「パンパスグラス」の開花が、灼熱の夏の 終わりを告げます、秋の風が吹き抜ける季節も間近です。
キョウチクトウ科の花は、「ニチニチソウ」と「アデニウム」です。
「ニチニチソウ」(日々草)
花の少ない夏に、存在感を増す「ニチニチソウ」です。
多く目にするのは、下図の様な品種ですが、今日は、チョット風変わりな「ニチニチソウ」にしました。
名前からして、元気を貰えるような気がします、他にキク科の「百日草」、ミソハギ科の「百日紅」
ヒユ科の「センニチコウ」(千日紅)等、”日” の付く名前の花も有ります。
どの花も開花期間が、長いことを著わしています。
花径4cm位で、花弁は、5裂します、花色は、白、ピンク、赤、赤紫色と多彩です。
キョウチクトウ科、ニチニチソウ属、一年(多年)草、マダカスカル原産、学名 Catharanthus roseus
英名 Madagascar periwinkle 、別名「ニチニチカ」、「ビンカ」(*)
(*)尚、「ビンカ」は、「ツルニチニチソウ」(蔓日々草)の学名<Vinca minor、Vinca major>ですので
正確には、「ビンカ」は、「ツルニチニチソウ」を指すようです。
Catharamthus reseus の 改良種 の 風車型の花です、色形が、独特で面白いものです。
「ニチニチソウ」より清楚な感じがします、花弁の間隔が、広いので、そう感じるのかな
下図は、ビンカ属の「ツルニチニチソウ」(蔓日々草)Vinca minor,Vinca major/Big leaf periwinkle
Minor は、Major より花径が、小さい花(左図) Major は、花径が、大きい花(右図)
「ニチニチソウ」が、有れば、キク科の「ヒャクニチソウ」(百日草)Zinnia elegans の名前の花も有ります。
披針形の葉の「ホソバヒャクニチソウ」(細葉百日草)Zinnia linearis も其の一つです.。
草丈も短く小さい花ですが、絨毯状に広がって、長い期間愉しめます。
「百日草」の ”暑苦しさ” は無く、一重で清楚な感じの花です。
次のキョウチクトウ科の花は、「アデニウム」の花です。
<「アデニウム」>
花以外に、肥大する幹と根をも愉しめます、盆栽に仕立ても面白いものです。
南アフリカ、アラビア半島の原産地では、大きくなった幹が、天高く聳える種類も有るとか
別名が「デザートローズ」、「砂漠のバラ」、”砂漠に生える薔薇の花”
花は、確かに「薔薇」の花に煮てはいます、八重咲きや園芸種も多い様です。
花径約4~5cm、樹高約30~200cm、花色 赤、ピンク
キョウチクトウ科、アデニウム属、非耐寒性高木、多肉植物、学名 Adenium obesum、英名 Desert Rose
下図は、肥大した枝や幹、此の形が、盆栽仕立てに適しています。