思う。
観光業界や商工業界が戦略を練って、まず自ら進めるものではないだろうか。
NHKの大河ドラマという千載一遇のチャンスに恵まれた幸運と、多額のお金を投入した
「天地人プロジェクト」によって、南魚沼市を広く発信することができ、多くの人たちにこの地を
訪れて頂いた。
この成果を今後に活かしていくのは、まず個々の観光に携わる業者の課題であるし、業界の課題でも
あると思うのだが・・。


教えて年収

2009年06月29日 | 医療・福祉
「教えて! goo」

とても面白いやり取りがあったので。
今夜塩沢織物会館にて、市主催の「市政懇談会」があり、魚沼基幹病院(仮称)建設について、
何件かの質問が参加された市民の方々から出されました。
医師不足が今の当市の医療状況においても、基幹病院の設置においても重要な課題である・・、
そのことを思い出しながら、ネットでみつけた記事です。
当世の優秀な(?)若い方からの「早慶の理工系」か「医者」かどちらを選択すべきかとの問いに、
何人かの方が、とても真摯にこたえています。

天地人 第26回 「関白を叱る」

2009年06月28日 | 天地人
  愛の詩人    演出 一木正恵

よくわからないサブタイトルだが、中身は充分に楽しめた回。
家康の上洛、秀吉との対面シーンはさながら猿と狸のばかしあいのようで、面白い。

今回のMVP  上杉景勝
 遺言状に書かれた景勝の覚悟にはやや単純かもしれないが、率直に感動した。
 
第2位  ブラック秀吉
 越後に帰還する景勝・兼続主従を前に、自身の心情を吐露する姿は、上杉への信頼の証だろう。
 家康の所望に応えて、陣羽織を着せて見下ろす視線にもその内心が見えた。
 役者だなあ・・と思える。

第3位  直江兼続
 原作の兼続像とは少し違うイメージだが、周りを慈しみ包み込むキャラクター。
 深く広い心の持ち主だ。

黄金をどれだけ積まれようが、その意思は決して変わることのない兼続。
見越していた秀吉であっただろう。
関白殿下と上杉の信頼関係が、名実ともに出来上がった回。
家康殿の狸ぶりも楽しめた。

さて次回は、弟与七(小国実頼)が主役、 第27回 「与六と与七」

天地人 第25回 「天下人の誘惑」

2009年06月22日 | 天地人
 うちにこないか   演出 一木正恵

関白秀吉の知略家としての一面を中心に描いた第25回。
「天下をおさめるためのもうひとつの力が欲しい」というわけで、兼続のヘッドハンティングに出る秀吉。
最初から最後まで、息の抜けない展開で面白い。
いくつか印象的なシーンがあったが、景勝と千利休の「器」をたとえのやりとり、最後の景勝・兼続の
「茶会も戦」と笑い合うシーンなど見る方も力が入る。

MVP ・・・直江兼続
 主君の分も一人でカバー、上方に上杉と直江をPR。効果は抜群だ。
 ドラマにおける兼続の「愛」のキャラクターを存分に出した脚本もいいが、演技も充分に良かった。
 景勝とのシーンで、自分が茶会で秀吉に負けるようなことがあったら、切腹を申しつけてほしいと
 景勝に進言し、景勝が責めは主君である自分が負うと応えるところは、主従の結束と覚悟を感じて良かった。

第2位  ブラック秀吉
 10万の大軍もあれば、敵を内から崩してしまう知略も、巨万の富も、地位も、何もかも持ってしまった関白殿下。
 そんな秀吉像を笹野さんは存分に楽しんで演じられているように思う。
 
第3位  上杉景勝
 千利休とのやり取り、器は器、人ではない、というセリフ、深いですね。
 「天地人」では、上杉家を描くことで現代社会では希薄になった「人と人の信頼関係」を描くことが
 テーマの一つだと思っている。
 上杉の愚直と言われようが、その真っ直ぐな生き方を中心に据えて、上杉を取り巻く様々な人間模様
 や世の移ろいを描いていくことに好感が持てる。
 ドラマでの景勝の役まわりは、寡黙なだけにセリフの一つ一つが重く、正にこれが上杉というものだ。

前々回あたりからとても面白くなってきているように思うのだが、皆さんはどうですか?
来週はいよいよ秀吉が茶会という公的な場で、兼続を直接ヘッドハンティング?
景勝・兼続主従はどう出るか?

待ち遠しい28日。
   天地人 第26回 「関白を叱る」
 

天地人 第24回 「戸惑いの上洛」

2009年06月14日 | 天地人
「222万石」演出 片岡敬司

今回のMVP  献上の太刀よりも金色の太刀袋を喜んだ秀吉
  「天正バブルの権化」のような秀吉の描き方、これまでになく極端で面白いと思えた。
  小松江里子脚本、片岡敬司演出の傑作の回。

第2位  福島正則
  勇猛な風貌、豪快な人柄のようだ。酔っぱらって(憧れの上杉に会えて嬉しかったのだろう)、
  景勝・兼続を帰そうとしない。
  お涼が気遣いをみせるが、これが気にくわずに喧嘩になり、お涼に投げ飛ばされて気を失ってしまう。
  コミカルな展開で面白い。次の福島の出番のときにモノをいいそうな予感。
  小松江里子氏の脚本は、ユニークだ。
  戦国物向きではないのは確かと思うが、突拍子もないアイデアを連発する。
  
第3位  上杉景勝
  寡黙で純粋な景勝にとっては、「耐えられない初上洛」、自ら記した「第一義」の字を毎夜見ながら
  必死に耐える姿は拷問のようだ。
  兼続のような鷹揚な性格が少しでもあれば、楽なのだろうが・・。
  痛々しいような表情が印象的、心中お察しします。
  次回が心配になる終わり方。
  
誰を選んでも良い回だったが、物量作戦と機転の良さで成り上がった秀吉の時代、その象徴のような
エピソードの連続。
「金ぴかの太刀袋よりもその中身の方が重要だろう、しかし、みかけのハデさを選ぶのか・・・。」、
景勝・兼続の受けた印象は「侍とはいえまいな!」

大名への挨拶回りや接待に明け暮れる毎日、実力もさることながら日常のネゴシエーションも大事な時代に
なったというところか。
「何が本当に大事なのか?」ということも考えさせてくれた。
煌びやかな大阪の描写、その中で翻弄される景勝・兼続主従、「風刺画」のような回で楽しめた。

さて、来週は 第25回 「天下人の誘惑」・・一転して金箔いや緊迫の次回、期待しよう!

農地水環境

2009年06月14日 | 地域・まちづくり
きょう当地の「つぼいけ環境活動」は、公民館前の花壇や道路脇のあぜに花を植えたり、草刈りを行った。
途中から小雨が降り、寒い中、役員さんはじめ子ども会、婦人会、老人会、消防団のみなさんが参加した。

ことしで3年目になるが、草刈りや用排水路の管理、農道の補修・舗装などを実施している。
昨年は、子ども会と協力し、集落マップを作成し、集落を構成する各家々の紹介を公民館で行った。
共同体としてのつながりが希薄になりつつあるが、こうした活動にはみんなが協力的で、好評を得たようだ。

  

 

軽トラック市

2009年06月13日 | 地域・まちづくり
日経BPからの記事です。

カネは世間に落ちている。拾い方を考えろ――「軽トラ」で始めた町おこし

軽トラは農家であれば一軒に一台は仕事用に所有しているものである。
その軽トラを店舗に使うアイデアで、多くの軽トラ所有者が参加することが可能だ。
軽トラックが並ぶだけだから、交通整理以外にイベントの準備や後片付けも必要なく、開催の手間も
費用もかからない。

月に一度の開催で、出店者はそれほど多くの収入を見込めるわけではないが、数多くの出店があり、
多くの人が買い物や見物に訪れてくれれば、まちに活気が出てくるというもの。
付近の商店やスーパーなどの売上げ増も期待できるようだ。

全国の商工関連団体や自治体の視察があり、各地で同様のイベントが増えているようだ。

南魚沼市では、塩沢の牧之通りあたりを歩行者天国にして開催されたら、その町並みと相まって、
かなりの話題になるかもしれない。

天地人 第23回 「愛の兜」

2009年06月07日 | 天地人
父なる雪と 母なる大地

一度は承諾したものの、「上洛」の日が近づくに従って、迷いをがつのり隠せぬ景勝。
兼続は、お船のすすめに従い、景勝とお船を伴い、栗林政頼の病気見舞いを兼ねて冬の故郷上田庄へ
帰郷する。
景勝・兼続主従は、雪の上田庄を訪れ、懐かしい栗林、深沢、北高全祝と再会し、故郷で自らの
生き方や向かうべき方向を見定める。
「上洛」は、豊臣への服従の証しとなるのだが、決定的な時代の節目で、新たな越後上杉の
歴史の始まりでもある。
「毘」「義」「愛」3つの旗に、高揚感と誇りを感じさせてくれた。
「義」(景勝)と「愛」(兼続)の二つが揃った。

今回の演出は片岡敬司、「天地人」はこの名前がオープニングで字幕に出ると、なぜか期待感と
・・安心感を覚える。
今回の脚本はシンプルながら、説得力のある展開やセリフの連続、毎回この調子でいってほしい。
シナリオが読みたくなる。

幼い与六、喜平次のドラマでの再登場も無理がなく、説得力があった。
与六と喜平次が登場すると、初回に帰ったようで懐かしく、二人の顔を見るだけで和む。

今回のMVP 兼続か景勝かで迷った。
 前半は景勝に傾き、しかし最後の「愛の兜」の逆転で兼続に、本ブログで主役の妻夫木・兼続が初のMVP。
 「義」も「信」も・・・、すべて基本は「愛」だからね。
 一文字に悩む兼続とお船の会話のシーンで、初めに書いた文字が「愛」というセリフ、これをすすめる
 お船、感動した。

第2位 上杉景勝
 「わしにはこの生き方しかできぬ。所詮人生はいっときの夢じゃ。(謙信の辞世を引用)、かなわぬときは
 それまでじゃ。」印象的なセリフだった。

第3位 お船
 常盤さん、凄く良い。存在感があるにも関わらず、適度な柔らかさ、どの場面でも良い演技でした。
 雲洞庵の景勝との思い出のある納戸の前で兼続が立ち止まり、開くはずの戸を開かないと、景勝を一人に
 してあげようと機転をきかした兼続の気持ちをすぐに察した、阿吽の呼吸も良かった。
 
前半戦終了そして新たな上杉の伝説が始まる。
それはやはり二人を育んだ厳しくも清々しい雪の上田庄からだった。
八海山や雲洞庵、越後上布の雪さらしなど、冬の上田庄がたくさん登場した。
地元ファンとしてはこたえられない。

前回の「もうドラマも終わったような中だるみ感」が今回の布石だったのかな?
すっきり再スタートの一話でした。
しかし・・北高全祝和尚が出ると必ずあのまんじゅうが出てくるあたりも、期待を裏切らずに面白い。

さて次回は、景勝・兼続主従の上洛、新たなキャラクター、北の政所やお涼さんの登場。
上方は景勝・兼続主従には合いそうもない予告編、どんな展開になるのか・・。

 第24回 「戸惑いの上洛」 期待しよう!