今回の ”春、キク科の花” には、晩秋から初夏の頃迄、開花期が、長い「カレンデュラ ”冬知らず”」
「ユーリオプスデージー」を挙げてみました、黄色い春の花達です。
<「カレンデュラ "冬知らず”」>
” 小型の「キンセンカ」" 「カレンデュラ ’冬知らず’」、別名「カンザキカレンデュラ」の花です。
春から初夏に咲く「キンセンカ」の仲間で、此の近縁種の「キンセンカ」 Calendula officinalis に比べて、
花径が二回り位小さいのが特徴です。
「キンセンカ」のオフィシナリス種は、花の大きさや花弁数が、多彩で多くの品種が20種くらい有るとのこと。
其の中の1品種の此の「冬知らず」は、花径約2cm位、多数の小輪の花を冬中咲かせます。
耐寒性が有り、冬でも屋外で、次々と黄金色や橙色の花を咲かせ、冬中愉しむことができます。
開花期も長く、秋、冬、春と咲き続けます、寒さにも強いので、”冬知らず” の名前が付いた由。
朝、太陽の陽が当たると開花して、陽が沈むと花を閉じます。
根本から、ヘラ状の大きな銀緑色の葉が生えます。
キク科、キンセンカ(カレンデュラ)属、地中海沿岸、南ヨーロッパ原産、耐寒性一年草
学名 Calendula arvensis,英名 Calendula、
他の別名「フユシラズ ”冬知らず” 」、「ホンキンセンカ」、「ヒメキンセンカ」
「キンセンカ(金盞花)Calendula officinalis とは、一味違った佇まいです。
次のキク科の花は、「ユーリオプスデージー」です、晩秋から、初夏に懸けて咲き続けます。
<「ユーリオプスデージー」>
寒さに強く、冬でも外で越冬できます、「マーガレット」の花に似た花で、一重の花を一輪、枝先に咲かせます。
葉は、羽状の切込みが深く、細かい毛が密生するので、銀色に輝きます。
Euryops は、ギリシャ語で ”大きな目を持つ” 意味とか、花径が4cm位になりますから、”大きな目” かと
思ったら、”人目をひく” からとの解説が載ってました、花の少ない季節、”大きな花が、人目をひく” で一件落着です。
仲間には、次に載せる「ユーリオプス・バージネウス」、別名「ゴールデンクラッカー」が有ります。
生育時の初めの頃は、草花の感じがしますが、枝が、太くなり、段々と樹木の感じに変わります。
キク科、ユーリオプス属、耐寒性常緑低木(多年草)、南アフリカ原産、学名 Euryops pectinatus
英名 Euryops daisy、Gray leaved euryops
下図は、似た花の「マーガレットコスモス」(Euryops chrysanthemoides)です。
開花期も粗同じですが、葉の形が羽状ですが、切込みが「ユーリオプスデージー」より浅く
毛が生えてないので艶やかで恋濃い緑色をしています。