寒い冬の風物詩、サンピラー (太陽柱)Sun pillar が立つ季節になりました。
ダイヤモンドダストと同じ気象現象とか、光芒が輝きます。
呼応して、冬の花「アロエ・アルビフローラ」Aloe albiflora 、「雪女王」も咲き続けます。
”寒さが大好きな花” は、「ヨウシュクモマグサ」(洋種雲間草)の花です。
寒さが、大好きと言うより "平気” な花ですが、日溜まりが、好きなようです。
明るく、パステル調の色合いが、矢張り春に思いを馳せているようです。
開花期は、来月頃からですが、栽培種は、出回り初めています。
花茎を伸ばした先端に「梅」の花に似た花を上向きに咲かせます。
一般に、「クモマグサ」とも称されていますが、正確には、「ヨウシュクモマグサ」(洋種雲間草)
「セイウオウクモマグサ」(西洋雲間草)とのこと
日本の山岳地帯に生える「クモマグサ」(Saxifrage merkii var.idsuroei )とは別種になるわけです。
花の色は、白、ピンク、赤色が有り、ヨーロッパ原産種(4種位)の交配種とのこと
特にピンクの花の「サキシフラガ・ロザセア」(Saxifrage rosacea)等が、主品種のようです。
栽育は、少々難しくて、高山植物の栽育方法に準じます、挑戦してみては、如何でしょうか
ユキノシタ科、ユキノシタ属、耐寒性多年草、ヨーロッパ原産
学名 Saxiflrage cv.、英名 Irish saxiflrage
次の「チオノドクサ」も寒さに強い植物です、真冬から早春が開花期になります。
雪、霜、凍結も問題なく花を咲かせます。
別名「ユキゲユリ」(雪解百合)、英名も「グロリーオブザスノー」Glory of the snow
寒さには、平気なことを著わす命名ですか、雪を被った花弁が顔を出します。
「チオノドクサ」の名前は、ギリシャ語でも、Chion + doxa <雪+輝き>の意味とか
キジカクシ科、チオノドクサ属の総称とのことですので、花色等の違いで、数種の品種が有る様です。
主な品種は、「チオノドクサ・フォーブシー」Chionodoxa forbosii
「チオノドクサ・ルシリアエ」C.luciliar、「チオノドクサ・ギガンテア」C.gigantea 等々が主な品種です。
キジカクシ(ヒヤシンス)科、チオノドクサ属、地中海沿岸、西アジア原産
学名 Chionodoxa spp.