南魚沼~わが故郷から~

四季折々姿を変える豊かな自然を次世代に
活き活きとした顔が溢れる元気なまちをつくろう

祭りが終わって!

2016年07月11日 | 議会

 さて、お祭りが終わっていつもの毎日。
大切なのはお祭り騒ぎよりも、終わった後、しっかり見ていくことだと思います。
自分の社会観と政治観を磨くこともお忘れなく。
全てお任せではいけないですね。

 最近の国政選挙は一方に偏る結果ばかりで今回も同じでしたね。
おおかたの予想通りで、特に思う事はありません。
憲法改正の議論が始まるとすれば、少し期待があります。
憲法が何たるかわかっていない(失礼)改憲勢力に対して、憲法は9条護持だけの石頭護憲勢力が、
少しは将来の国のありかたの基本を考えて基本法の議論を始めることに期待したいと思います。

これに調子づいた安倍政権は暴走を加速すると推測、海外から見れば現政権が大きな支持を得て安定して
いると見られるのは良いですね。

この二つが一般の国民のための政治に結びつくのか、よく見て行きたいと思います。

市政クラブ 政務活動報告 ⑤

2016年07月10日 | 議会
●市政クラブ 政務活動報告 6月22日~24日

5.二戸市 座敷わらしの里推進事業(金田一温泉活性化プラン)について(商工観光流通課)

(1)事業内容
 ①目的
金田一温泉地域の住民自らが、「座敷わらし」による地域の活性化を目指して計画策定した「金田一温泉活性化プラン」を推進するための支援を目的とする。
 ②実施主体 金田一温泉協会(事業推進は、協会内組織「金田一温泉活性化プラン実行委員会」で実施)
 ③プランの構成員 
  旅館(6館)、個人農家、婦人団体、青年団体、商工会、JA、町内会等
 ④プランの基本方針
ⅰ座敷わらしを活用した「座敷わらしの里」づくり
ⅱ地域資源を活用した「幸福感」の構築
ⅲ宿の「おもてなしの心」の醸成と磨き上げ
ⅳ情報集約と情報発信するための体制基盤づくり
ⅴ田舎風景をイメージさせる景観の創出
 ⑤効果と今後について
ⅰ効果・地元の個人や団体の活動が進められている。
・知名度の向上、交流人口の拡大がみられるが、地域全体のまとまりのある活 動による更なる相乗効果が課題。
  ・行政として、新たな取り組みや体制づくりについて、今後も支援していく。

(2)所感
座敷わらしの宿も市議会事務局の計らいで見学した。
特に景勝地の温泉でもなく、温泉街も形成されていない。
やや魅力に乏しいと感じたが、座敷わらしは魅力的である。

市政クラブ 政務活動報告 ④

2016年07月09日 | 議会
●市政クラブ 政務活動報告 6月22日~24日

4.二戸市 宝を生かしたまちづくりについて(政策推進課)(要旨のみ)

(1)宝探しの意義
 ①市民参加の作業とすること
宝探しが市民一人ひとりの生きがい探しとなるよう、市民総参加によって宝を発掘再発見し、それを活用して二戸市を活性化していくこと。(全世帯アンケート実施)
 ②お年寄りの参加を促すこと
長年の生活の中で様々な文化を継承されてきたお年寄りを、宝という形で発掘し、その知恵を生かすため、まちづくりに参加して頂く機会とした。
 ③女性の参加なしに宝探しは進まない
郷土料理や織物などのように、女性が中心になり守り育ててきた生活文化は大切な地域の宝である。
 ④先人達の宝を生かしたまちづくりを発掘する
先人達の伝統技術、歴史や文化財、慣習、物産など多くの宝を発掘し、生かし、次世代の子ども達に継承するまちづくりを進めること

(2)経過と考え方
 ①楽しく美しいまちづくり推進委員会(平成4年7月)、市民30名と市職員29名で組織
固有の市の宝を発見するためにアンケート調査を実施。7,371件の回答。
 ②宝探しの分野を6分野とした。
  ⅰ自然の宝 =共に生きる仲間さがし 気象、山、川、風景、動植物、湧き水など
  ⅱ生活環境の宝 =生きるための知恵 料理、織物、郷土食材、地域振興など
  ⅲ歴史文化の宝 =先人の足跡を辿る 文化財、歴史街道、年中行事、祭りなど
  ⅳ産業の宝 =外部世界への発信 伝統技術、工芸品、特産品、食材など
  ⅴ名人の宝 =二戸の知恵袋 芸能、郷土史、工芸、郷土料理、民話など
  ⅵ要望の宝 =未来へのエネルギー 課題解決に向けた創造、宝の活用など
 ③「宝探し」から「地域づくり」への5段階
  ⅰ宝を探す 地域固有の自然、歴史、文化、産業、人などの資源を地域住民自身が発掘・再発見する。
  ⅱ宝を磨く 発掘・再発見された宝を保存・伝承・発展させるための活動
  ⅲ宝を誇る 宝の価値を認識し、地域の中で価値認識を共有するための活動
  ⅳ宝を伝える 地域の外に向かって、宝を発信するための活動
  ⅴ宝を興す 宝を活用して産業に結びつけるための活動 にのへブランドへ

(3)効果と課題  
 ①地域における効果
地域の住みよさへの気づき、地域の良さの再認識、地域に誇りを持つ、特産品開発、
宝自慢のイベントやツアーの開始
 ②市民意識、観光等への効果
ⅰ地域資源の保護活用への意識の高まり
ⅱ食の文化の若い世代への継承
ⅲ地域の良さを認め合うことによる元気
ⅳ地域行事の復活や見直し
ⅴ少額ながらも経済効果が生まれる
 ③現状における課題
ⅰ宝探し世代の高齢化、次世代の認識が低い
ⅱ知恵を持つ高齢者や名人の減少
ⅲツアーは歴史も浅く、知名度も低いため、安定的な集客に繋がっていない
ⅳガイドが高齢化、案内技術が低い
ⅴランドオペレータとなる組織が弱い
ⅵ案内板等の施設管理に手が行き届かない
20年の活動でわかったこと
宝探しは人づくりである。

(4)所感
アイデアが素晴らしいと感じた。
社会教育、生涯学習、産業振興の三分野にまたがる活動であることと、市民が主体的に参画し活動するところに
 難しくも意義のある活動と感じた。
産業振興的に直ぐに効果が期待できるものではないが、長い取組によって地域資源の維持や様々な文化振興への効果が
 期待できるものと思う。
締め括りにある『宝探しはひとづくりである』という一言に尽きると思う。



市政クラブ 政務活動報告 ③

2016年07月08日 | 議会
●市政クラブ 政務活動報告 6月22日~24日 

3.八戸市における協働のまちづくり


(1)協働のまちづくり事業の変遷
 ①平成15年~16年 基本理念の策定
・協働のまちづくり基本条例制定 平成17年4月1日制定
・地域コミュニティ進行指針(活動指針)策定
・市民活動促進指針策定
 ②平成17年 推進体制の整備
  ・政策・事業提案制度(案)の検討
・地域コミュニティ計画の手引書の策定
・協働推進マニュアルの作成
・協働のまちづくり推進本部の設置
 ③平成18年~現在 協働の実践
・協働のまちづくり推進基金の設置・運用
・協働のまちづくり推進委員会の設置・運営
・「元気な八戸づくり」市民奨励金制度の実施
・「元気な八戸づくり」市民提案制度の実施
・住民自治推進懇談会の開催
・地域コミュニティ計画策定支援事業の実施
・地域担当職員制度の実施

(2)協働のまちづくりの概念
 ①基本理念(協働のまちづくり基本条例第3条)
「まちづくりは、市民一人ひとりの幸福を目指し、市、市民及び事業者の協働により行われることを基本とする」
行政の目的:市民満足度の高い社会の実現、協働という手法を用いて、まちづくりや課題・サービス需要にきめ細かく対応する仕組みを作ること
市民の目的:市民主体のまちづくりの実現、まちづくりに主体的に参加することにより、住民の意思に基づくまちづくりが行われること

(3)協働のまちづくり推進施策
 ①協働のまちづくりの普及・啓発
従来から行政が行ってきた市民サービスの分野における協働の推進
 ②市民活動・ボランティア活動促進
特定分野の課題解決に専門性を持って活動している市民活動(NPO)の育成及び活動支援
 ③地域コミュニティ振興
地域の課題を住民自らが主体となって解決するための地域力の向上

(4)事業等
 ①市民奨励金制度
 ②市民提案制度
 ③町内会支援
 ④住民自治推進懇談会
 ⑤「地域の底力」プロジェクト
 ⑥地域担当職員制度

(5)所感
 市民や事業者、地域との協働で、積極的なまちづくり事業に取り組まれていると思った。

 当市との比較では・・
現在の市長及び市が取り組む市民とのまちづくりの協働事例はほとんどないと思う。
 12地区の地域コミュニティ事業を進めているが、金は出しても口は出さず、自主性を尊重するとする姿勢は一定の評価はするが、10年目を迎え
各コミュニティの活動経過を評価し、次世代で何を目指すかを考える必要があろう。
 八戸の取組はそうした意味で大いに参考になると思えた。

何度も一般質問で取り上げた『自治基本条例』、南魚沼市長はやる気は全くない。
 八戸市のような条例制定への考えもあることも知っておくべきだろう。
 市民参画、市民との協働が重要な時代である。

映画『人生の約束』

2016年07月08日 | Weblog
 昨夜は久しぶりにレンタルDVD鑑賞、石橋冠監督作品 『人生の約束』。
竹野内豊、西田敏行、江口洋介他、出演者の顔ぶれをみても、見ないわけにはいかない映画。
映画なので、細かいストーリー展開など文句を付けたい部分もあります。
映画のテーマは平成の今の企業社会や地域社会で忘れていた普遍的な人と人との絆『繋がり』、
名役者さん達の演技で十分に伝わってきます。
新人で存在感充分の高橋ひかる、柄本明の重厚感も素晴らしい。
新湊の曳山の祭りや風景も美しく描かれます。
登場人物が全員意味を持つ、欠かせない存在。
久しぶりの日本映画の秀作に感動! ★★★★☆


 映画『人生の約束』公式ウェブサイト

市政クラブ 政務活動報告 ② 

2016年07月07日 | 議会
●市政クラブ 政務活動報告 6月22日~24日 

2.6月22日 八戸市 国民健康保険事業、特定健診・特定保健指導、八戸市 元気応援!お得クーポン事業(まとめて概要報告)


(1)保険事業の概要
①被保険者数(平成28年3月31日現在)
 一般被保険者 56,388人 退職被保険者等 2,506人 計 58,894人(25.1%)
世帯数 36,880世帯(34.5%)
②国保税収納状況(平成27年度見込み)
一般被保険者現年課税分 86.88%
退職被保険者現年課税分 93.62%
③平成28年度当初予算 総額292億465万円
主要歳入 保険税    47億5900万円(16.3%)
国庫支出金  65億8000万円(22.5%)
前期高齢者交付金 57億9889万円(19.9%)
繰入金    23億2790万円(8.0%)
 
(2)特定健診・特定保健指導
①概要 40歳以上の八戸市国民健康保険の被保険者を対象に、八戸総合検診センター及び受託医療機関(65歳以上及び40歳
      以上の心身障害者のみ)で実施。

(3)「元気応援!お得ーポン事業」
①目的 市民の心身の健康を応援する施設の優待クーポンを提供し、健診受診の促進を図るとともに、運動習慣やリラックス法
      など、心身の健康維持活動との出会いを提供するきっかけをつくる。
主に民間の体育施設や温泉施設などで優待利用可能。
②成果
 事業開始した平成26年は940件(4~5月実績)、27年同期では1,188件の利用
 しかし、同時期に健診を受診した14,685人全員にクーポンを配布済みであるが、 施設利用件数は、1,188人であり、現状利用率8.1%と低迷している。
 
(4)所感
   国保事業の内容については特になし。   
元気応援 お得クーポンについては、当市でも取組可能と考える。
スポーツ施設や温浴施設による健康維持、病気予防への効果が期待できる事業でもある。

市政クラブ 政務活動報告 ①

2016年07月06日 | 議会
●市政クラブ 政務活動報告 6月22日~24日 

1. 6月22日 八戸市 健康と福祉のまちづくり条例(健康福祉審議会含む)


 (1)条例の概要について
①市の健康・福祉に関する施策を連携して展開し、総合的に健康・福祉のまちづくりを推進するため、関連する計画や
   取組の指針となる条例として制定。
②関連する各計画は本条例を上位とし、今後の計画は本条例の理念に沿って策定又は見直しされる。
③条例の構成
 ・前文 「協働で健康と福祉のまちを創造する」
 ・第1章 総則 基本理念、市民・事業者・市の役割
 ・第2章 健康福祉施策の基本方針 関係分野の連携・充実、福祉意識の醸成
 ・第3章 健康と福祉のまちづくりの推進
     第1節 市民、事業者及び市の協働  市や事業者の自主的活動の促進
     第2節 健康福祉サービスの提供 サービス提供の原則、相談支援体制の整備
第3節 生活環境の整備 施設の整備・地要支援、安全安心な生活の確保
 第4章 健康福祉審議会 健康福祉政策の推進を図る審議会の設置
 第5章 雑則

 (2)条例制定までの経緯について
①社会的背景
 ・少子高齢化の急速な進行・一世帯当たりの家族数の減少・地域の相互扶助機能の低下・新たな地域課題の社会問題化
    (自殺の増加、高齢者の孤独死、児童・高齢者等への虐待、DV、ひきこもり等)・地域活動の活発化(NPO、ボランティア、
    地域 コミュニティ、福祉サービス事業者など)
                   
              ↓

○社会福祉事業法から社会福祉法へ
      (平成12年度) 
○行政による保護救済制度から利用者本位の福祉制度へ         
         
   ○地方分権の進展 
   ・国の権限を地方公共団体へ
   ・地方公共団体と住民の関係見直し(住民自治)


平成18年5月検討開始、平成19年3月議会にて条例案可決、4月1日施行
 
 (3)特色ある事業について
①八戸市健康福祉審議会の設置
 少子高齢化や市民のライフスタイルの変化などにより、健康・福祉分野に関するニーズも多様化している中で、
    各福祉分野と保健・医療分野の連携を強化し、総 合的な施策の展開を図るため、平成19年度から設置。
②八戸市地域福祉計画の策定
 すべての市民が、住み慣れた地域で安心して豊かな生活をおくることができる社 会の実現を目指して、平成18年3月に策定。
 
 (4)条例制定による効果について
関係する各計画の中で、本条例に定める健康と福祉のまちづくりについての基本 理念や関連施策の基本方針が踏襲され、
    一体的な施策の推進につながっている。

(5)今後の課題及び改善策について
  中核市への円滑な移行及び国の方針や社会変化への迅速な対応が必要。

 (6)所感
理念条例、各種の計画に理念が生かされており、市民の理解も得やすい。
官民一体となった取組が可能、期待できる内容と感じた。

   当南魚沼市では、一例だが、市民参画・市民と行政の協働について、今後取り組む予定の『地域包括支援システム』を
   どう構築していくか?という課題がある。
   今後進むべき方向性を市民や事業者も含めて基本となる条例の制定は必要である。