南魚沼~わが故郷から~

四季折々姿を変える豊かな自然を次世代に
活き活きとした顔が溢れる元気なまちをつくろう

豪雨災害 4

2011年07月31日 | 豪雨災害
「今回のような集中豪雨は経験(おぼえ)がない。」
今回の集中豪雨で、誰もが思うことではないだろうか。
ヤフー<天気>のアメダス情報を、29日から30日朝までチェックしていたが、29日19:00から30日午前5時までの塩沢の降水量は、
300mmを超える量に達していた。たぶん今生きている方々でこのような短時間での大量の降雨の経験はないと思われる。
それまでにも数日間雷雨があり、その後28日終日続いた降雨で第一段階の被害発生、山は相当の水分を含んでいただろう。
行き場のない大量の水は、本来流れるべき河川や水路の処理容量をはるかに超えて一気に流れ出たのだろう。

見渡すと山の所々に赤茶けた山肌が見える。崩壊箇所はかなり多くあるようだ。
中小の河川は流量は減ったが、まだ土色の水が流れている。
山際の地域や魚野川西側の市街地のほとんどが浸水の災害を受けているようだ。
特に西山から流れ出るほとんどの中小河川が氾濫しているように感じる。
引っかかったり打ち上げれている流木が目立つ。
そしてこんなに曲がりくねった川だったのかとあらためて気付かせてくれる。

早朝、昨夕決壊した登川堤防(大里地内)と登川フィッシングパークの現況確認から始めた。
状況を知ることが目的だ。
情報は後に議会事務局からくるファックス以外全く入ってこないので、自分で動いて確認するしかない。


(大里地内 登川堤防決壊箇所 水の流出は深夜にわたる作業で止められている。7/31 5:40頃)


(天野沢・樺野沢地区 7/31 6:30頃)
・ほとんどの家屋が床下或いは床上まで浸水したものと思われる。高床式の住宅との差は歴然。
・2カ所上越線が崩れ落ちている。
・あらためてここに川があったのかと思い知った場所もあった。流域には流木や土砂が残っている。
・農地の被害が大きい。














(大沢地区 7/31 7:00頃)


(大沢駅)
・大沢駅西側の山崩れが数カ所、これ以上降り続いたら駅のすぐ脇の山全体が崩れ落ちるように見える。


豪雨災害 3

2011年07月31日 | 豪雨災害
■ 豪雨災害 議会全員協議会 30日23:30 市役所本庁
  1.執行部より経過説明(要点抜粋)
   ①7月28日 20:00 災害対策本部設置
   ②7月30日 07:00 市内全域の災害状況調査開始
   ③7月30日 水道 取水不能 非常水源を開栓し対応、断水の発生 石打・塩沢地区
            県の配慮で、自衛隊高田部隊より給水車(1トン)5台が断水地区へ派遣
   ④7月29日 厚生労働省 災害救助法適用を決定
   ⑤人身への被害は、軽症1名

  ※7月30日午前まで市が把握した災害状況の報告がありましたが、調査結果がその時点で部分的なものであり割愛。

  2.今後の対応等(要点抜粋)
   ①災害救助法適用 事業費の確保ができれば、国・県・市を含め現状復旧を進める。
            しかし、小規模災害で法の適用外の部分は、地元で修理し、その後市が負担する。
            (地元の人件費部分は除く)
            原則として個人住宅等の個人資産部分の修理等は対象外となる。
   ②ごみ処理について
    ・一般廃棄物を可燃・不燃ごみ処理施設(782-0339)及び魚沼市「エコプラント魚沼」で無料受け入れ(現状7/31まで)
    ・土砂・がれき等 新堀新田埋め立て地(現状7/31まで)
   ③行政区対応・災害調査集計等
    ・ある程度事態が落ち着かないと、災害状況の全体的な把握が充分にはできない。災害種別にまとめていきたい。
    ・現状では生活の復旧や危険回避を重点に対応していく。
    ・農地関係の被害については、全地域を廻りまとめていく。

(左:内山 冠水した水田、林道の崩壊7/30 12:00  右:魚野川・登川合流点 中央上に三郎丸側の堤防決壊現場が見えます 7/30012:30)


(六日町市街地 7/30 14:30頃)


(六日町市街地 上町 7/30 15:00頃)


(長表地区:多くの水田が冠水 15:30頃)


(舞子 御神山下 7/30 17:30頃)


(仙石 山の崩落、泥水で冠水した水田 7/30 18:00頃)


(柄沢 墓地に通ずる道路の崩落、水田への冠水)


(原  県道への土砂流出)
  

豪雨災害 2

2011年07月30日 | 豪雨災害
■昨夜18時からきょう30日午前4時までの、当地塩沢の降水量は260mmを超えている。
 今5時20分だが、強い雨は降り続けている。

■8時30分
 今帰ってきた。
 当中之島地区では、山沿いや水路から溢れた水で水田が冠水状態の箇所が無数。
 山崩れ数カ所、幸い人家への被害は発生していないようだが、床下浸水箇所は仙石はじめ数カ所ある。

 石打地区、上田地区には入れない状態。中之島地区から出られない状態。
 いたるところで河川、水路の増水のため避難している地区多数に上っている模様。
 291号線土砂崩れのため清水地区孤立、353号、大沢トンネル方向、いずれも通行止め。
 上越線樺野沢地内土砂崩れのため崩落など。(いずれも議員関連で情報の提供を頂いた。)
 魚野川は少しずつ水位が下がっている。

 昨夜からの雨はこれまで経験したことのない豪雨だった。
 交通が寸断状態のためや災害箇所が多く、市や消防の対応も困難なようだ。
 市では、地区毎の班編制を行いパトロールを開始。
 地元の消防団が交通整理や監視などの活動にあたっている。
 
 写真(左:魚野川5:30頃 右:舞子地内塩沢大和線5:40頃)
 
 
 写真(左:舞子地内水田5:30 右:大原地区水田5:50頃)
 

 写真(左:舞子保育園周辺6:15頃 右:仙石地内水田8:00頃)
 

 写真(左・右:仙石地内水田8:00頃 )
 

 写真(左:登川中大橋 右:大福寺工業団地下市道 7:30頃)
 

 写真(左・右 中地区8:00頃)
  

南魚沼市ウェブサイト 大雨に関する情報
 上記南魚沼市ウェブサイトで情報を確認してください・

■南魚沼市議会 豪雨災害に関する緊急の全員協議会 開催 7月30日午後
 内容等については、終了後本ブログでも報告。

豪雨災害 1

2011年07月29日 | 豪雨災害
朝市役所にて、山際の地域を中心に豪雨災害が多数発生しているとの話を伺い、状況把握のため数カ所廻った。
市では28日災害対策本部を設置し、市長以下作業服で職務にあたっていた。
五十沢、城内地区や小栗山、余川、君帰などの地区を中心に被害が発生している模様。

塩沢地区の中央部は目立った被害は見えなかった。
山沿いに入ると西側地域では、部分崩落、用排水の増水で土砂が水路をふさぎ水田に入り込んでいる箇所が複数あった。
また東側の上田地区では、山際の集落で床下まで浸水した箇所がいくつかあり、土砂やごみの片付けが行われていた。
山際を流れる水路の多くは青線と呼ばれる公共水路なのだが、国の管理から順次自治体に移管されているもので、充分な整備が進んでいない。
集中豪雨の時には、あふれた水が個人の住宅や農地に入り込み被害をもたらすことがままある。

写真は、順に「大沢地区の市道沿いの水路」「欠ノ下地区の水田」「槻岡寺南側に流れ込んだ土砂」「沈下したマンホール」




  人気ブログランキングへ  ブログランキング・にほんブログ村へ 

大雨洪水警報

2011年07月28日 | 豪雨災害
■ きょうは社会厚生委員会の閉会中の調査の予定であったが、折からの豪雨による浸水等が発生し、交通機関の乱れもあることから中止。

 市役所に向かう途中、六日町市街に入ったあたりで渋滞、市役所前の交差点が冠水により交通規制、委員会の開会時間に間に合いそうも
 ないので小栗山方面へ、17号バイパスをすんなり抜け余川から市役所裏の駐車場へ入れた。
 15分遅刻したが休憩で委員会の開催を協議中。
 いたるところで冠水や浸水、土砂崩れが発生しているようで市役所内は建設部を中心に混乱。
 これでは委員会の開催は無理ということで延期に決定。
 雨は断続的に降り続いており、今後の災害の発生が心配される。

 当地塩沢中之島では、現時点では災害は発生していない模様。魚野川の状況は、平常時の3倍以上の水量か?

 (写真左 小栗山県道 右 魚野川・坪池)
 

■ 市役所の応接室では、「わんぱく相撲全国大会に出場する3選手の激励会」。
 「がんばってね!」と声をかけたらピースサインで応じてくれた。
 中之島小6年の中沢君、六日町小5年の川辺君、北辰小4年の栗田君、雪国男児の強さを全国に知らしめてくれ!
 健闘を祈ります。

   

   人気ブログランキングへ  ブログランキング・にほんブログ村へ   
   



八色の森公園

2011年07月26日 | 地域・まちづくり
昨日所用で大和市民センターを訪れた。
少し時間があったので、八色の森公園に久しぶりに行ってみた。
お昼間近で暑かったが、美術館前の川では子どもたちが水遊びをしていたり、公園を散策する親子連れが見かけられた。
美術館前の池に流れ込む川(もちろん人工ですが)、子どもたちの水遊びには最適なつくりになっていることを発見。
上手く言えないが、小さな池が連続して川になっているというか、そんなつくり。
それらの小さな池が、まるで「そこで遊んでね」と呼びかけているよう。
池の底も平らな石が並べられ、裸足で入っても安全そうだ。
何人かの子どもたちが、そんな池のひとつで水遊びを楽しんでいたが、これは小さな子どもたちには絶好の水辺ではないか。

使用したカメラはオリンパスのミラーレス一眼、なかなかきれいには撮れない・・腕の問題か?






  人気ブログランキングへ  ブログランキング・にほんブログ村へ   
  

舞子大山組卯年大祭ドキュメンタリー

2011年07月25日 | 卯年まつり
昨日、舞子大山組卯年大祭の記録映像のDVDが届いた。
早速鑑賞ということになった。
ブルーレイ版は、やはり圧倒的に存在感のある映像を見せてくれる。
大祭の開催を約2ヶ月後に控え、東日本大震災や福島第一原発事故が発生し、自粛し大祭を中止することも検討された状況も記録されている。
「大余興」を中止し、前日祭や御神幸渡御を中心に過度に華美な企画などは自粛するという申し合わせで実施された。

この舞子大山組の卯年大祭の全体的な歴史的経緯や構成10地区の歴史なども、渡御行列の進行に併せてナレーションで記録されている。
貴重な文化・歴史資料ともいえる内容で、当地域の歴史を学ぶことができるし、更に深く勉強しようと思うきっかけになるかもしれない。
・・、当坪池区で大祭の度につくられている「杉門」も、昔は入り口と出口にそれぞれあり、「清めの門」「神社の結界」の意味もあるのだ
そうだ。等々・・、初めて聴く興味深い解説が多い。

 

大山組全体の御神幸渡御祭の前日に、10地区でそれぞれ単独にまつりが開催されるが、その様子や山元である舞子地区のおごそかな鎮座祭も
記録されており、「舞子大山組卯年大祭の全体像」を初めて知ることにもなった。
本部の役員でもなければ、これまでは自分の村のまつりと御神幸渡御祭しかわからなかったわけで、興味深く見させてもらった。

全体的な構成、映像、ナレーションとも文句のつけようのない内容の記録映像だが、欲を言うとクライマックスの行列が御神山に登る場面、
「ここが最後の勝負所」みたいなものが、みんなの中にあると思うので、もうカメラを2台くらい多くして、上から下から真ん中から撮影して、
じっくり長い時間に構成しても良かったのではないかと思えた。

父が楽しみにしていた映像が届いて、しばらくは家族全員で楽しませてもらおうと思っている。

最後の女の子二人もそうだが、『12年後はまかせて・・』、という意気込みを感じさせてくれる若い方々が随所に登場する。
12年に一度というのは長い、しかしそれだけこの地区の住民には大切な行事といえるのかもしれない。
「~から応援にきました」というまつりの参加者の声もいくつか収録されており、地域だけではない広域的なまつりに変わってきていることも
あらためて知ることができた。「舞子大山組 卯年大祭」が、ひとつのブランドになっていくのかもしれない。

  人気ブログランキングへ  ブログランキング・にほんブログ村へ   
 

塩沢まつり

2011年07月15日 | 地域・まちづくり
塩沢の住吉神社の例祭は、7月14日宵祭り、15日が本祭り、そして16日は花火大会が開催される。
朝10時にまつりの行列が出発すると聞いていたので、議会たより表紙用の写真撮影(採用されるかどうかわかりませんが)も兼ねて見物。
塩沢まつりといえば、育成指導員会のパトロールと決まっていて、ここ10数年夜のまつり風景しか見たことがなかった。
いや待てよ、56年も生きて、小さい頃は毎年まつりに行ったはずだが、まつり行列をじっくりと見物したのは初めてではなかったか。

暑い暑い、汗びっしょりになりながら30分ほど行列を追いかけた。
金色の神輿は迫力がある、かなり重いのだそうだ。
まつり屋台で太鼓を叩く子どもたちのかけ声が元気いっぱいだ。
牧之通りをはじめ、町内全体が大いに盛り上がっていた塩沢まつりでした。






  人気ブログランキングへ  ブログランキング・にほんブログ村へ 



  

和を以て貴しとなす

2011年07月01日 | Weblog
本ブログの開設からきょうで1611日目、4年と少し経過した。
11万回のアクセスを頂いた。年間約2万5千と少しになる。
ありがたいことだと思う。

どちらかといえば地味な内容で、時折的外れな記事になったり、意図的にはずしていることも、避けていることもある。
もちろん、同じテーマでも最初に書いた考えと次では異なることもある。
一貫した考えが重要だと思うのは当然だが、変わることもある。議員以前に人間なのでいたしかたない。

議会に席を預からせて頂いて10年と3ヶ月になる。
この間多くのことを学ばせて頂いているが、学べば学ぶほど、考えれば考えるほど、議員や議会に対する疑問は大きくなる。
「選ばれた人間の集団なので、高い見識や目標を持って市や市民をリードする責任」があると、カッコよく書いてみても、
それは議員個人で捉え方も違う。違うはずはないのだが違う。

今期は総決算の一期だと思っているので、最初からそれなりに取り組んできている。
会派とはなんぞや? 
会派とは基本的な政策を共有する議員同士の集団であり、会派の政策目的も全てではないが、何で集まったのか説明できる
基本的なものは明確でなければならない。
地域とか政党、県や国の議会の系列で会派をつくることではなく、あくまで南魚沼市を基本、第一義とした上での会派で
あるべきと考えている。「そんなの当たり前」という声が聞こえてきそうだが、「ホントに?」である。

自分の、そして会派の政策目的は、「地域や特定の団体・組織に捉われることなく、市全体の視野で個々の政策を考えること」
「地方自治の二元代表制の一翼を担い、複数の代表者が自由闊達な政策議論ができ、市民の代表者としての使命を全うできる議会」
「議会から多くの政策提言を行うことによる代表機能の充実・存在価値の立証」などなど。
そして、そのための「議会の改善・改革」である。

『長』を取るために多数派を形成することには異論はないが、何のために『長』を取るのかを明確にしてほしいものだ。
そのあたりがよくわからない。目的を達成するための『手段』或いは『道具』が「議員になること」や「市長になること」
「・・になること」ではないのだろうか? 「・・・になること」が目的ではないはずだ。

諸外国の企業や政治家・官僚等と日本を比べると、トップのビジョンが不明瞭なのが日本といわれる。
日本の組織とは、古来十七か条憲法の「和を以って貴しと成す」なのだが、表面的な「和」があればいいというものではないのは、
誰が考えてもわかるだろう。
「和」の中身が問題なのだ。どのように「和」を形成するのか?

 → 聖徳太子「和を以て貴しとなす」の真意

言い換えれば、どこの組織でも、「リーダーの目指すビジョンが、どう形成され、どこにあるのか」が問われている。


 しかし、「馬の耳に念仏」?  ・・後が怖いので、これくらいにしておこう。

写真は、「見事な和!?」、5月4日舞子大山組 卯年大祭 御神山に登る五丁歩区、徳田区の屋台ツーショット。

  人気ブログランキングへ  ブログランキング・にほんブログ村へ