今回も、”初夏の彩り” として、色彩豊かなゴマノハグサ科の花「カルセオラリア」と
「ネメシア・ケイランツス」を挙げてみました。。
両者、奇妙な形の花を咲かせるゴマノハグサ科の花です。
最初は、「カルセオラリア」 、別名 「キンチャクソウ」(巾着草) です。
<「カルセオラリア」>
花弁の下側が袋状になっているので、奇妙な形に見える花が咲いています。
多数の品種が有る様で、中には、鑑賞に耐え難いものも視られます、<個人の感想ですが>
形も球状、扁平、大輪、小輪、花の色も赤、黄、オレンジ、紫、斑入り、ツートンカラーと豊富です。
多く植栽される品種は、ヘルビオヒブリダ種 Calceolaria × herbeohybrida のことですが
鮮やかな黄色の小花を、長い花茎に多数咲かせる園芸種 「カルセオラリア・フルティコブリダ ´ミダス`」
Calceolaria fruticohyrida ´Midas` 等が “濃厚 怪奇” な他の品種に比べて落ち着きます。
ゴマノハグサ科、カルセオラリア属、秋撒き一年草(常緑多年草)
チリ、メキシコ、ペルー原産、学名 Calceolaria Hybrida
尚、「カルセオラリア」とは、ラテン語の Calceolus で、<スリッパ>を意味するとか、将に、<巾着>と<スリッパ>です。
其の所為か、英名 Slippa flower 、他に、Pouch flower 等の名前が付いています。
スリッパより巾着やポーチ方が相応しい形かな
下図は、低木性の「カルセオラリア・インテグリフォリア」 Calceolaria integrifolia です。
別名「キダチカルセオラリア」(木立カルセオラリア)
最期も、面白い形の着けるゴマノハグサ科「ネメシア・ケイランツス」です。
多年草の「シュコンネメシア」(宿根ネメシア、ネメシア・カエルレア)や
一年草の「ネメシア」(ウンランモドキ)等は、“ネメシア” として知るところですが
奇妙な花の形の「ネメシア・ケイランツス」は、同 じ「ネメシア」かと疑いたくなります。
花弁の上唇には、長細い切込みが在り、”流星の尾” の様に見えます。
白い色をしていて、下唇は、黄色で、紫の斑が入ります、平たい形です、葉は、披針形で対生します。
愛称に、「ネメシア ´シューテングスター`」、「ネメシア ´マスカレード`」が付いています。
“流星” 、”仮面舞踏会” Shooting Stars 、Masquerade で、どちらも的を射ている命名です。
学名 Nemesia cheiranthus 、英名 Crested cape snapdragon
他に「ネメシア」には、別名「ウンランモドキ」 Nemesia stromosa 、「ネメシア・カエルレア」
別名「シュッコンネメシア」 N . caerulea 等々が有ります。
可愛い動画だったので、再度載せてみました。