最初は、「アサリナ」の花です、同じゴマノハグサ科の「キンギョソウ」に似たベル型の花を咲かせます。
<「アサリナ」Asarina spp.>
幾種かの種類が有りますが、一般に「アサリナ」は、「アサリナ バークレアナ」Asarina barclaiana を指すとのこと
他に、「バークレアナ」より葉、花が大きい種類や蔓状にならない種類が有ります。
別名に「ツタバキリカズラ」(蔦葉桐葛)が付いていますが
葉が「ツタ」(蔦)に似て、花が「桐」の花に似ているからとか
ゴマノハグサ科、アサリナ属、蔓性多年草、メキシコ、北アメリカ、ヨーロッパ原産
学名 Asarina barclaiana、別名「ツタバキリカズラ」、「ツルキンギョソウ」(蔓金魚草)
*尚、蔓状にならない種類は、「アサリナ・スカンデンス」A.scandens*
蔓状にならない種類や 葉が大きい種類など
次は、「ケロネ」です、「キンギョソウ」(金魚草)に似た花を茎の先端に穂状に咲かせます。
<「ケロネ」>
草丈が、高いので切り花に多く利用されます、「ケロネ」の名前の由来は、ギリシャ語で<亀>を意味するとか
花の形が、亀に似ているからとのこと、確かに似ているかも ・ ・ ・
英名も pink turtle head です。
ゴマノハグサ科、ケロネ属、耐寒性多年草、北アメリカ原産、学名 Chelone oblique
= C.lyonii、別名「リオン」、「チェロン」、「ケローネ」、「ジャコウモドキ」(麝香擬)
早生種の「スピードリオン」、「リオン」は、学名の lyonii から
我が家の亀吉と比べてみました、如何でしょうか、似てないですか、でも雰囲気は ・ ・ ・
他の画像は、gif にしました。
今頃のゴマノハグサ科の花には、「マレイン」Verbascum bombyciferum
「アンゲロニア」Angelonia が、有りますが、長くなるので次回に回します。
(今回は、画像を各1枚のみ)
下図=「マレイン」(パーパスカム・ボンビシフェルム」
下図=「アンゲロニア」
<各画像は、クリックで拡大表示します>
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以下は、昨年載せた記事ですが、御好評(?)につき、抜粋して再度載せてみました。
今が盛りのキク科の花3種挙げてみました、「カルドン」、「アーティチョーク」、「ドイツアザミ」
秋の「菊」に先駆けて、今が開花期の花達です。
「カルドン」
青紫色の「アザミ」に似た花を咲かせます、萼に鋭い棘が有ります。
野菜として、古代ギリシャ、古代ローマ時代から栽培していたとか、今でも、イタリア、スペインでは
種々の料理の材料としている由、「アーティチョーク」の野生種とのことですので頷けます。
「アーティチョーク」の様に、蕾や茎を食べるのは、同じだとか
一見、刺々しいので、「アーティチョーク」の様に食べられるのかと思うのですが
認識不足でした、料理法が多数載っていました。
キク科、チョウセンアザミ属、耐寒性多年草、地中海沿岸原産、学名 Cynara cardunculus 、英名Cardoon
葉も刺々しい姿です。
「アーティチョーク」
上に載せた「カルドン」に似た花を咲かせますが、重り合った萼には棘が無く、先端が、滑らかです。
野生の「カルドン」の改良種とのこと、蕾、茎を食用にすることで知られています。
特に、ヨーロッパでは、食材として多く利用されているようです。
キク科、チョウセンアザミ属、耐寒性多年草、地中海沿岸原産、学名 Cynara scolymus
英名 Artichoke、Globe artichoke、別名「チョウセンアザミ」(朝鮮薊)
下図は、 料理に使う蕾
葉も「カルドン」の葉に比べて滑らかな感じがします。
最後に、色鮮やかな「ドイツアザミ」です、日本の「ノアザミ」の園芸種とのことで、日本で作出されたようです。
鋭い棘が、象徴する「ノアザミ」(野薊)の面影が有りますが、花色は、一段と濃い色になっています。
キク科、アザミ属、常緑多年草、学名 Cirsium japonicum cv.、英名Japanese Thistle
別名「ハナアザミ」(花薊)
<各画像は、クリックで拡大表示します>