南魚沼~わが故郷から~

四季折々姿を変える豊かな自然を次世代に
活き活きとした顔が溢れる元気なまちをつくろう

南魚沼 天地人の里

2010年03月21日 | 天地人
        

大河ドラマ「天地人」は、直江兼続と石田三成の人間像、国家観や人間関係の持ち方の違いなどを上手く描き
出したところが、とても面白かったのだが。
家族や主従関係、地域経営を起点として、国家像まで考えるように成長していったのが兼続だとしたら、
三成は絶対的な国家統治者としての豊臣秀吉の存在を起点として、国家統治の在り方を考えた。
上から目線と下から目線の違いといえば、そうとも言えるかもしれない。
大切なことは、そうした両者ががっちり握手をしたということだ。
結果として、両方を持ち得たのが徳川家康陣営と言ってしまえばそれまでだが、期待してもそんなにはうまくいかない。

今の時代をみると、両方ともとても弱いように思える。
喰えなくなればなんとかして食いつないでいくのが人間だし、日本人は元来そうした根源的な力は強い。
地域経営に必要な連帯意識も家族愛も大切にしてきた民族だ。
兼続のような生き方が本来の日本人の生き方だと思っている。

当然だが今の世の中、今の国際状況の中で、国が生き残っていくために、国民はどうあるべきかということも重要だ。
私たちの人生は、日本という国があってはじめて成り立つものだ。
ジョン・F・ケネディの演説ではないが、国に求めるばかりではなく、国のために何が出来るのか考えることも
大事だと思う。
日本という国の良さを掘り起こして、21世紀の日本をどう導いていくのか、スケールの大きい政治家が出てくること
も期待したい。目先の選挙での得票ばかり気にした政策眼ではなく、進むべき改革の道を示して、難儀を国民に
要求する考えがあってもいいと思うのだ。
口先だけの改革論議はもう聞き飽きたということも、実感だろう。

直江兼続が生まれた南魚沼、自信と誇りを持ってがんばろうよ !


「まちづくり、むらづくり」の話を聞く会

2010年03月09日 | 地域・まちづくり
8日午後2時、中之島環境センターにて開催、主催 中之島まちづくり協議会。

はじめに塩沢地区センター職員から、塩沢地域での地域活性化や地域おこしの活動に取り組んでいる22団体の
活動が紹介され、その後、上田地区で地域活性化に長年取り組んでいる阿部久夫氏(現職市会議員でもある)、同じく
中之島舞子地区で長い間グリーンツーリズムに取り組んでいる外谷光雄氏、NPO法人の活動を通して環境活動
や地域活性化の活動を進める高橋俊夫氏の3氏からの取り組みや課題などの話を伺った。
その後質疑が行われたが、予定の2時間を30分近く上回り内容の濃い会であった。
話を聞きに大勢きてくれるか心配だったが、約30人くらいの参加を得られ、1回目としては成功だったのではないか。

それぞれの活動報告は、その実績を改めて知ることが出来て良かったし、課題についても見えてくるものだった。
行政からの補助金を活用して立ち上げても、補助金がなくなったあと、どう継続することができるか、という
課題が常にあることや、一過性のイベントやボランティア事業であれば、お金はそれほどかからないが、
継続的な事業化を考えると法人化し、事業原資を稼ぎ出す活動が必要になること、それを雇用の創出に結び
つけていくことができれば・・。
課題、難題は多いが、始めなければ何も見えてこない。

上田地区の地域おこしの活動と舞子地区の宿泊施設のコラボによる観光客の拡大も、もっと互いの連携を強めても
良いのかもしれない。・・その他、いろいろと考えることが沢山あった良い会でした。

地域おこしは、「バカになるのがいなければダメだ」とよく聞かされますが、自分が先頭に立って引っ張っていく
リーダーの存在なくしては難しいということも、よくわかりました。

日本映画2作品

2010年03月06日 | Weblog
きょうは最近の2つの日本映画の話です。相変わらず劇場は当地にはなく、レンタルDVD鑑賞の感想。
もう皆さんは、どちらも見ているかもしれませんね。

ひとつめは、「ジェネラル・ルージュの凱旋」。
「チーム・バチスタの栄光」の(竹内結子扮する)不定愁訴外来・田口医師(別名窓際医師)と
厚労省官僚(切れ者役人)白鳥(阿部寛)コンビが帰ってきた。
今回は「救命救急」の話で、ミステリー仕立てのストーリー展開の中に、医療とカネの問題や医師不足、
ドクターヘリなどの現在の医療課題を織り交ぜて、現役医師作家 海堂尊の田口・白鳥シリーズの3作目
(映画化は2作目)。監督は中村義洋。

かなり面白い、途中から流れが一変、「救命救急の現場」を描きながら、ドラマは2転3転しながら、
痛快なラストに導かれる。
孤軍奮闘の肝の据わった救命救急センター長 速水晃一 を 堺雅人が好演、看護師長 花房美和を羽田美智子が
これまた良い演技をみせて、感動させてくれる。
「一人でも多くの生命を救うことが医療の使命」と言い切れない現実の医療機関の姿も合わせみせてくれる。
医療現場を描いた小説やドラマ、映画は多いが、わかりやさと面白さでは、群を抜いた秀作。
このブログでも取り上げたテレビドラマ「救命病棟24時」もお薦めです。

ふたつめは、「ハゲタカ」、「世の中はカネか、こころか」というコピーがテーマ、日本人とは本来こういうもの
だろうと共感を覚える一作。原作 真山仁、監督 大友啓史、大森南朋、玉山鉄二他出演。
日本のファンドが、中国の政府系巨大ファンドを敵に回して、日本屈指の巨大自動車メーカー「アカマ自動車」
を株買い占め、乗っ取りの危機から守りきれるかというストーリーの展開。
これが資本主義というものだろうが、企業とは何の為にあるのか、また宣伝コピーのように「何のために
働くのか」ということをシリアスに考えさせてくれる。
中国・アメリカのファンドを相手に、日本(鷲津)ファンドの頭脳戦が楽しめる。
これもラストは少し悲しいものも残るが、痛快である。
企業で最も重要なのは「人」であることを改めて教えてくれる一作。
しかし、今の金融資本主義社会、リーマン・ショックがあって、少しは静かになってるが、その本質は怖いものだ。
自分のようなお金のない者には無縁な世界だが、カネを動かす経営層が何十億もの収入を得る社会なんて
のはいいはずがない。

さて今年の日本アカデミー賞は「沈まぬ太陽」が受賞したとか。
山崎豊子の全5巻にわたる長編小説の映画化、監督 若松節郎 主演 渡辺 謙。
日本航空がモデルの巨大航空会社が舞台、労組委員長の経営層との対立や85年のジャンボジェット機
墜落事故なども描かれる。520人が犠牲となったこの事故をめぐる主人公と会社、そして遺族と
の関わりも描きながら、ストリーが展開していくものと思う。
早くDVD出ないかな・・と、5月28日を楽しみにしています。

アメリカの映画界もそうだが、こうした社会派といったらいいだろうか、優れた原作は日本にも沢山あり、
そうした作品の映画化が常に行われて、原作も映画も多くの支持が得られることは素晴らしいと思う。

青色回転灯防犯パトロール出発式

2010年03月05日 | 子育て・教育
きょう午後4時半からサンライズで、南魚沼地区の「青色防犯パトロール出発式」が、南魚沼警察署
の主催で開催。
塩沢公民館から、長年「声かけパトロール」に使用させていただいている、スズキ・カルタスのバンを走らせて
参加した。
南魚沼警察署では犯罪の防止のため、地域住民・地域企業等による防犯パトロール隊の組織化を進め、
きょうの出発式に至った。
50の企業や団体が参加、56台の防犯パトロール隊が活動を開始した。
南魚沼署長、南魚沼市長、湯沢町長、県警本部生活安全部長が、激励、感謝の言葉を述べられ、
隊長が力強く決意表明を行った。

自動車に積載される回転灯は、赤色が警察・消防が使用するパトカーや消防車両、救急車など緊急車両用、
黄色が道路維持管理用車両、そして青色が防犯パトロール車両、これらの3つしかない。
青色の光は安心感を与え、防犯効果があるとされていて、各地の自治体や警察などがパトロール隊の
組織化を進めている。

南魚沼市青少年育成指導委員会では、夜間の「声かけパトロール」を行い、青少年の安全を
守る活動を継続しているが、近年青少年の生活形態が変わり、まちでこども達を見かけることは
少なく、パトロールの効果や必要性が疑問視されてきていた。
ボランティアとして出来る範囲で参加し、広範囲に非行防止巡回活動が出来るなどから、
この青色回転灯防犯パトロール隊に参加することになった。
昨年度の南魚沼署管内での青少年補導者は、約70名で減少傾向には至っていない。

青い回転灯で市民に安心の光を届けながら、防犯に向けて56台のパトロール車が、南魚沼市内と
湯沢町を走る。

 


3月3日 浦佐押し合い

2010年03月04日 | 地域・まちづくり
●浦佐毘沙門天 裸押し合い祭り
 きのう3日は恒例の浦佐毘沙門天裸押し合い祭りが行われました。
 今年は1203回目、平安の昔から続くとても歴史のある祭りとのことです。
 普光寺境内や出店がずらりと並んだ通りは、ものすごい人出でした。
 今年は天候も良かったし、雪も充分にあり盛り上がっていました。