浜名湖とアーチェリーと釣りのブログ

浜名湖の釣り日記とアーチェリーの日記
SINCE2009,06,25~

この時期になると思い出す事

2012年09月28日 23時08分36秒 | その他で魚釣り
最低気温23度最高気温27度
今日は朝出勤する時に(朝7時20分位)車の屋根に水滴がついていた、露が降りたようです。
で、気温を見たら最低気温が19度とのこと、朝方は大分涼しくなってきました。
今、4Kmのジョギングに行ってきましたが、風が爽やかです。
月も大きく、秋ですなあ。

この時期になるといつも、思い出すのが子供の幽霊です。
今までの、私の人生で一番恐怖だった一日です。

あれは、もう20年以上前になります。
秋口は、落ち鮎を狙って一級河川豊川(とよがわ)にマダカがたくさん入ってきます。
丁度今時分です。
それを狙って、よく夜釣りに行ったものです。

場所は豊川の吉田大橋の2km程上流の赤池という豊川本流で、大きく90度に曲がった所です。
その曲がった所は他と比べて深く魚がよく溜まる場所です。
秋になると、絶好のポイントでそこに行くと必ず、数人は釣りをしてます。

その日は、少しどんよりした天気でした。
9時頃より釣り始めて、他に1組釣り人がいました。

でも、その日はあんまりあたりも無く、先行組も11時頃には帰ってしまい、
川原には私1人になってしまいました。

20才頃から、釣れればどんな所でも、1人で釣りに行くくらいですから、お化けもなんのそのです。
ただ、豊橋港のセイゴ釣りは、民家も無くて、1人になると、
後ろから「マネーマネー」ってナイフを持って驚かされそうで、そっちのほうが怖いです。

しかし、この日は違っていました。
当たりも少なく時計を見ると夜中の1時過ぎです。
「今日はボースかなあ。」と思っていると、
川上のほうで、子供が歌を歌っているではありませんか?

「こんな(夜中の2時ちょっと前)時間に子供がなんだろうな?」と思いました。
あまり、気にも留めずに釣りをしていると、歌声が大きくなり保育園でよく歌うと思われる、
げんこつ山のたぬきさんの歌でした。

とても、鮮明に聞こえてきました。
「おいおい、こんな時間に親は何をやっているんだい」と思って、堤防上や、川原を見るのですが
人影はありません。

この辺から、ちょっと気持ちが悪くなってきました。
歌声がしっかり聞こえるんだから、子供の場所は自分の釣っている位置から、
数十メートルも離れている訳がありません。

こうなると、人間の行なう行動ってどんなのか知ってますか?
私は、ここにいますよーーーっていう、存在感を示したくなる訳です。

ひょっとして、相手も私がいるのを知らないで歌っているのかもしれないし・・・・・
そこで、とった私の行動は、から咳・棒切れで周りの草をがさがさと鳴らしたりしました。

もし、人がいればなんか反応があると思ったのですが、反応はなんもありませんでした。
でも、歌声は聞こえます。

「一体何処で歌っているんだろうと」思って回りを見つめたら、
どうも川の中で聞こえてくるような感じです。
水面に対岸で歌っているのが、反射してるのかなあと思ったりもして・・・・・

首を傾げていたら、歌声が川上からすぅーーーっと流れてきて、自分の正面(だと思う)位で
ピタッと歌声が止みました。

その、時の声の大きかった事、目の前で歌っているようでした。
そして、数秒の間をおいて、

左耳にホッと声にならない、息を耳に吹きかけられました。
いまでも、その感触は残っています。

その時点で、もうあきません。
クーラー担いで、リールも糸を巻くのももどかしく、カッターで糸を切ってそのまま、
堤防を駆け上り、車に乗り込み、帰りました。

自宅に帰るには、堤防を川上数キロ走った方が近いのですが、
川下に走って国道1号線にでて帰りました。

バックミラーでリヤシートに誰か座ってないか何回も見ながら、走ったのを覚えています。
後日、一宮町にある知り合いのお坊さんにかわいそうなので線香でもあげに行ってもいいのか聞いたら、
「かわいそうだけど何もしないほうがいい」とのこと。
なんでも、この人はやさしい人だって、思い家まで付いてきちゃうとのことです。

また、後日他の場所に魚釣りに行ったのですが、途中知り合いの釣り道具屋で餌を買っていくのですが、
「この前子供のおばけの声を聞いちゃった。」って言ったら、釣り道具屋の主人曰く
「あんたも、聞いたのか」だって。

コメント
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