花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

夏の赤色

2015-07-14 | 植物 花

 

「ドイツアザミ」が咲いています、鮮やかな色彩です、<ドイツ>の名前ですが

日本の「ノアザミ」(野薊)から、日本で作った園芸種とか、「ハナアザミ」(花薊)の別名も付いています。

学名 Cirsium japaonicum cv. / Japanese thistle

 最初の赤色は、「ゴジカ」(午時花)の花です、“午(うま)の刻” に咲く花に因る命名とか

昼過ぎに咲いて、夜から翌朝には散る一日花です。

萎んだりしないで、咲いた時と同じ姿で散るユニークな性質を持っています。

細長い葉の縁が、大きなギザギザの鋸歯で、古代の刀剣の様です。

日本には、薬草として入ってきた経緯が有るとのことですが、今では、専ら観賞用です。

アオイ(アオギリ)科、ペンタペテス属、一年草、インド原産、学名 Pentapetes phoenicea

英名 Middy flower, Scarletmallow,Copper cups

別名 「ペンタペラス・フォエニケア」、「キンセンカ」(金銭花)、「ヤラクキンセン」(夜落金銭)

勿論、キク科の「キンセンカ」(金盞花) Calendula officinalis とは違います。




「ゲウム」(Geum ssp.)(「セイヨウダイコンソウ」)です、「ゲウム」は、此の仲間の属名で

仲間には、日本の「ダイコンソウ」(大根草) Geum japonicum、「チングルマ」Geum pentapetalum 等が有ります。

「大根草」の名前は、葉が「大根」の葉に似てるからとのこと

今日は、ヨーロッパで作られた「ベニバナダイコンソウ」(紅花大根草)  を挙げてみました、朱色が鮮やかな園芸種です。

花の色は、赤以外に橙、黄色、一重、八重などの品種が有りました。

バラ科、ゲウム(ダイコンソウ)属、多年草、学名 Geum coccineum


次に、「クフェア」(Cuphea spp.) の代表的な園芸種、「クフェア・プルプレア ´タイニーマイ ス`」を挙げて終わります。

細長い花筒が目立ちます、亦、花びらの様に見えるのは萼とのことです。

筒状の花の先端が色、形共にユニークで、一見、鼠の顔に似ています、<タイニーマイス> Tiny Mice “小さな鼠たち” の由来です。

ミソハギ科、クフェア属、メキシコ原産/園芸種、半耐寒性常緑低木、学名 Cuphea purpurea ´Tiny Mice`

他に、「クフェア」の主なものは、「ハナヤナギ」(「クフェア ミクロペタラ」) Cuphea micropetala

「メキシコハナヤナギ」(「クフェア ヒッソピフォリア」) Cuphea hyssopifolia

「ベニチョウジ」( 「クフェア イグネア」) Cuphea ignea 等が有り、一般的には、「メキシコハナヤナギ」を「クフェア」とするとのこと



<鼠の顔に見えますか、各画像をクリックして拡大してご覧ください>


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今年も「オキナワスズメウリ」(沖縄雀瓜) Bryonopsis lacinioa を育てることにしました、緑の日除けを作ります。

球形の小さな「ウリ」です、独特の縞模様が特徴です。

№9

今日現在(7月11日)、蔓も延びて葉も大きくなりました。

 

今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原もすっかり夏の装いです。

<下図をクリックして御覧下さい>


夏、赤い樹木花 (2)

2015-07-12 | 植物 花

暑い夏には、赤い樹木花が似合います、「クリスマスブッシュ」、「サンゴシトウ」、「アメリカデイコ」です。


夏に、クリスマスの花とは、場違いな感じですが、原産地のオーストラリアでは、クリスマスを告げる花とのこと

現地では、11月から翌年1月が見頃になる由、日本では、5月から7月頃が開花期になります。

総状花序をだして、白い星型の小さな花を咲かせます、花が終わると蕚片が赤くなり、赤い花が咲いたようになります。

クリスマスの頃、日本では、オーストラリアから輸入した鉢植えや切花を花屋さんの店先で視ることが有ります。

クノニア科、ケラトペタラム属、常緑中高木、オーストラリア原産、学名 Ceratopetalum gummiferum

英名 New South Wales christmas bush



花は、余り見栄えが ・ ・ ・ 萼の方が目立つようになります。

クリスマスの頃、花屋の店先に鉢植えや切花の「クリスマスブッシュ」が並びます。

 

「サンゴシトウ」(珊瑚刺桐)も総状花序をだして、長い剣形の真赤な花を咲かせています。

「珊瑚刺桐」の名前は、花の色が<珊瑚>の色で、葉や茎に棘が有るので<刺>、葉が「桐」の葉に似てるので<桐>

の名前が付いた由、次に載せる「アメリカデイコ」(アメリカ梯姑)と「エリスリナ・ヘルバケア」の

オーストラリアで作出した交配種とか、確かに、両者の特徴を掛け合わせて、2で割った姿です。

マメ科、デイコ属、落葉低木、園芸種、学名 Erythrina × bidwillii 、英名 Coral tree、別名 「ヒシバデイコ」(菱葉稊姑)



下図は、「アメリカデイコ」の交配種の相手「エリスリナ・ヘルバケア」(Erythrina herbacea

<Creative commons-licensed>

 

「アメリカデイコ」(アメリカ梯姑)も蝶形の赤い花を咲かせています、原産地のブラジルでは、四季咲きとのことですが

日本では、此の季節が最盛期です。

マメ科、デイコ属、半耐寒性落葉高木、ブラジル原産、学名 Erythrina crista-galli

英名 Coral tree は、この「アメリカデイコ」にも付いています。

学名 Erythrina は、ラテン語で<赤い>意味で、crista は、<鶏の鶏冠>、galli は、植物学者の名前とか

<各画像は、クリックで拡大します> 

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今年も「オキナワスズメウリ」(沖縄雀瓜) Bryonopsis lacinioa を育てることにしました、緑の日除けを作ります。

球形の小さな「ウリ」です、独特の縞模様が特徴です。

№9

今日現在(7月11日)、蔓も延びて葉も大きくなりました。

 

今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原もすっかり夏の装いです。

<下図をクリックして御覧下さい>


夏のアヤメ科三種

2015-07-10 | 植物 花

 今、「ベリー」の実が熟しています、左「ブラックベリー」(Rubus spp./Blackberry)、中「ラズベリー」(Rubus idaeus/Raspberry

右「ジューンベリー」(Amelanchier spp./juneberry

“ベリー” の名前は、付いてませんが「ヤマモモ」も赤く熟しました。

 

初夏のアヤメ科ならず、夏のアヤメ科の花々「ヒメヒオウギズイセン」、「ヒオウギ」、「ヒメヒオウギ」の三種です。

初夏のアヤメ科の華麗さとは一味違う様相です、朱色が夏の力強さを表徴してるようです。

 

「ヒメヒオウギズイセン」(姫檜扇水仙)

“夏の花” 然とした花で、繁殖力が旺盛です、多くの場所で目にします。

穂状の花序に朱色以外に橙、黄色の花を咲かせます。

葉は、剣形で真直ぐに立ち上がります。

アヤメ科、クロコスミア属、耐寒性球根、南アフリカ原産、交配種

学名 Crocosmia × crocosmiflora、英名 Montbretia

別名 「マルコミア」、「モントブレチア」(旧属名から)

 

 

「ヒオウギ」(桧扇)

“祇園祭の花” 「ヒオウギ」(檜扇)です、オレンジ色の花弁に

赤い斑点が冴えます。

花弁が6枚、放射状に開く一日花です。

檜の薄板で作る扇、檜扇に葉の扇形に広がる姿が似てる故の命名とか

アヤメ科、ヒオウギ属、多年草、学名 Belamcanda chinensis

英名 Leopard flower、blackberry lily日本、中国、台湾、インド原産

実が熟し弾けると、中から漆黒の種子が現れます

<ヌバタマ>と呼ばれています、古文では、黒色の枕詞になっています。

 

扇形に広がった葉と漆黒の種子<ヌバタマ>です。

 

「ヒメヒオウギ」(姫檜扇)

同じアヤメ科の「フリージア」に似た花で、葉の間から細い花茎をだして

五六輪の花を咲かせます、豹柄の六枚の花弁を付けます。

亦、下三枚の花弁の付け根には濃い紅色の斑紋が鮮やかです。

花弁は、ラメ入りの様にキラキラ輝きます。

アヤメ科、アノマテカ(フリージア)属、半耐寒性球根

学名 Anomatheca laxa

南アフリカ原産、英名 Anomatheca、False freesia

別名 「ヒメヒオウギアヤメ」(姫檜扇文目)「ラベルージア」、「アノマテカ」

<各画像は、クリックで拡大します>

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今年も「オキナワスズメウリ」(沖縄雀瓜) Bryonopsis lacinioa を育てることにしました、緑の日除けを作ります。

球形の小さな「ウリ」です、独特の縞模様が特徴です。

№9

今日現在(7月11日)、蔓も延びて葉も大きくなりました。

 

今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原もすっかり夏の装いです。

<下図をクリックして御覧下さい>


夏、黄色(2)

2015-07-05 | 植物 花

多彩な「ルドベキア」の花が盛りです、主なものでも「ルドベキア ´アイリッシュアイズ」(Rudbeckia ´Irish Eyes`)

「ルドベキア・トリロバ」(R.triloba)、「ルドベキア・ヒルタ」(R.hirta)、「ルドベキア・フルギタ」(R.fulgita)等々が

下図は、爽やかな色彩の「ルドベキア・ヒルタ ´プレリーサン`」(Rudbeckia hirta ´Prairie Sun`)

将に、 “北アメリカの大草原の太陽” です。



最初の“ 夏、黄色” は、「キバナキョウチクトウ」(黄花夾竹桃)の花です、御馴染みの「セイヨウキョウチクトウ」とは、違った印象の花です。

黄色い五枚の花弁が、螺旋状に少し開いても全開せず、半開きの儘です、甘い香りがします。

葉は、肉厚の長い披針形で互生します。

 キョウチクトウ科、キバナキョウチクトウ属、常緑低木、中南米原産、学名 Thevetia peruviana

英名 Yellow oleander、Bestill tree


 下図は、黄色い「セイヨウキョウチクトウ」(Nerium oleander) です。

「キバナキョウチクトウ」とは違って “黄花の「セイヨウキョウチクトウ」” と言ったとこかな、他に、ピンク、赤、白色の花が有りますから


「ワタ」(綿)の花も咲いています、大きな花です、「ハイビスカス」の花に似ているかも

黄色い花の中心が赤黒い色をしています、葉は、掌状で五裂から九裂位して、互生します。

実が熟して弾け、中の種子に着いた綿毛(コットンボール)が繊維の<木綿(綿、コットン)>になります。

アオイ科、アオイ属、非耐寒性一年草(多年草)、熱帯、亜熱帯地方原産、学名 Gossypium arboreum

英名 「コットン」(Cotton)、「コットン プラント」(Cotton plant)

尚、学名の Gossypium は、ラテン語で “腫れ物” とか、実の形が腫れ物の様に膨れているからとか



下図は、“腫れ物” に喩えられた実と、種子に綿毛を着けたコットンボールです。


「ワタ」の名前が付いた「アカバナワタ」(赤花綿)もピンクの花を咲かせています、名前の通り、ピンクより赤色の方が多いようですが

「オクラ」、「トロロアオイ」等と同様アベルモスクス属なので、花の形がよく似ています。

アベルモスクス属は、ハイビスカス属から分離したとのことで、「ハイビスカス」にも似ています。

「ワタ」の名前が付いていますが、当然、「綿」の仲間ではないことが解ります、一日花ですが、次々咲くので愉しめます。

アオイ科、アベルモスクス属、一年草、アジア、オーストラリア原産

学名 Abelmoschus moschatus ssp.tuberosus 、英名 Native rossla

別名 「アベルモスクス」、「ベニバナトロロアオイ」(紅花黄濁葵)


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“赤花” の名前の通り、赤紅色の花も有ります、「ハイビスカス」の花に一層似ています。

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似た花に「オクラ」が有ります、アオイ科、アベルモスクス属、一年草(多年草)、学名 Abelmoschus esculentus

イチオピア原産、英名 Okura 、Laday´s finger、別名 「アメリカネリ」、「オカレンコン」

最後は、「エンゼルストランペット」(「キダチチョウセンアサガオ)の花です、喇叭状の大きな花が下垂します。

近縁種のナス科、ダツラ属の「チョウセンアサガオ」(朝鮮朝顔)Datura metel は、花を上向きに咲かせ、実には棘が生えてますが

「エンゼルストランペット」の実には、棘が無いので区別できます。

以前は、「エンゼルストランペット」は、チョウセンアサガオ属だったが、今は、キダチチョウセンアサガオ属とのこと

ナス科、キダチチョウセンアサガオ属、中南米原産、学名 Brugmancia spp.

英名 Angel`s trumpet、別名 「キダチチョウセンアサガオ」(木立朝鮮朝顔)、「ブルグマンシア」

朝鮮の名前が付いていますが、朝鮮半島が原産地ではなく、遠くインド、エジプトが原産地とのこと

 


<各画像は、クリックで拡大します>


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今年も「オキナワスズメウリ」(沖縄雀瓜) Bryonopsis lacinioa を育てることにしました、緑の日除けを作ります。

球形の小さな「ウリ」です、独特の縞模様が特徴です。

№8

今日現在(7月4日)、葉も大きくなってきました。

 

今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原もすっかり夏の装いです。

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今、クマツヅラ科の花

2015-07-01 | 植物 花

「ブッドレヤ」(Buddleja × hybrida)、別名「フサフジウツギ」(房藤空木)、「バタフライブッシュ」が今、盛りです。

花の色は、ピンク、青紫、赤、橙、黄、白と多彩


最初は、「クレロデンドルム・ブンゲイ」(牡丹臭木)です、“「牡丹」の様な花を咲かせる「臭木」” の意味です。

集散花序を出して、ピンクの小さな花を半球状に咲かせます。

遠目には、「アジサイ」と見紛う姿で、花冠は、五裂して4本の雄蕊と1本の雌蕊が目立ちます。

丸形の大きな葉が、花を後ろから支える様に対生してます。

名前の通り葉には、臭気が有り、揉むと一層強烈な臭気です。

仲間には、「クサギ」(臭木) Clerodendrum trichotomum 、「ケレロデンドルム・ウガンデンセ」(C.ugandense)が有ります。

「ゲンペイ・クサギ」(源平臭木) (C.thomsoniae) 等が有りました。

クマツヅラ(シソ)科、クサギ属、半耐寒性落葉低木、中国、インド原産、学名 Clerodendrum bungei 、英名 Glory flower

別名 「ヒマラヤクサギ」、「ベニバナクサギ」


 



下図は、「クサギ」(臭木)の花です、同じクマツヅラ科なので似ています。

下図は、「クレオデンドルム・ウガンデンセ」の花です、別名 「ブルー エルフィン」、「バタフライ ブッシュ」

<各画像は、クリックで拡大します>


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今年も「オキナワスズメウリ」(沖縄雀瓜) Bryonopsis lacinioa を育てることにしました、緑の日除けを作ります。

球形の小さな「ウリ」です、独特の縞模様が特徴です。

№8

今日現在(7月4日)、葉も大きくなってきました。

 

今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原もすっかり夏の装いです。

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