南魚沼~わが故郷から~

四季折々姿を変える豊かな自然を次世代に
活き活きとした顔が溢れる元気なまちをつくろう

大河ドラマ「龍馬伝」

2010年11月29日 | Weblog
ついに終わってしまった。

原作となった司馬作品「龍馬がゆく」も読んでいないし、坂本龍馬に関する知識がほとんどない状態で、今年も全回
見通したのだが、毎回実に面白く、ドラマとはいえ「歴史が動くとき」の強烈な力を感じた。
坂本龍馬にしても岩崎弥太郎にしても土佐藩の下士という身分だったから、多くのしがらみもなく、欲得にとらわれる
こともなく、「国を変える」ことに邁進できたのだろう。
龍馬を支える海援隊のメンバーも同様だ。

ドラマでは単純化した図式にしているのだろうが、武力倒幕を目指す薩長同盟とやや方向が異なる大政奉還後の混沌の中で
龍馬の周りには敵しかいなくなってしまった。
龍馬暗殺については、ドラマの中では幕府側の仕業(?)のようだ。
「なんで殺したんだ、もったいない」と思うのだが、孤立していく理由もあったのではないか、それはあまりにも
「高い理想」について行けない周囲と土佐藩の下士の出身という宿命的な「孤高」さが仇となって、強固な後ろ盾
がなくなってしまったためかもしれない。
・・などと想像を巡らしてみる。

今年も昨年同様充分に楽しませてもらった「大河ドラマ 龍馬伝」でした。
最終回の脚本がとても良かったと思うので(特に岩崎弥太郎とのシーン)、また再放送も見るだろうし、DVD化されたら
レンタルでじっくり見直したいと思う。

■きょうの・・「龍馬伝」で、思いついた曲

  Free Bird - Lynyrd Skynyrd (1973)

 U2 Where The Streets Have No Name Live At Slane Castle

 これも・・かな? (^^)

 U2 I Still Haven't Found What Im Looking For

子ども若者育成支援

2010年11月28日 | 子育て・教育
きょうは遅れてしまったが、10月1日に水戸市にて開催された「平成22年度 青少年育成のための地域連携推進事業」
-関東甲信越静ブロック研修会- (内閣府主催)から、重要と思われる部分を報告したい。

基調講演で、内閣府調査官の「子ども・若者ビジョン」の説明からの抜粋。
以下の基本方針の5つの理念から質問の多い(1)~(3)についての説明である。

(1) 憲法及び児童の権利条約に基づき子ども・若者の最善の利益を尊重
(2) 子ども・若者は、大人と共に生きるパートナー
(3) 自己を確立し社会の能動的形成者となるための支援
(4) 一人一人の状況に応じた総合的な支援を、社会全体で重層的に実施
(5) 大人社会の在り方の見直し

①「最善の利益を尊重」
子どものわかままを許しますよ、ということではありません。
子どもが学校で携帯電話で話していて、取り上げようとすると、「私の表現の自由を侵害するんですか」とか、
「通信の自由を侵害するんですか」と言われて困る先生方がいるようなんですが、そんなことを認めるということではなくて、
子どものわがままを通すのではなく、大人の勝手な都合を許すのではなくて、そのとき、その子ども若者にとって、
何が一番良いのかということを考えるべきということです。

②「共に生きるパートナー」
 こどもは小さくて出来ないことがたくさんある、助けてやらなければならないことがたくさんあります。
だからといって私たち大人よりも一段低い存在ではないですね。だめな存在、役に立たない存在ではありません。
その子どもたちが20年後30年後、50年後大人になってその子どもたちが社会をつくっていくんです。
その社会の中で私たちも生きていくんです。
ですから、子どもたちは、私たちと一緒に次の世代をつくっていく、今の社会を生きていくパートナーだということです

③「社会の能動的形成者」
今までの育成は今ある社会に、こちらに来なさい、社会の枠組みにきちんとはまる大人になりなさい、と思ってしまいがち
な点がなかったともいえません。
けれども今私たちがいる社会は、30年前の社会と同じですか?
違いますよね。今私たちが生活している社会はベストですか?
改善の余地のない最良の社会ですか?
30年後の社会は今と同じ社会でしょうか?たぶん違いますよね。
ですから今ある社会に適応しなさいと言うだけではだめなんです。
子どもたち若者たちに「あなたたちはどんな社会で生きていきたいですか?」
「どんな社会にしたいですか?」それを考えてもらって、その社会で生きていく、その社会をつくっていく力をつけてもらいたい。
そういうふうに考えています。
それが能動的な社会の形成者ということです。
                      以上

そのときそのときどういう対応が良いのか悩むことはあるが、例えば上の例のように学校で携帯電話で話したり、
メールを読んだりするようなことに対しては、取り上げる行為が最も良いと判断したなら、それが子どもにとっても
最良の行為であると考えるなら、きちんとそうすることが大切だということはよく理解できる。

子ども・若者が社会をつくるパートナー、わかっていたようなことかもしれないがのだが、実のところは、そんなふうに
思って接してきたのだろうか?
この部分はとても重要に思えた。

子ども若者の前に、大人が社会の形成者として、能動的に今の社会とかかわっているか、かかわっていくべきかということも
同時に考えていくべきか、ということも気づかせてくれる。

こども若者育成支援は、同時に大人社会の健全育成をどう図っていくかという、とても難しい問題も抱えていると感じる昨今である。
もちろん自分の健全育成も含めてだが。

■きょうの1曲

 Lynyrd Skynyrd - Simple Man (with lyrics)

  '73年、レーナード・スキナード、ファースト・アルバムから。

  次は、ENYA、大好きなエンヤの曲の中でも好きな1曲です。

   ENYA - a day without rain

   作曲から、楽器の演奏、ヴォーカルまで、みんなひとりでこなしてしまうエンヤ。
   88年、友人のKから「きいてみなよ」と、言われて聴き始めたのだが、以来、もう20年以上も聴き続けている。

卯年大祭 7

2010年11月14日 | 卯年まつり

第1回 渉外広報部委員会 

きょうは夜、舞子大山組卯年大祭実行委員会、渉外広報部の委員会がありました。
舞子大山組を構成する10区から委員が集まり、これからの広報・PRや渉外、構成各行政区への連絡事項などの
当面決定している内容の確認や今後の活動について打ち合わせがありました。
前回は1/10区(坪池区)の祭り関連の会計や雑用係、その前は獅子頭を区の仲間4人で担ぎました。
今回は初めての大祭本部の委員と言うことで、(50も過ぎるとそうなるのか・・)気合いが入っています。
このブログもPRの一環と言うことで、これからも頑張ります。

今回の大祭は、きちんと地域の文化・歴史資料として各種の記録や画像、映像を後世に残すというテーマも決まったようです。
12年に一度の祭りなので、役員、委員はその都度代がわりをします。
だから前回はこうだったという話や残った資料を参考に、祭りの準備が進められます。
ひとつひとつ細かいことを確認しながらで、やはり大きな仕事になるわけです。
・・そんなことを学ばせて頂いています。
50半ば過ぎといっても、まだまだひよっこなのかな。そんな気分で一生懸命やるのも楽しいものですね。

ちなみに大祭実行委員会には11の部があるんだそうです。

写真は、1999年舞子大山組 姥島区の出発 (撮影 星俊夫氏)

   前回は、台車に乗ったおおきなうさぎさんが祭り屋台のまわりを走り回っていたような記憶があります。いつもとてもユニークな姥島のまつり屋台です。


あぜみちジャンピン! 3 素直に感動!

2010年11月13日 | 子育て・教育

きょうは 南魚沼育成市民会議、親子映画鑑賞会 南魚沼市民会館にて。

「ゆうきさんに勇気と希望をもらえる90分」、  「あぜみちジャンピン!」→ http://www.aze-michi.com/

市民会議が、かしこまって真面目な研修会を開催しても、ほとんど育成会の身内や学校の先生方や行政の方々しか参加してもらえない
ので、4年前から家族で気軽に参加してもらえるのは何か?
・・ということで、始まった親子映画鑑賞会、同じ感動同じ印象を家族で共有してもらいたいというのが、目的であった・・と思う。
毎年なかなか会場は満員にはならないのだが、観に来てくださった方々の充実した表情をみるのが何よりのうれしさになる。
みんなボランティアなのだが、終わった後の反省会では、多様な意見が出て、これもとても楽しみですね。
すごくまじめな意見あり、ジョークあり、和気藹々とした雰囲気で、「あぜみちジャンピン!」をこれからも応援していくことを確認しました。

さて、「あぜみちジャンピン!」。
主人公は、小出養護学校に通う女子中学生、耳が不自由な高野ゆうきさんです。
ストーリーはあえて書きませんが、とてもわかりやすいと思います。
そして今日的な(社会の)要素もふんだんに入れ込んで、後半の40分くらい、ものすごく感動する映画です。
その感動は、ごく自然なもので、よくある劇的な(ドラマティック)ものではなく、素直に心にわき起こってくる感動ですね。
市民会議メンバーからは、ありきたりすぎるとか、最初がどうもわかりにくい、とか批評的な意見もありましたが、
みんな見終わった後は、明るいところに行きにくい(?)感動を共有したのは確かなようです。(^^)

きょうは「あぜみちジャンピン!」の監督、西川文恵さんも参加して頂いて、上映の合間にコメントを頂きました。
とても素直で一生懸命な方との印象を受けました。
反省会にも参加して頂いて、いろいろと話を伺いました。
あぜ道、農道、しごく平凡な風景でも、その道の上で「飛び上がってる後ろ姿」、「なんでかな?」とふと思う、そんなことを
表現したかったそうです。
南魚沼、魚沼、ほくほく線、上越線、ジャスコも出てきました。
そしてなにより、スクリーンに描かれる自然の美しさも感動的でした。

ちなみに、市民会議の映画鑑賞会は最初からスタッフで参加していますが、午前午後しっかりと2回鑑賞したのは初めてでした。(眠らずに)(^_^;)

来年も南魚沼市で上映されるとのことです。今回見逃した方々、是非来年はこの爽やかな感動を味わってください。

市民会議スタッフからは、是非各小中学校で上映する機会をつくってほしい、との声が多く出たことも付け加えたいと思います。

※写真はモニターによっては不自然な並び方になっていると思いますが、ご容赦を。すべて本ブログ掲載許可を頂きました。サンクス。 

  

 

 

 


地域が教育をつくる

2010年11月12日 | 子育て・教育
11月11日 平成22年度 新潟県青少年指導委員会等研修会

・主催 新潟県青少年育成センター連絡協議会
・柏崎市 エネルギーホールにて

主な内容
1.事例発表・協議「柏崎市における街頭育成活動について」
 柏崎市青少年育成センター 育成委員会会長 大島正忠氏より報告
 街頭育成活動を中心に活動、育成委員は市内12中学校区単位にコミニュティ・ センターより選出70名。
 夜間育成活動と一日PTAには、市内38の小中学校、7高校 のPTAから延べ約500人(10月末現在)が参加。
 カラオケ、ゲームセンター、大型商業施設、コンビニエンス、公園、駐車場等で声かけ活動等を実施。活動本来の
 活動の目的や情報の委員間、保護者との共有、ベースとなる保護者(家庭)との協力が不可欠である。
 同センターでは、目的の明確化、活動方法の見直しを図る時期に来ているとも報告された。
 
県内各市での活動状況の報告や課題を出し合い、短時間ではあったが有意義な協議が出来た。
その中で当市と同じように青パトでの巡回声かけや広報紙の充実に取り組んでいる例も報告された。

2.講演「教育が地域の未来をつくる」
 大島グループ(株)井手塾代表取締役 大島 誠

5年間の中学校教員生活を経て、上越市で教育や福祉に取り組んでおられる大島氏。
約90分(質疑含む)の講演であったが、日本が抱える根本的な課題である「少子高齢化」「人口減少」時代で、
国力や地域力を維持していくためには「人材」の育成が重要であり、そして教育のあり方はどうあるべきかについて、
講演を通じてあらためて学ばせて頂いた。

国全体としての課題から地域や産業、福祉制度等の個別課題に結びつけ、根本的に地域の何が課題になるのかという
氏の論理展開には納得いく部分が多かった。
広範囲にわたる内容であったが、これからを生きる子どもたちの厳しい環境を知り、それに対応する社会のあり方を
変えていくことや教育・人材育成がこれまで以上に大切であり、国の対応を待っている時間などないこと、地域が主体的に
取り組まねばならないことを知ることが出来た。

1.(常に人を)讃える雰囲気を(地域に)創る・・大賛成です 基本です
2.教育がいつでも話題になる社会(地域)・・良いことです これも基本
3.地域で子どもを育てる・・難しいが大切です
4.産業界の積極的な関わり・・品定めではなく「育成へシフト」、必要となる人材とは?
5.「教育を産業に仕上げる」気概・・当地域では難しいかな?

大島氏、南魚沼市でも講演を願いたいと思うが・・、しかし、人は集まらないだろうな・・と言うのが参加した私たちの感想。
南魚沼市・・って、いったいどういう自治体になっていくのだろうか?
次世代のまちづくりは、子どもたちの双肩にかかっている・・の・だ・が。

   

■ きょうの 1曲 plus1
   
   Poco - "Magnolia"   

   JJ ケールの70年代初期の作品、ポコはとても心に残るカバーをしています。  
   1973年 アルバム "Crazy Eyes" 収録。

Poco - "Brass Buttons"

同アルバムから、もう1曲。こちらはカントリーからロックになじんできたグラム・パーソンズの残した名曲のカバー。

つむぎ通り 軽トラック市 第4回

2010年11月07日 | つむぎ通り軽トラ市
きょうは4回目、今年最後のつむぎ通り軽トラック市が開催されている。
1回目と比べると、季節的に売りものも減ってきたのか、やや店の数も減った印象。
10時過ぎに訪れたのだが、多くの人出で賑わっていた。
地元の野菜が格安で販売されていて、売れ行きも良い様子。
他にはパン屋さんや工芸品など、多くの地元産の商品が並んでいた。

きょうは14時30分まで開催されている。天気も良いので、大勢の人出を期待したい。

  

卯年大祭 6

2010年11月06日 | 卯年まつり

卯年祭りの思い出 1963年(昭和38年)

私が初めての卯年祭りは、もう47年も遡る1963年、昭和38年のことになる。
ずいぶん昔のことなのだが、この間のようにも思える。
天気の良い日だった。この日のために用意したような白い体操ズボン(古い表現だが)をはいて、ズックをはいて、
シャツを着て、青い祭りのはんてん、頭にははちまきを巻いた。確か樽神輿だったと思うが、地区の児童・生徒会
全員で神輿を担いだ。集合写真に当時の中学生も写っているので、間違いないだろう。
みんな同じいでたちだった。当坪池、五郎丸の村の中をねり歩いた。
小学校の3年にはけっこうきつい仕事だったみたいで、旧五郎丸神社に到着したころには当時はだいぶバテていた
ように記憶している。
小学校の3年生だから、中学生や上級生について回っていただけだとも思うが、今の整備された道ではなく、石ころ
だらけの狭い道だったから、余計に長く感じられたのかもしれない。
五郎丸神社で振る舞われたごま塩のおにぎりがとてもうまかったことは、なぜかよく覚えている。
当時強く印象に残ったのは、大きな獅子頭の神楽の勇ましさや華やかな祭り屋台の行列が、生まれて初めて観る
ものだったし、大勢の地域の皆さんが、このときばかりは、と気合いが入っていたからだろう。
一枚の、誰が撮ってくれたのかわからない、近所の先輩と二人、祭り支度のモノクロの小さな写真が残っている。
それを見るたびに、春の青空の下で、当時の祭りの賑やかな風景が思い浮かんでくる。

写真は、1999年舞子大山組 大原区の出発 (撮影 星俊夫氏)

 



グリーン・ゾーン

2010年11月04日 | Weblog

グリーン・ゾーン  久々に骨太な米国映画

最近DVD発売された、今年公開のアメリカ映画だ。
脚本 ブライアン・ヘルゲランド
監督 ポール・グリーングラス
主演 マット・デイモン

「グリーン・ゾーン」とは、かつて連合国暫定当局があったバグダード市内10km²にわたる安全地帯のことである。イラク暫定政権下の
正式名称は「インターナショナル・ゾーン」ではあるものの、「グリーン・ゾーン」の呼び名が一般的である。物語はアメリカ占領下のグリーン・
ゾーンで起こるスリラーである。(ウィキペディアから)

イラク戦争を起こした理由に「イラクの大量破壊兵器の保有」があった。
今ではイラクが大量破壊兵器を保有していたとは考えられず、戦争を起こすための口実だったというのが多くの考えだろう。
物語はMET(大量兵器移動探索隊)の隊長ミラーが、米政府から指示される探索箇所に全く大量兵器が存在しないことに疑問を覚え、その
真相に迫っていくという展開だ。
スピーディーに物語が展開していく、シナリオ(日本語字幕)も見事だ。
侵略戦争を容認しない現代世界で戦争行為を正当化するためには「納得する理由付け」が必要になるが、大権力の中枢でのでっち上げの
好例として、参考になるかも。事実もこれに近いのでは?
面白い映画です。お薦め。