「ケイトウ」(Celosia argentea var.cristata) の季節です、「トサカケイトウ」(鶏冠鶏頭)や
「ウモウケイトウ」(羽毛鶏頭)が、普段、多く目にする品種ですが、今日は、「ノゲイトウ」(野鶏頭)
別名「セロシア」(Celosia)、「クルメケイトウ」(久留米鶏頭)、「ヒモケイトウ」(紐鶏頭)
「ハケイトウ」(葉鶏頭)を挙げてみます、チョット変わった姿です。
「鶏頭」は、ヒユ科、ケイトウ属、非耐寒性一年草、アジア、アフリカ原産、英名 Plumed cockscomb
「ノゲイトウ」(野鶏頭)Celosia argentea Spicata Group
花序が、”ローソクの炎” と表現されて、「ケイトウ」とは、違った形です。
草丈が、1M以上にもなりますが、最近は、草丈が低い園芸種が、多く視られます。
下図は、園芸種の「セロシア・ベネズェラ」(Celosia argentea 'Venezuela' )
下図は、鶏冠状の花序が、球状になった「クルメケイトウ」(久留米鶏頭)
次は、上に載せた2種と<科>は同じですが、< 属>が違う「ハゲイトウ」(葉鶏頭)です。
”近縁ではあるが、仲間では無い” と言ったところですか ・ ・ ・ 微妙な関係で、身につまされる思いです。
Celosia は、花を愛で、「ハゲイトウ」Amarsnthus は、葉を愛でるのです。
多彩な色合いは、秋を演出するものの一つです。
最初、茎に緑色の葉が着き、徐々に、先端の葉が、赤や黄色に色着きます。
花は、葉の裏側に球状に着き、見栄えがイマイチなので、見落とします。
ヒユ科 ヒユ(アマランサス)属 非耐寒性一年草、熱帯アジア原産、学名 Amaranthus tricolor
別名「ガンライコウ」(雁来紅)・ ・ ・ 秋雁が、飛来する頃が、見頃になるからとか
花は、確かに見栄えが ・ ・ ・ 葉の方に目が留まります。
最後の ”鶏頭” は、「アマランサス」です、「アマランサス」は、ヒユ科、ヒユ(アマランサス)属の
総称とのことで、今日挙げる「ヒモケイトウ」(紐鶏頭)も代表的な植物です。
上に載せて「ハゲイトウ」と同じで、花は、花らしくなくて、穀物と言った方が、適切です。
「ハゲイトウ」が、花の代わりに、葉をアピールする代わりに、「アマランサス」は、種子を穀物として
アピールするのです、”スーパーグレン” として、世界保健機構(WHO)のお墨付きです。
「アマランサス」の中でも、今日、挙げる「ヒモゲイトウ」(紐鶏頭)は、一番栽培されているとのこと
ネットで検索しても、食材、薬効、レシピの記事で、花自体の記事は、少ないのです。
古代インカでは、穀物として、食用に栽培していたと記されていました。
「アマランサス」の学名は、ギリシャ語(アマラントス)で ”花が、萎れない” 意味とか
萎れそうもない花の様子なのは、確かです。
ヒユ科、ヒユ(アマランサス)属、学名 Amaranthus caudatus、英名 Pigweed 、Amaranth
別名「センニンコク」(仙人穀)
<各画像は、クリックで拡大表示します>