今回の ”秋の宝石” シリーズは、「ピラカンサ」と「コトネアスター」の赤い実です。
<「ピラカンサ」の実>
「ピラカンサ」Pyracantha Hybrids とは、バラ科、トキワサンザシ属の総称とのことで
ヨーロッパ南部からアジア南西部原産の 「トキワサンザシ」(常磐山査子)Pyracantha coccinea や
黄色で、中国南部原産の「タチバナモドキ」(橘擬)P.angustifolia 等が含まれるとのこと
以下に載せる「タチバナモドキ(橘擬)」の実に似ています。
5~6月に懸けて、白い小さな花を咲かせます。
赤い色は、小鳥達の格好の目印、種子を遠くに運びます、枝には、鋭い棘が在るので、注意
耐寒常緑高木、ヨーロッパ、中国原産
「ピラカンサ」の花は、初夏に「ユキヤナギ」の花に似た白い小さな花を咲かせます。(下図)
下図は、「ピラカンサ」の一種「タチバナモドキ」 Pyracantha angustifolia の黄色い実です。
次は、「コトネアスター」の実です。
「コトネアスター」は、バラ科、コトネアスター属の 総称とのことで、多くの品種が有ります。
一般に、「ベニシタン/紅紫檀」(Cotoneaster horizontalis)を「コトネアスター」と呼ぶ場合が多いようです。
枝が、下垂するもの、立ち上がるもの、匍匐性のもの、常緑、落葉のものと多種に渡ります。
今日は、「ベニシタン」(「シャリンバラ」)より大きな葉と実を着け、蔓性の
「コトネアスター サリシフォルム ´オータム ファイヤー`」(C.salicifolium cv.´Autum Fire`)を挙げてみました。
上に挙げた「ピラカンサ」の実に似ていますが、「ピラカンサ」には、 枝の棘や葉の鋸歯が無いので区別可能です。
バラ科、サンザシ(シャリントウ)属、中国、インド、チベット原産、英名 Rockspray cotoneaster
匍匐性のものを “建築家の友人” と呼ぶとか、また、学名の cotone は、 「マルメロ」の古いラテン語で
ーaster は、-に似る意味とか、実の形が、「マルメロ」の実と花に似たところが有ります。
初夏の頃に下図の様な白い小さな花を咲かせます。
下図が、一般に「コトネアスター」と称される「コトネアスター・サリシフォルム」より小さな実と葉を着ける
「コトネアスター・ホリゾンタル」 Cotoneaster horizontalis です。
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今日の過去の記事も ”秋の宝石” と題したものでした。
秋の ”宝石” (5)
今日の <秋の ”宝石” (5)>は、同じくルビーに見立てた「オオミサンザシ(オオサンザシ)」、「チェッカーべリー」です。<「オオミサンザシ」(大実山査子)>「サンザシ......