”冬に咲く「桜」”、「十月桜」Cerasum × subhirtella cv. Autumnalis と 「ヒマラヤザクラ」Prumus Cerasoides です。
春の「染井吉野」に先駆けで咲く ”冬の桜” です。
下図は、「ヒマラヤザクラ」Wild Himalayan Cherry
「イソギク」(磯菊)
海岸、磯や岩場に分布する野生の「菊」の一種です、黄色の小さな花を密生させ、球状の頭花を咲かせまあす。
将に、”磯に咲く菊” 「菊」なのです、勿論、園芸用にも多く植栽されています。
「菊」ですが、筒状花のみで舌状花が、無いのも特徴です。
葉も縁が白く、切込みが在って、分厚く、表が緑色ですが、裏は、白い毛が密生しているので、白色に見えます。
キク科、キク属、多年草、日本原産、学名 Chrysanthemum pacificum
Chrysanthemum は、ギリシャ語で、”黄色い花”、pacificum は、”太平洋” の意味とのこと
海岸や磯に関連していることが解ります。
次のキク科の花は、「ウインターコスモス」(「ビデンス」)Bidens sp.です。
「コスモス」(「秋桜」)Cosmos bipinnatus の花が、終わると、其の後を引き継ぎます。
「コスモス」とは、別の種ですが、花の姿が似ていて、冬に咲くので「ウインターコスモス」の名前が、付いています。
世界中、日本にも仲間が自生していますが、中央アメリカ、メキシコ原産の Bidens ferulifolia (フェルフォィア種)や
B.laevis (ラエビス種)が、「ウインターコスモス」と呼ばれているようです。
日本の "ひっつき虫" 「センダングサ」(栴檀草)Bidens biternata も「ビデンス」の仲間です。
花の色は、白色、クリーム色、黄色地に白色が混ざる「イェローキューピット」
クリーム色の「アイボリーホワイト」等、他に多くの園芸品種が、視られます。
葉は、濃い緑色で、羽状に深く裂けています。
キク科、ビデンス(センダングサ)属、常緑多年草(一年草)、Apache beggarticks
別名 「ビデンス」、「キクザキセンダングサ」
「ツワブキ」(石蕗)も黄色い花を咲かせています。
長い柄の先に、艶やかな大きな円形の葉を着けます。
葉には、多彩な模様が入る品種が有って、葉をも愉しめます。
水辺や半日陰を好む植物ですから、木立が多い庭などに
植えて、観賞することが多いようです。
”つわぶき” の名前の由来も、葉に艶が有るので ”艶の有る葉”
から「ツヤハブキ(艶葉蕗)」→「ツワブキ」、他には
”厚い葉の蕗” から「アツバフキ(厚葉蕗)」から「アワブキ」
となった記されていました。
「石蕗」の花は、初冬を著わす季語とか
この季節の代表的な花です、冬の淡い陽に黄色い花が、照り輝きます。
島根県のの地名は、”石蕗の野” の意味で、”「ツワ」(ツワブキの別名)が多く生えている土地” からとも記されています。
キク科、ツアブキ属、常緑多年草、日本、台湾原産、学名 Farfugium japonicum、英名 Leopard plant、Green leopard plant
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