「ヤマブドウ」(山葡萄)の紅葉とコバルト色の実です。
ミズキ科の「ハナミズキ」(花水木)、「ヤマホウシ」(山法師)の実も色着き始めています。
両者、似たような花を咲かせますが、果実は、全く違う姿です。
「ハナミズキ」(花水木)
4月~5月に掛けて、4弁の小さな(花径5m/m位)の花を咲かせます。
白、ピンク、紅色の花弁の様に見えるのは、総苞片(花を囲む葉)で花で、花と見紛います。
ミズキ属の中でも、此の総苞片が、一番目立つので「花水木」の名前が付いた由
別名に「アメリカ ヤマボウシ」が付いています、日本の「ヤマボウシ」に似て
アメリカ原産なので、此の「アメリカ ヤマボウシ」(亜米利加山法師)の名前が付いたとのこと
アメリカ原産らしく、大振りで華やかな花です、「ヤマボウシ」の花と比較すると ・ ・ ・
秋、葉が紅葉する頃、光沢が在る赤い楕円形の実を着けます。
アメリカに贈った「桜」の返礼として、日本に入ってきたことが、知られています。
ミズキ科、ミズキ属、耐寒性落葉高木、北アメリカ原産、学名 Cornus florida、英名 Dogwood
英名 Dogwood は、”犬の皮膚病を治した” からとか、”此の木で作った短剣を古い英名で Dog と言った” ので
此の名前が付いたとの2説が、載っていました。
下図は、「ハナミズキ」の花(総苞片)、中心部に花の本体が
次は、「ヤマホウシ」(山法師、山帽子)の実です。
「ハナミズキ」と花の形は、似ていますが、結実時になると、徐々に形が、変わってきます。
初夏、頭状花序に、小さな4弁の花を20個以上を球状に咲かせ、「ハナミズキ」では、集合果にならず
個々独立した実になりましたが、此の「ヤマホウシ」は、サッカーボールの様な模様が入った集合果に生ります。
赤く熟すと、果肉が、柔らかく甘い味がして、果実酒や生食ができます。
”山法師” とは、ユニークな名前ですが、花の形状からで、中央の頭状花序を法師の頭に喩え
白い総苞片を頭巾に喩えたからとか、葉が出た後に開花するので
「ハナミズキ」の花のような華やかさでは、負けます。
ミズキ科、ヤマボウシ属、耐寒性落葉高木、日本、朝鮮半島、中国に分布、学名 Cornus kousa
英名 Japanese flowering dogwood、Kousa dogwood、別名「ヤマグワ」(山桑)
下図は、法師の頭と頭巾に喩えられた花です。
<各画像は、クリックで拡大表示します>
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今年も「スズメウリ」(雀瓜)を育てます、生育の記録を随時載せていきます。
№ 18
白い縞模様が、ハッキリしてきました。