花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

冬、赤色

2017-12-31 | 植物 花

今年は、御世話になりました、来年も宜しくお願い致します。

大きな、大きな「獅子柚子」(Citrus  pseudgulgul) と 小さな、小さな「花柚子」 (C.hanayu) 

「シシユズ」=葯500~1000g、「ハナユズ」=葯40~50g

 

 

”冬、赤色” は、「チャイニーズハット」の 赤い花と「チャイニーズ ホーリー」の赤い実です。

 

<「チャイニーズハット」(「ホルムショルディア・サンギネア」)>

円形に平開する額が、昔、中国人が被る帽子に似てるので此の名前が付いたとか

萼の中心から、細長い筒状の花冠が立ち上がり、其等の色は、黄色、ダイダイ色等が有ります。

シソ科(クマツヅラ科)、ホルムショルディア属、常緑低木、アフリカ、インド、ヒマラヤ原産

学名 Holmskioldia sanguinea 、英名 Chinese hat plant、Cup and saucer

別名「テングバナ」(天狗花)、「カップ  アンド  ソーサー」、「マンダリンズ ハット」

 
 

上記の「ホルムショルディア・サンギネア」は、此の時季の花ですが

夏が、開花期の「ホルムショルディア・テッテンシス」H.tettensis が、有ります。

萼が、ピンク色、花が、薄紫色で、涼しげな夏の花です。

アフリカ原産、英名 Tahitian hat plant、Parasol flower、別名「タヒチアンハット」、「パラソルフラワー」

因みに、中国人の帽子は、下図の様な形です。*借用した画像*

”冬、赤色は、「チャイニーズ ホーリー」の赤い実です。

 「ホーリー」(西洋ヒイラギ)は、モチノキ科の総称、「チャイニーズ ホーリー」は、中国原産の「ホーリー」です。

葉が似ている日本の「ヒイラギ」は、モクセイ科ですので、別の植物になります、実も赤くなく、黒紫色です。

「ホーリー」Ilex aquufolium の葉より刺が少なく、帆掛け船の帆の様に4画なのが特徴です。

此の4角も成長に従って全縁になります、互生する光沢の有る濃い緑色の葉は、赤い実とのコラボで一層綺麗です。

「西洋ヒイラギ」と同様「クリスマス ホーリー」の名前でも知られています。

モチノキ科、モチノキ属、常緑低木、雌雄異株、小高木、中国、朝鮮半島原産、学名 Ilex cornuta 

英名 Chinese holly、別名「ヒイラギモチ」、「ヒイラギモドキ」

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「エクメア・ガモセパラ」が、蕾を着け始めました、開花までの様子を時折、載せていきます。

パイナップル科、エクメア属、ブラジル原産、学名 Aechmea gamosephala、別名「ブルーシャンデリア」

漸く、花が開いてきました、此の様な半開の状態で終わります。

次の花芽も出始めました、引き続き開花までの様子を挙げていきます。

№.4

 

<各画像は、クリックで拡大表示します>


冬に咲く(4)

2017-12-26 | 植物 花

サクラソウ科の「プリムラ」(Primula Hybrids)が綺麗に冴える時季を迎えます。

「プリムラ・ジュリアン」(Primula Pruhonicensis Hybrids)の薇咲きや

「プリムラ・ポリアンサ ’ゼブラブルー’」(P.polyanthus Group

「プリムラ・マラコイデス」( P.malacoides ) 等が、特に、目を引きます、来春頃迄愉しみます。


 

 

冬に咲く(4)には、「ベニジウム」と「キリタンサス」です。

<「ベニジウム」>

別名「カンザキジャノメギク」(寒咲き蛇の目菊)の名前が付いていますが、舌状花の中心の茶褐色の輪を

”蛇の目” に喩えたから、オレンジ色や黄色の舌状花との対比が鮮やかで、大きな眼の様に見えます。

開花期は、冬から早春で、花の少ない期間を補完してくれます。

頭状花序が、長い茎の先端に着きます、花色は、白、黄色、オレンジ等々、羽状、深裂して、互生します。

葉や蕾が、透明な毛で覆われて、キラキラと輝きます。

開花時間帯は、昼のみで、曇りや夜間には、花を閉じます。

キク科、ベニジウム属、半耐寒性一年草、南アフリカ原産、学名 Venidium fastuosum=Arctotis fastuosa

英名 Cape daisy 、別名「ケープ デ^ジー」、「ベニジューム」

春から咲き始める「デモルホセカ」(「アフリカキンセンカ」)Dimorphotheca sinuala (下図)に似ています。

 

 

葉や蕾は、水晶の様な毛が生えて輝きます。


「キルタンサス・マッケニー」も此の時季の花です。

尤も、5月頃から8月頃にも咲きます、地表から直ぐに細長い花茎を伸ばして、先端に10輪程で

花冠が6裂した花を咲かせます、花形は、細長い筒型、壺型、杯状と豊富です。

花の色は、赤、オレンジ、黄、ピンク、白等が有り、咲き方も上向に咲くもの、下垂するもの等が有ります。

代表種は、此の「キルタンサス・マッケニー」で、単に、「キルタンサス」と呼ぶ場合は、此の品種を指すようです。

甘い香りがします、「キルタンサス」の名前は、ギリシャ語で

キルトス(曲がった)、アンサス(花)を意味するとか

ヒガンバナ科、キルタンサス属、半耐寒性球根、南アフリカ原産、学名 Crytanthus mackenii

英名 Ifafa Lily、別名「フイフキスイセン」(笛吹水仙)

 

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冬に咲く(2)

2017-12-15 | 植物 花

「ハボタン」(葉牡丹)の季節になりました、色彩の少ない時季に彩りを添えます。


下図の様に染料を給水させて色付けしたものも販売されていますが、チョット不自然かな

前回の此の時季に咲く「エリカ」の 追加として「アワユキエリカ」と「エリカ’ファイヤーヒース’」を挙げてみます。

「アワユキエリカ」(淡雪エリカ)

枝が細かく分岐して、壺型の小さな桃色の花を多数咲かせるので、雪が積もった様な姿になります。

前回に載せた「ジャノメエリカ」に似ていますが、花は、小さいのが特徴です。

 一度、雪が積もった「淡雪エリカ」を視たいものです。

ツツジ科、エリカ属、常緑低木、南アフリカ原産、英名 Erica sparsa、別名「エリカ・スパルサ」

  
 
 

「エリナ ファイヤーヒース」も此の季節の「エリカ」です。

周年、此の花を観ることができますが、今の季節が、一番、花色が冴えるような気がします。

細長い筒型の花を房状に下垂させます、枝は、分岐せず、直立します。

花色は、朱赤、ピンク、橙、葉は、短い披針形で枝に生えるように着きます。

ツツジ科、エリカ属、半耐寒性常緑低木、南アフリカ原産、学名 Erica cerinthoides

英名 Erica fire heath、別名「エリカ・セリントイデス」

英名の Fire heath は、現地では、山火事の後に最初に花を咲かせるからとか



 ”ファイヤーヒース” の名前が付いていますが、下図の様なピンク色の花も

<各画像は、クリックで拡大表示します>


冬、白色(2)

2017-12-05 | 植物 花

本題の ”冬、白色” (2)の最初の白い花は「アロエ・アルビフロラ」です、「雪女王」の異名も付いています。

 冬には、屋内で開花させます、「雪女王」の異名が付いた、冬に相応しい花です。

細い茎の先端に総状花序を着けて、花冠が、釣鐘型で緑色の筋が入った白い花を咲かせます。

葉は、細く線形で、縁にギザギザが着きます、白い斑点が入って綺麗です。

ユリ科、アロエ属、常緑多年草、マダカスカル島原産、学名 Aloe albiflora=Guillauminia albiflora

園芸名 「雪女王」、白い色と気品が、名前の由来でしょうか。



 

周年花を咲かせる「エリカ ’ ホワイトデライト'」ですが、此の時季の花が、一番冴えている様な気がします。

純白の細長の筒型の花で、杉の葉に似た針形の葉とのコラボを愉しみます。

白い花色から、徐々にピンク色に変色する「エリカ・コロランス」の園芸種とのこと

ツツジ科、エリカ属、南アフリカ、ヨーロッパ(改良地)、半耐寒性常緑低木

学名 Ereica colorans cv.White delight、英名 Erica White Delight

 

 

 「スズランエリカ」(鈴蘭エリカ)も咲き始めました。

「鈴蘭」の花に似た壺型の花です、「ドウダンツツジ」(満天星躑躅)の花にも似ています。

枝先に3個の花を咲かせます、枝が、多く分岐するので、多くの花で溢れます。

ツツジ科、エリカ属、耐寒性常緑低木、南アフリカ原産、英名 Erica formosa 

英名 Channelled heath、別名「エリカ フォルモサ」

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