「カモミール」Chamomile が、咲いています、ギリシャ語の <Chamamellon>からで、 ”地上のリンゴ” の意味とか
リンゴの香りがします、種々の薬効が有るハーブです、花径約1CMの小さな花です。
品種は、下に載せた「ジャーマンカモミール」より花径は、多少大きいが
草丈が低い這性で多年草の「ローマンカモミール」Chamaemelum nobile も
キク科、コシカギク(シカギク)属、耐寒性一年草、ヨーロッパ、中央アジア原産
学名 Matricaria recutita/Chamomilla recutita/Matricaria chamomilla
英名 German chamomile、別名「カミツレ」、「カモマイル」、「ドイツカミツレ」
次の “キク科の花” は、「オステオスペルマム」、「ディモルホセカ」
「ハナカンザシ」、「ヘリクリサム ’ペパーカスケード’」の花です、過去の記事を添削して再度載せました。
<「オステオスペルマム」>
似た花に「ディモルホセカ」が、有りますが、以前は、此の花の仲間に入っていたとか、殆ど見分けが困難です。
現在は、「オステオススペルマム」として独立している由
一般に、両者を「ディモルホセカ」と呼んでいますが、区別のポイントが幾つか有りました、最後に載せてみます。
「マーガレット」の花に似て、花の色は、白、青紫、ピンク、ブルー等々多彩で、園芸種には、黄色やオレンジも有るようです。
本々、“デモルフォセカ〃 とは、“二つの形の種子” 意味で、区別のポイントの一つにもなっている<種子つくり>の違いからとか
キク科、オステオスペルマム属、多年草、南アフリカ原産、学名 Ostospermum ecklonis
別名 「アフリカンデージー」
<「ディモルフォセカ」>
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「キンセンカ」の近縁の “ディモルホセカ” とは、“二つの形の種子を持つ” と言う意味とか
キク科の花の特徴として、花の外側に、舌状花を、内側に管状花を着けますが
舌状花には、角型の種子を、管状花には円「、「状の種子の夫々違った形の種子を作ります。
上載の「オステオスペルマム」が、舌状花にのみに種子を作るのとの違いが有ります。
花の色は、黄色、オレンジ系が「ディモルホセカ」で、「オステオスペルマム」が、多彩な色の花を咲かせる特徴と
されていたようですが、最近では、交雑種が増えてきて、「ディモルホセカ」にも多彩な色の花が有る由
見分けは、益々困難になったようです。
花の色に依って Dimorthotheca sinuata、Dimorphotheca pluvialis の品種が有りました。
キク科、アメリカキンセンカ属、一年草、学名 Dimorphotheca spp. 別名「アフリカキンセンカ」
<両者を見分けるポイント>
(1) 「オステオスペルマム」(A)は、舌状花にのみ種子を作り、「ディモルホセカ」(B)は、舌状花と管状花にも種子を作る。
(2) (A)は、花の色が、ピンク、青紫系、赤系と多彩で、(B)は、黄色、オレンジ色の花が多いが
交雑種が多くなり見分けるポイントにはならない。
(3) (A)は、濃い緑色の葉が着いた花茎を、(B)は、大きな銀葉を着けるが、花茎には、此の銀葉は、着けず、背丈低め
等々と記されていますが、花を愛でる分には、余り拘る事はないと思います。
<「ハナカンザシ」(花簪)>
丸い蕾の形が、簪に似ているので、此の名前が付いたとのこと、八重の花弁の様に見える総苞片(葉が変化したもの)は
カサカサして紙で造った様な感触です、葉は、披針形で、互生します。
柔らかなで、緑白色、細かい毛が生えてい、中央の黄色い場所には、キク科特有の筒状花が咲きます。
キク科、ローダンテ属、一年草、オーストラリア原産、学名 Phodanthe chlorocephala ssp. rosea
= Heliptrum roseum=Rhodanthe roseum=acroclinium roseum
英名 Pink paper daisy、別名 「ヘリクリサム」、「アイロクリニウム(旧属名から)」
近縁に、耐寒性多年草の「ヘリクリスム・ペーパーカスケ-ド」が有ります。
花弁の先端が尖っていて、蕾も細長いのが特徴です。
学名 Heliptrum anthemoides=Rhodanthe anthemoides
別名 「ヘリプラテラム ’ペカスケード’」